11月18日は、土木の日です。
水の都といわれる広島市を流れている太田川。
広島市は、干拓と共に発展してきたので、地盤は低く、治水とのかかわりはとても大切な課題です。
今年は、太田川放水路ができて50年の節目にあたるそうです。
昔のような水害は少なくなり、河岸緑地も緑にあふれ、とてもきれいな都市景観を醸しています。
しかし、近年は、ゲリラ豪雨や高潮などの異常気象が私たちの生活を脅かします。
今の太田川河川事務所の大きな仕事は、砂防ダムの建設と高潮堤防の改修などです。
新しい気象条件への対応に取り組んでいます。
太田川河川事務所は、太田川と山口県境を流れる小瀬川を管理する大きな行政機関です。
11月20日(月)森崎浩司アンバサダーは、1日太田川河川事務所長に就任しました。
まず、徳元太田川河川事務所長から辞令の交付を受け、太田川の管理や工事の現況の説明を受けました。
次に、3年前に集中豪雨で被害を受けた安佐南区にある市立大町小学校を訪問しました。
山手には、砂防ダムが完成し、太田川へ流入する小河川との関わりが深い地区です。
|
体育館に集まった6年生105人が並ぶ中、森崎浩司アンバサダーが紹介されます。
最初に、「一緒に楽しみながら学びましょう」とあいさつをして、4つのグループに分かれます。
|
森崎アンバサダーが受け持つのは、キックターゲットを楽しみながら防災心得を知ることです。
キックターゲットの5つの枠には、「知る」「察知」「行動」「学ぶ」「備え」と心得のキーワードが書いてあります。
森崎アンバサダーが手本を示した後、一人ひとりボールを蹴ります。得点を合計してクラスごとに競います。
見事に50点を射止める子や靴が飛んで行ってしまう子、先生の参加など和気あいあいの雰囲気の中でゲームが進みます。
|
クラスの全員がボールを蹴ったら最後に森崎浩司アンバサダーのサイン入り名刺をクラスの代表者に渡します。
その名刺の裏には、先程の5つのキーワードも印刷されているので、忘れないように大事にしてもらいたいと思います。
|
その他、「太田川放水路の歴史」、「土砂災害の話」、「土石流の実験」の3クラスもあり、15分ずつローテーションしてすべてを学びます。
|
一同が集まったのち、全員が集まる中でクラス代表から質問を受ける質問コーナーがあります。
「サッカー選手になろうと思ったきっかけは?」「思うようにいかないときどうした?」とか、子どもたちの質問に真剣に向き合います。
最後に森崎アンバサダーのあいさつです。「今日学んだことはとても大切なことです。帰ったら両親と共に防災について話し合ってください」「なんでもいから、打ち込めるものを見つけてください」との言葉を残しました。
|
LAST UPDATE:2017/11/21