MAZDA Be a driver(9月中旬に更新予定)
  • 三共ディスプレイ 日本Hp キャリアカレッジジャパン
  • 日本Hp キャリアカレッジジャパン セールスフォース
  • キャリアカレッジジャパン セールスフォース 三共ディスプレイ
  • セールスフォース 三共ディスプレイ 日本Hp

テーマ1クラブについて テーマ2チーム強化と選手育成について テーマ3サッカースタジアム建設について

テーマ4試合運営について テーマ5スタジアムイベントについて

チーム強化と選手育成について(足立修 強化部長)

【チーム編成について】

 皆さんこんにちは。冒頭に社長の織田より話がありましたが、先ほど、今シーズンの新加入会見が無事終了しました。ご存知とは思いますが、工藤、中林、稲垣、フェリペ・シウバ、新卒の松本、昨年9月にユースから昇格したヘンリーも合わせると新たに6名が加わり、今のところ28名で、明日から2017シーズンをスタートすることになりました。

 年末、いろいろとご心配されたことがあったと思います。佐藤寿人選手を筆頭に前線のタレントがいなくなるという不安要素がありました。後ほど説明しますが、複数名の若手選手が、期限付き移籍をしたことも、不安要素につながったのではないかと思います。

 まず今年は、昨年度の反省をふまえながら補強を進めました。前線の選手が手薄になるということで、工藤選手とフェリペ・シウバ選手が加入しました。ただ、攻撃陣の穴埋めということではありません。

 昨年は1つでもタイトルを獲りに行こう、チャンピオンシップに出よう、もう一度、クラブワールドカップにも出場しようという思いで、全身全霊で戦ってまいりました。コンディションを含め難しい状況の中、選手たちは本当によく頑張ってくれました。夏には苦しい状況が続きました。浅野選手の移籍もあり、アンデルソン・ロペス選手を補強しました。

 皆さんも見て感じていたと思いますが、昨年は攻撃のところで閉塞感があったように思います。何か躍動感がない、前線が詰まっている。点が取れず、最後に失点して負ける。そのゲームで1つでもドローや勝ちが拾えていれば、たらればの話にはなりますが、チャンピオンシップには出場できていたと思いますし、悔しい思いをしました。

 その中で、優勝した2015シーズンは、浅野選手がいてドウグラスがいて、非常に躍動感がありました。前線の選手が走ることで、守備から攻撃、攻撃から守備の切り替えに対するアクションが、前線からあったんです。昨年は夏場以降、そこが足りなかったのではないかということで、工藤選手、そしてフェリペ・シウバを獲得しました。

 工藤選手はご存知の方も多いと思います。柏レイソルに在籍していたときには、我々も非常に苦しめられました。代表でも結果を残している、非常に動き出しの速い選手です。全盛期の寿人選手のような動き出し、浅野選手のようなゴールに対する姿勢、ダイナミックな長い距離を走る動き。日本のトップクラスの選手を獲得できたと思います。

 そして、フェリペ・シウバ選手ですが、タイプとしてはドリブルが得意な選手です。相手がブロックを作り、引き気味で前に出てこない試合が何試合かあったと思います。そこを打開するためには、ボールをつないでパスを回すだけでは難しい。フェリペ・シウバ選手は、ドリブルを得意としており、1人2人と十分にかわしていくことができます。そうすると数的優位ができるため、ゴールチャンスが増えるのではということで、違うタイプの選手を置いた補強を行いました。

 攻撃のバリエーションを作ること。そして攻撃から守備のところ。昨年は前線のディフェンスが緩かったのでは、と分析しています。優勝した2015シーズンの一試合平均失点が、0.88で、昨シーズンは1.22でした。浦和もそうですし、過去のチームもそうですが、おおよそ1を切らないと、優勝争いに絡めません。得点も必要ですが、まず失点を減らすことが大切です。我々の分析では、失点の増加はボランチから後ろのDF陣、ゴールキーパーの責任ではないと思っています。やはり前線からのディフェンス、プレッシャー。チーム全体で一体感をもって守備ブロックを作り、前からプレッシャーをかける。これが若干、緩かったと分析しています。工藤選手、フェリペ・シウバ選手は、攻守に渡って運動量がありディフェンスもできる選手です。昨年度の課題は、この補強でクリアできるのではないかと思っています。2年前のように、前線からの守備で失点を減らして、どんな状況でも勝ち切る。それを今季のスタイルとして、森保サッカーをやっていきたいと思います。毎年、優勝争いしたいですし、タイトルを目指して戦っていきます。

 森保監督もよく話しますが、我々のスタンスは、一戦必勝。勝点1でも取る。3が取れれば一番いいのですが、とにかく勝点を取って積み上げる。最初に我々が目指すのは、勝点40です。毎年、残留争いは36〜40のラインということもあり、まずは40ポイントを、どんなことがあっても取る。そこは石にかじりついてでも取るんだ、ということをチーム目標においてスタートします。

