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ご挨拶 テーマ1チーム強化と選手育成について 質疑応答1 テーマ2サッカースタジアム建設について

テーマ3試合運営について テーマ4顧客戦略部の取り組みについて 質疑応答2

チーム強化と選手育成について(足立修 強化部長)

【2017シーズン振り返り】

 皆さま、こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。まずは昨年、ここにいらっしゃる皆さまにも熱いご声援を賜り、誠にありがとうございました。そして山本が申した通り、不甲斐ない成績で、ご心配、ご不安をおかけし、皆さまを失望させた1年となり、深くお詫び申し上げます。

 残り3試合、特にアウェイの神戸戦とホーム最終戦のFC東京戦での皆さまの熱いご声援には感謝しております。皆さまの声援が最後に選手を躍動につながりました。試合前、スタジアムに入ったとき、選手一同、涙ながらにウォーミングアップを開始して、ミーティングをして、ピッチに入りました。本当に皆さまに助けられた残留だったと思っております。そういった状況を招いた我々も含めて、申し訳なかったことを心よりお詫び申し上げます。

 それでは昨年の反省から話をさせていただきます。ご存じの通り、成績は8勝9分17敗、得点は32、失点は49。この数字が物語っていたと思います。シーズンの頭からケガ人が出て、開幕を迎えてしまいました。プレシーズンは非常に良かったのですが、開幕してからは得点力不足、攻撃の連係不足、それによる自信喪失、守備の崩壊という、負のスパイラルが見受けられたのではないかと分析しております。

 そして、監督の交代。森保一監督からヤン・ヨンソン監督に代わりました。このとき、まず守備をしっかりしようと、失点を減らし、確実に勝点1を取るというプランに思い切って舵を切りました。勝点1の重みが最後に重要になり、勝点1差で残留できた。勝点の重みが分かったシーズンだったと思っております。先ほども申した残り3試合では、残留できるのか、降格するのかという順位で、内容はどうあれ、選手たち、我々も含めて、もう一度原点に戻りました。フォーメーション、戦術、そういったものではなく、まず走る、ハードワークする、相手に1対1で競り勝つ、気持ちで勝る。練習からケガも恐れず、体ごとぶつかっていくような開き直りができたのかなと思っております。

【2018シーズンの新体制について】

 それを踏まえて、今季は城福浩監督に来ていただきました。今季は昨季の経験を生かすシーズンにしたいと考える中で、もう一度考えたのは、我々が目指すサッカーは何なのかということ。昨季は森保監督がボールを握るサッカーを目指し、そこが崩壊してしまいました。ヨンソン監督は、まず4バックにし、守備の重要性を再認識させました。その結果、3バックと4バックを習得できたと考えております。その両面をクラブとしての財産、今季の武器にしようという思いで、城福監督を招へいしました。

 城福監督は日本サッカー協会で各年代の代表チームの指導を経験され、そのときはボールを握る、人もボールも動くフットボールを実践されていました。柿谷曜一朗選手、水沼宏太選手(ともにC大阪)といった、今のJリーグで頑張っている選手たちを発掘されております。その後はFC東京で攻撃的なフットボールをされました。そのときは、日本代表のゴールキーパーに選ばれている権田修一選手や、インテルにいる長友佑都選手、森重真人選手といった若い選手を起用して、(Jリーグヤマザキ)ナビスコカップを制覇しました。その後はヴァンフォーレ甲府で指揮を執り、J2からJ1に昇格させ、J1に残留させた。そのときはベテランを中心にチームを構築し、それまでと180度違う守備重視、堅守速攻のフットボールをされています。

 城福監督は就任会見、またミーティングでもおっしゃいましたが、ウチの主力選手は、まだまだベテランではない、中堅だと。そういう中堅と若手をうまく融合していただきたい。そして、二面性ですね。昨年、習得した4バック、しっかりしたディフェンスと、もともと持っていた攻撃という両面を武器に、表に出したフットボールを実行していこうと、招へいしました。それを我々の強みにすることにトライしていきたいと思っております。

 ただ、シーズン序盤で昨季のように勝点が積み上がらないと、なかなか選手たちも自信を持てず、目指すものを失っていく可能性があります。最初はチーム構築に時間がかかるかもしれませんが、まずは勝点にこだわり、1でも取る。失点はゼロに抑え、1つでも得点を重ねる、といったフットボールになるかと思います。新たな城福フットボール、新たなサンフレッチェのフットボールを作り上げてもらいたいと思っております。

 城福監督の強みは、非常にコミュニケーション能力が高いことです。対話を重視していて、ピッチではものすごく熱いですが、普段は紳士で、論理的な指導を具現化し、はっきり選手たちに落とし込める監督です。

 選手たちの今季にかける思いは、非常に強いものがあります。今週から自主練習が始まり、ほぼ全員の選手が一緒にトレーニングしておりますが、今季ヘの思いは選手全員、今まで以上です。昨年の残像がまだいろいろと残っていると思いますが、選手たちの思い、クラブの思い、監督の思いを来週から始まる練習、そしてタイ、宮崎のキャンプで高めていきたい。年間を通して良いこと、悪いことが起きるでしょうが、風通しの良いチーム環境を作っていきながら、素早く敏速に物事を解決し、共通理解をした上で、今年のチームスローガンである『ICHIGAN(一丸)』『一枚岩』となり、一つの気持ちで、目標を持って戦える良いチーム状態を、早く作っていきたいと考えております。

