001号 2019.7.31

山田 太郎さま

こんにちは!
ジメジメとした梅雨の日が続いている中、スカッとした夏の到来を待ち焦がれている方もいるのではないでしょうか。 サンフレッチェ広島の練習場がある安芸高田市吉田町も雨の日が多くなっていますが、先週は梅雨の中休みなのか、晴れ間がのぞく日が続きました。
「もう梅雨明けか?」。
数人のスタッフ・選手がこぼすほど強い陽射しが降り注ぎ、気温も上昇してグラウンドはまさに夏模様。
練習場である吉田サッカー公園を取り囲む緑の山々とスカイブルーの空と白い雲がマッチして夏らしい見事なコントラストを描いています。

練習に励む選手たちは、半そで・短パンの練習着で臨むのはもちろんですが、青山敏弘選手はさらに涼しさを求めて袖をめくってタンクトップ使用に。
練習着の上からでも分かる胸板の厚さに定評のある青山選手ですが、二の腕の太さもさすがです。
もうすぐ夏本番!
時間がある時は吉田サッカー公園で熱のある練習を見にきてはいかがでしょうか。

森﨑和幸C.R.M Report

Vo.1「鳥栖戦視察」

サンフレッチェクラブの皆さん、こんにちは。これから新しく始まる、この会員限定のメルマガでは、C.R.Mとしての活動を通じて、皆さんにサンフレッチェのいろいろな情報をお届けできればと思っています。よろしくお願いします。

 早速ですが、今回は、7月13日(土)のアウェイ・サガン鳥栖戦の視察について、お話ししたいと思います。

僕がC.R.Mに就任し、アウェイを視察したのは、神戸に続いて2試合目です。現役のときはスタジアム周辺のイベントの様子を見ることはなく、スタジアムに行くときもホテルからチームバスに乗って直行していたため、交通機関を使ってのアクセスなども実際に感じたいと思っていました。

 まず、アクセス面では、やはり駅スタは素晴らしかったです。広島駅から新鳥栖まで新幹線1本で向かうことができ、そこからタクシーで10分程度。JRに乗り換えても1駅で、スタジアムがすぐ目の前にあり、とても便利だと感じました。スタジアム内のコンコースも歩きましたが、誰でも周遊でき、いろいろな角度からピッチを見ることができるのはいいですね。コンコースに傾斜がなく、歩くのも苦ではありません。席に傾斜があるため、ピッチもとても見やすかったです。

鳥栖のスタッフの方にも、お話を伺いました。僕からすると、サッカー専用スタジアムはいいところばかりが目に入り、選手として試合をしていたときもやりやすい印象でしたが、約20年前に作られたスタジアムということもあって、座席やコンコース、VIPの部屋など、広島とはまた違った視点で様々な工夫や努力をされているようです。そういった運営面での話を聞くことができたのも、大きな収穫でした。

 試合の方は、皆さんもご存じの通り、2-0で勝利しました。かなり我慢を強いられる展開でしたが、無失点に抑えて勝ったことが一番大きかったのではないでしょうか。先制した後、どうやって試合を締めくくるのか注目していましたが、もう1点を取りにいき、実際に追加点を奪えたことは、今後の自信につながると思います。途中から出場した選手が活躍したことも、チームとしては大切です。これからさらに暑くなる中、11人だけで戦い抜くことは厳しいだけに、全員が試合に向けてしっかりと準備ができていることを示してくれました。

 さらに上を目指すためには、もう少し予測を持ったプレーを心がけてもらいたいと思います。いい形でボールを奪っても、味方が動き出していないケースが見受けられましたが、奪えると思った瞬間に相手よりも先に動き出しておけば、ボールホルダーもパスを出せたはずです。それができればもっと相手にとっては脅威となり、自分たちも楽に戦えると思います。

 また機会があれば、アウェイゲームに視察に行き、サッカー以外も含めて、いろいろなことを見て、感じたいと思います。