 そして、J1残留がほぼ決まってから、さらに高みを目指す。優勝ラインは、7月〜8月の頭くらいには40ポイントを取れている状況です。そうすると、選手も非常にリラックスできており、次の高みに臨みやすくなります。肩に力が入らずに、新たな力を出せる状況に、早くもっていき、できれば優勝争いをしてチャンピオンを取りに行きたいと思っています。まずは今シーズンも勝点40、J1残留を目指して戦っていきたいと思います。

 チームがJ1であり続けることが、我々のミッションです。そこから高みを目指します。J1残留だけではないですが、毎年、最低限のミッションを達成するために力を注ぐ。そういう気持ちでスタートしていますので、よろしくお願いいたします。

【佐藤寿人選手の移籍について】

 皆さんからいただいたアンケートや質問としては、大きく分けて2つありました。若手選手の育成と期限付き移籍、佐藤寿人選手の移籍について、できる限りお答えします。

 まずは寿人選手の移籍についてです。話が出て、すぐ決まったように見えますが、我々はそれまでに長い時間を費やして、社長とともにクラブとしても、彼と膝を突き合わせて面談し、残留要請をしてきました。彼もそれは重々承知の上で、最後までサンフレッチェのユニフォームを着て引退したいという気持ちでいたようです。一方で、名古屋も彼を必要とした。最後は、我々も彼の思いを尊重しました。サンフレッチェの佐藤寿人である前に、サッカー選手としての佐藤寿人。試合に出て、チームに貢献したい、という思い。サンフレッチェでは出場時間が年々減っており、チーム内の競争で若い選手もいます。それは彼も重々承知していました。ただ、Jリーグ発足当時からある名古屋グランパスというビッグクラブがJ2に落ち、それを自分の力でJ1に昇格させることの方が、彼にとっては大きかったようです。

 以前、我々がJ2に落ちたとき、彼が先頭になって残留宣言をし、みんなを引き止めてJ2を戦った、という印象が強くあります。彼の性格でもあり、頼まれた男気でなんとかしたいという、いちサッカー人としての強い思いがあるのでしょう。彼は広島の佐藤寿人だと思いますが、それ以前に日本の、Jリーグの佐藤寿人でもあります。日本のサッカーのために困っているところがあれば、どこへでも行きたいという思いが、彼の性格であり皆さんに愛される理由の1つだと思います。

 現役生活も残り長くはないと思います。サッカー人としての佐藤寿人選手の思いを汲んだということで、ご理解いただけたらと思います。我々は何度も話をしました。彼も涙ながらに残留要請を聞いてくれましたが、彼自身、サッカー選手としての佐藤寿人を選んだということで、応援していただければと思います。

【若手選手の期限付き移籍について】

 次に移籍についてです。J2に多くの若手選手が期限付き移籍したのはどうしてなのか、という質問を数多くいただきました。正直、我々も皆さんと同じ気持ちです。クラブに残って競争に勝ち、レギュラーを取ってもらうのがベストです。競争に勝ってポジションを取って世代交代してもらいたい。そういう育成がベストだと思っています。数年前であれば、例えば磐田や名古屋が川辺選手を貸してください、宮原選手を貸してくださいと連絡があったとしても、我々がダメだ、と言えば終わっていました。ただ、今はJ1の選手の8割くらいに代理人がついています。代理人に情報が入るのが先になるため、選手の耳にも移籍のオファーは入ります。面談で、どこからオファーがありましたか?ときかれて、嘘はつけません。そういうことをすると、彼らとの信頼関係がなくなります。そのため正式なオファーがあれば選手に伝えます。私もそうですし、社長もそうですが、サンフレッチェとして選手の説得はしません。納得して判断させます。

 それはなぜなのか。説得しろと言われるかもしれませんが、この厳しいリーグ戦、タイトなスケジュールの中で一致団結して戦っていくのが、サンフレッチェというチームです。苦しいとき、説得をして残ってもらった選手は、だいたい言い訳をします。試合に出られなくなったとき、本当は移籍の話があったけど、チームに言われて残ったのに試合に使ってもらえない、と。それが人間の心理です。それが不満分子になって、チームワークに影響することもあるため、我々はまずは本人にやるのかやらないのか、行くのか残るのかを自分で判断させます。もちろん同時に我々の思いも伝えます。

 今回、期限付き移籍した選手とも、何度も話をしています。宮原選手や野津田選手は広島出身。アカデミー出身の選手がほとんどです。彼らは広島しか知りません。外を見てみたい。隣の芝生を見てみたいというのが非常に強かったのだと思います。サンフレッチェ広島だけを知るのでなく、他の名古屋や磐田、京都の良さを知るのはプラスになると思います。いろんなチームで人間関係を作り、戦術を知ってサッカーをすることはマイナスではありません。