 監督の人選に伴い、コーチングスタッフも代わりました。もう一度、クラブとして原点に戻ろうと。それが何かと言いますと、アカデミーを含めた育成です。選手を育てるための指導者の育成、共通理解、レベルアップ、認識アップというところでも、城福監督には一役買っていただこうと、組織変更をいたしました。城福監督は日本サッカー協会での指導者育成にも長けておられるので、アカデミーの選手指導にもコミュニケーションを取ってもらいます。

 今まではトップチーム、ユース、ジュニアユース、ジュニアで、若干の分断があったように反省しております。年代によって、トップチームと同じサッカーはできないと思いますが、指導者は同じ意識を持っていなければならない。我々のクラブには、城福監督、ユースの沢田謙太郎監督と、いろいろな監督がいますが、サンフレッチェとして考え直しているのは、監督は城福監督であり、以下トップ、アカデミーの指導者は全員一律のコーチだということ。週に一度、アカデミー以下のスタッフが集まってのミーティングを常にやっておりますが、そのあたりを、さらに強化していこうと思っております。

 その流れで、トップチームのコーチングスタッフですが、ヘッドコーチは、昨季までコーチをやっておりました中村伸が就任しました。森保監督、ヨンソン監督のときもコーチを務めており、チームを掌握しております。そして、ジュニアユースの迫井深也監督を、コーチとして招へいしました。ジュニアユース年代を指導してきており、現在トップに昇格している選手たちの掌握は十分にできております。そして、沢田謙太郎コーチ兼ユース監督。現役を引退した後はサンフレッチェのトップコーチ、ジュニアユース監督、ユース監督を務め、森ア和幸、青山敏弘とは現役時代に一緒にプレーし、引退後は川辺駿などの選手をジュニアユースで教えています。現在のユースからの昇格選手(川井歩、川村拓夢)は沢田コーチの教え子です。こういった風通しの良いコーチングスタッフにしております。彼らもいずれ今までの経験をぶつけ合いながら、未来のサンフレッチェの指導にあたってもらいたい。そして、今までの歴史を城福監督につなげてもらいたい、という構成にしております。

 そして、新たにフィジカルコーチを招へいしました。専門性が高く、医学的な体の構造など、テクニカルなことだけではできない指導ということで、池田誠剛フィジカルコーチを招へいしました。ご存知の方も多いかと思いますが、2012年ロンドン・オリンピックで韓国代表のフィジカルコーチを務め、2014年ブラジル・ワールドカップでも韓国代表のフィジカルコーチを務めました。その後、元日本代表監督の岡田武史さんとともに中国へ行き、元韓国代表監督の洪明甫(ホン・ミョンボ)さんの下でもフィジカルコーチを務めるなど、経歴は申し分ない。日本の第一人者のフィジカルコーチです。Jリーグが発足し、各クラブが初めてフィジカルコーチを置くようになったとき、日本人として初めてプロのフィジカルコーチになられた方です。狙いは、今の中堅選手のコンディションをもっと上げていこう、若い選手の体も鍛えていこう、ということ。メディカルチームとともにケガ人をなくし、中堅選手のコンディションをもう1ランク、2ランク上げて、若い選手も鍛えて、もっと体を作っていこうという意図で招へいしました。

 下田崇GKコーチが抜けた後には、加藤寿一GKコーチが入ります。クラブが設立された25年前から最も在籍期間が長いコーチで、ジュニアユース、ユース、トップ、全てのカテゴリーを経験しております。林卓人も2001年の加入当時は望月一頼コーチとともに、加藤コーチの指導を受けました。大迫敬介もユース時代に指導を受けており、選手たちの弱点、強みを分かっております。そういったものをすべて監督、選手たちと共有しながら、このコーチングスタッフと進んでいきたいと思っております。

 選手では、川辺駿、吉野恭平が期限付き移籍から復帰してくれました。川辺はジュビロ磐田で主力に成長し、吉野も京都サンガではゲームキャプテンとしてチームの中心で戦い、自信を持って帰ってくることになりました。

【若手選手の期限付き移籍について】

 若手選手を期限付き移籍させることに対し、ご意見をいただいております。我々のクラブの考えとしては、確かに生え抜きとして、サンフレッチェの中で育てていくことがベストだと思いますが、競争もあると、なかなか試合には出られません。良い時期に試合経験を積ませてやりたいし、本人たちも積みたいと考えています。川辺はジュビロ磐田で主力として良い経験もしましたが、苦い経験もしています。最後はサンフレッチェで、中盤のレベルの高い選手を上回るために、経験を積みたい、経験を積んで帰ってくるんだ、という思いで3年間、頑張ってくれました。自信がついたところで復帰を決意し、勝負します、と戻ってきました。

 選手たちが、チームに在籍しているだけでいいのかどうか。やはりプロである以上、試合に出て経験することが必要ではないかと思っております。監督がポジションを与えるのではなく、選手が勝ち取らなければならない。ですが、3度も優勝を経験したベテラン、中堅選手たちのクオリティー、経験、メンタリティーは、高卒1年目、2年目では抜くことは、なかなか難しい。そこで先ほどの話に戻りますが、そういった意味でも我々はもう一度、アカデミーの部分からレベルを上げていかなければならないと考えています。10〜15年前に、若い選手がすぐ試合に出て活躍し、レギュラーになった時期もありますが、今は在籍している選手たちの経験値が上がっています。

 アカデミーは岐路に立っていると考えております。今はユースもジュニアユースも、各都道府県にJリーグ各クラブのアカデミーが存在しています。10年ほど前までは広島だけでなく、県外からも良い選手を獲得できましたが、各地域のJクラブが強化・育成を始めており、他のエリアから獲得することが難しくなっているのが現実です。どのチームも、自分の地域から選手を育てていく。これが本来のJリーグのスタンスだと認識しているクラブは多いです。その中で、我々は育成全体を見直さなければならないのではないかと考えており、今季はそこにも目を向けながらやっていこうと考えております。

 期限付き移籍から復帰しなかった野津田岳人、宮原和也、増田卓也に関しては、何度も本人たちと話をしました。ただ、川辺、吉野に比べると、まだまだ自信がない。野津田は2年前にアルビレックス新潟に行きましたが、なかなか試合に出るチャンスがありませんでした。昨季、清水エスパルスに半年行った後、後半からベガルタ仙台で試合に出始めて、やっと仕事ができはじめました。それもあって、まだ待ってください、必ず自信を持って帰れるようになります、ということでした。宮原も昨季、名古屋グランパスで全試合に出場しましたが、まだサンフレッチェに帰ってやれる自信はない、と。

 増田は昨季、V・ファーレン長崎でJ1に昇格しました。ただGKはレギュラーの枠が一つしかない、難しいポジションです。昨季、中林洋次も苦しんだと思いますが、シュート、クロスボール、ハイボールなどのJ2とJ1のレベルの違いを、増田本人も実感しております。J1で1年間ピッチに立ち、そして必ずサンフレッチェに戻ってきます、ということでした。

【補強について】

 補強では、両サイドを強化しました。仙台や大宮アルディージャで活躍していた左サイドの和田拓也と、徳島ヴォルティスの馬渡和彰。馬渡はアタッカーで、非常にスピードがあり、攻撃面で特徴を持っています。昨季は徳島で9アシスト、J2でも上位のアシスト数を記録しました。和田は左サイドがメインですが、右サイド、ボランチもできる、非常にユーティリティーな選手です。

 広島のサイドには2015年、柏好文、ミキッチ、清水航平、山岸智が在籍していました。サイドが充実していたとき、チームも調子が良かったわけです。やはりサイドが充実し、アグレッシブに戦えているときは中盤でボールを動かしやすいということで、城福監督と話しながら補強を進めました。

 さらに、昨季は得点力不足でした。そこで得点力アップのために、タイのティーラシンと、地元の広島皆実高校出身の渡大生を獲得しています。渡は昨季、J2で日本人トップの23得点を挙げました。川辺も含め、彼らの得点力を期待して補強しました。また、昨季は非常に悔しい思いをした工藤壮人も、復活を目指しています。さらに、パトリック。昨季は膝のコンディションの問題がありましたが、彼の今季に懸ける思いは非常に強いです。先週ブラジルから帰ってきて、昨日もミーティングをしましたが、ブラジルでも膝のリハビリをずっとやっていて、体重もベストに合わせてきています。本人は優勝と得点王を狙っているとのことですので、今季は得点力にぜひ期待してもらいたいと思っております。

 DFは千葉和彦、水本裕貴といった選手がおりますが、今季は野上結貴、吉野、佐々木翔にも期待したいと思っております。若手、中堅、ベテランの競争を、もう一度やってもらいたい。新監督の下、フラットな横一線で、誰もレギュラーは保証されていません。週明けの練習から競争、さらにチームの融合と進むことに、皆さまご期待ください。

 昨季は、勝点1の重みを学びました。一つずつ、一つずつ積み上げて、できるだけ早く勝点30台後半を獲得した上で、そこから上位を目指すという思いでやっていきたいと思います。まず残留圏内を早く勝ち取るという思いで、勝ちにこだわる1年にしたい。そして、そのプロセスを選手たち、コーチングスタッフ、我々も含めて、楽しめるようにしたい。やはり選手たちが楽しめなければ、皆さまも楽しめないと思います。昨季ピッチで、選手たちの苦しい表情しか見せられなかったことには、心からお詫び申し上げます、今季は充実した表情で練習に臨み、エディオンスタジアム広島では良い表情で試合に臨み、試合後に皆さまと歓喜の笑顔になれるようにやっていきたいという強い思いでおります。今年1年、よろしくお願いいたします。

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