 寿人選手もそうです。若いときにC大阪から仙台に移籍して、広島に来ました。森崎兄弟のようにずっと広島でやるのもすごいことだと思います。高萩洋次郎や森脇も愛媛に出て、苦しい思いをして戦い抜いて帰ってきたときには、全く違う感じでたくましくなりました。期限付き移籍で競争をさせ、何かつかんでもらえればという思いもあります。それを踏まえた上で、育成だと思っています。残った選手と修行に行っている選手も競争で、2〜3年後のチーム編成で勝ってほしいと思っています。

 余談ですが、新たに他チームから加入した選手は、覚悟して納得して入っています。今回、加入した工藤選手もそうですし、稲垣選手もそうです。岡山から中林選手も戻ってきてくれました。彼らも前チームでポジションを確保していた選手ですが、それを捨ててサンフレッチェに入ってきました。かなりの覚悟ですよね。今、頑張っている塩谷選手も柏選手もそうです。そういった意味で、今のメンバーは強い気持ちを持っています。強いハート、精神力でチームのために戦っているため、3回の優勝ができたのだと思います。若い選手が簡単に抜けるようなハードルではないと思っています。昨年、何度もチャンスがあったとは思いますが、つかみきれませんでした。そのうえで、彼らが自分で判断をしてのチャレンジについては、我々も止める必要がありません。ご理解いただけたらと思います。納得して覚悟してやるというのがサンフレッチェに必要です。

 若い選手は、まだまだ甘いのかなとも思います。これも育成です。アカデミーから育てた選手ですが、まだまだ甘いと言わざるを得ません。クオリティや技術に関してはまったく引けを取っておらず、むしろ今いる選手よりうまい選手もいます。戦いには何が必要なのかが大事で、その部分を期限付き移籍で経験を積んでもらいたい、分かってもらいたいと思っています。

 以上、簡単ではございますが説明となります。他にあれば質疑応答でお答えします。ありがとうございました。

質問

 佐藤寿人選手のユニフォームを今でも持っており、寿人選手に復帰してもらいたいと思っています。何かその方法は考えているのでしょうか?

回答(足立部長)

 今は名古屋さんと契約していますので、今後のことも含めてはっきりとしたことは言えませんが、彼といろいろと話をする機会もあると思います。


質問

 今回はフェリペ・シウバ選手、昨年はアンデルソン・ロペス選手を獲得しました。今回はウェズレイさん(元サンフレッチェ広島)からの話があったと聞いていますが、ブラジル人選手の獲得の経緯をお聞かせください。

回答(足立部長)

 フェリペ・シウバ選手については、ウェズレイさんに紹介してもらいました。ブラジル人選手だけに限らず、常々情報は集めています。その中で、このポジション、このタイプというリストを持っており、今こういうタイプがほしいとなったときに、スカウトが確認のために現地に向かうこともあります。もちろん私が行くときもあります。絶対に誰かを通して獲得する、ということはありませんが、DVDやYoutubeなど、常にいろいろと見ながら日本人選手と同様にリストアップしてます。


質問

 鹿島や浦和のように、20代前半で試合に出て活躍し、代表選手に成長することはないのでしょうか? そうやって育てるために、試合に出すことはないですか? それとも、結果重視で中堅選手にこだわっているのかを教えてください。

回答(足立部長)

 おっしゃる通りでございます。我々のプランとして、まだ浅野選手がいてくれたら、チームの中心になってくれたら、という思いはありました。プロに入ってからの育成では遅いと思っています。できれば18歳、ユースからプロに上がってくるとき、できればすでにメンバー入りし、試合に絡めるような選手をもっと作らなければいけません。実際に、野津田選手も17歳で試合に出ていましたし、高萩洋次郎選手も16歳でデビューして、試合に出ていました。そういった選手を輩出するために、ユース、ジュニアユース、ジュニアからを強化していかなければいけません。今、アカデミーのチームはそれぞれ非常に頑張っています。以前に比べてレベルが落ちているわけではなく、むしろ上がっています。ただ、それ以上に今のプロチームのベテラン選手、平均年齢は上がっていますが、5年前10年前の採用基準からは高くなっています。

 今も良い選手が昇格してきていますが、それでも試合経験が積めていません。出場できると見込んだ選手がなかなか試合に絡めず、期限付き移籍している状況です。昇格してもすぐにチャンスがない選手は、大学を経由した方がいい場合もあります。もっともっと加入3年目くらいの選手のレベルを上げる努力も必要ですが、我々としてはユースを上げていくつもりです。加入してすぐに試合に絡むことができれば、21、22歳くらいで代表にも絡めます。もっとユースを強化しようと思っていますので、よろしくお願いします。


質問

 前線からのプレスと守備、平均1失点以下に抑えること、あとは夏場の話と期限付きで移籍する選手の話がありました。一方で、期限付きで入ってきたウタカ選手。彼は移籍期間満了がリリースされていません。ドウグラス選手と同じようにレンタルバック後のリリースでしょうか?

回答(足立部長)

 ウタカ選手の期限付き移籍期間は、満了になる予定です。今、清水さんに籍がありますが、他チームや海外も含めて、どこに行くのか決まっていません。決まり次第、発表いたしますのでご了承ください。


質問

 今回、期限付きで移籍した選手は帰ってきてくれるのでしょうか? あとドウグラス選手の情報があればお願いします。

回答(足立部長)

 私も、皆さんが納得できる結果を残して、帰ってきてもらいたいと思っています。ドウグラス選手ですが、情報によるとどこかに移籍するという話もあります。我々が手に届く予算ではないと聞いております。中東を経由すると、莫大な金額になります。情報は適時とっていますし、試合も追っています。ただ、できる限り追いながら、とは思いますが、こればかりは難しい問題でもありますので、ご理解いただけたらと思います。


質問

 選手の補強と若手の育成についてですが、強化部としてユースや若い選手を育てたいのは分かりました。移籍で獲得する選手は、毎年いい選手が入ってきます。望ましいことですが、選手の人数が多い分、若手が試合に出て育つという環境が狭くなっているように思うのですが、そこを乗り越えてほしいということでしょうか?

回答(足立部長)

若い選手のためにポジションを空けるのは、競争ではありません。移籍してきた選手から良いものを吸収してもらいたいし、そこも踏まえて乗り越えてもらわないと、今の順位はキープできないと思います。どこを目指すかということです。J1残留のためにも、チーム内で切磋琢磨して補強をしてきています。チームにいろんな刺激がないと、若手選手に限らず他の選手のレベルも落ちてしまうことがあります。全体的にチームの水準が上がっているため、それなりの選手を獲得する必要があります。少なくとも今年は6位以下になりたくない、6位でもそれより上に行きたいと思えば、それなりに力のある選手を獲得しなければなりません。その選手と若手選手が競争すること。若ければ若いほど伸びやすいと思いますし、伸びるスピードは若い選手の方が早いと思っています。その状況で挑戦してもらいたい、という思いで移籍選手を獲得しています。


質問

 若手の育成についてです。川辺選手、野津田選手、宮原選手は、いずれもユースで広島出身です。私自身も好きな選手です。キャンプインより前に移籍が決まりました。キャンプをやってベテランと競争してからの移籍にならなかったのは、その時点で代理人から話があって動いたということでしょうか?

回答(足立部長)

 代理人の話があって、というと少し誤解があるかもしれません。最終的に決めたのは本人です。シーズン最初の練習スタートから、チーム競争が始まります。期限付き移籍した選手は、新しいチームでスタートしたいと自分自身で判断しました。


質問

 チーム強化、選手育成についてお話がありました。ウチから赤いチームに移籍する選手が多く、せっかく広島のアカデミーで育った槙野選手、森脇選手が移籍し、またかと思ってしまいます。今年から7番を背負う茶島選手には頑張ってほしいですが、また浦和に行くのではないかと不安です。最終的には、選手が納得してそのチームに行くわけでしょうか?

回答(足立部長)

 納得しての移籍です。皆さんの思いもあるし、広島で見たい気持ちもあるでしょう。ただ、完全移籍というのは、本人が納得してのものです。若い選手は期限付き移籍もありますが、完全移籍の場合は覚悟を持っての移籍になります。もちろん期限付き移籍も覚悟を持っていきますが、いずれ帰ってきたいという気持ちがあります。期限付き移籍で行くということは、いずれ広島に戻って、広島のために頑張る覚悟がある、ということです。一方で完全移籍は、広島を出て次のところで頑張る、ということになります。完全移籍は、片道切符です。


質問

 答えられる範囲でお願いします。森保監督が2年契約で更新しました。オリンピック代表監督の噂もありますが、応えられる範囲でお願いします

回答(織田社長)

 森保監督に関しては、次のオリンピック代表監督、あるいは日本代表のハリルホジッチ監督に何かがあった場合、次の候補としていいのではないか、という噂があります。ただ、現実問題として、日本協会からクラブへの打診はまったくありません。おそらく田嶋会長や西野技術委員長からの、本人へのコンタクトもないと思います。日本協会ですので、そういうときは筋を通してくると思います。森保監督には話は来ておりません。個人的にはサンフレッチェを卒業した後は、日本代表を指導してほしいと思っていますが、その時期がいつ来るのかは、私には分かりません。オファーがない以上、森保監督の手腕に期待を持っています。ある程度、長いスパンを任せたいということで2年契約を提示して、それに同意してくれたというのが現状です。


ページのTOPへ