チーム強化と編成について(強化部長 足立修)

 改めまして、2021シーズンもよろしくお願いいたします。2021シーズンのスローガンは、積攻 SEKIKO CONTINUE OUR BELIEF』。志向するサッカーが形になりつつあるなか、勝ちきれるチームになるために目指す姿勢を変えず、信念をもって積み重ねを継続し、信じてやり続けることを掲げています。「我々は前に進み続ける」という思いを込めたもので、このスローガンは、まさしく我々の姿であり、取り組んでいく姿勢となるものです。

 今シーズンのJ1リーグは20チーム編成となり、4チームが降格する世界でも類をみない厳しいものといえます。その厳しいリーグ戦をさらに難しくするのが、タイトなスケジュールです。東京五輪の影響で特に前半戦のスケジュールが厳しく、開幕直後より連戦を戦うことになります。

 また、昨シーズンにはなかった開催のルールが適用されます。これは、降格があるなかで必ず勝敗を決めて順位を明確にするためのもので、代替試合を含め開催できなかった場合、そのチームを0‐3の敗戦とみなすルールです。

 今シーズンも同様に感染防止に最大限取り組みながら、チームとしての活動を継続することは、どのチームにとっても同様ですが、非常にストレスのあるなかでの活動となることはいうまでもありません。この環境下、上位チームも、まずは残留を意識した戦いになることが想定されます。すなわち失点を極力減らす戦いとなり、ブロックを築いたしっかりとした守備のベースからカウンターで仕掛ける手堅い戦い方が多くなることが予想できます。

 それは我々広島にとっても同じで、昨シーズン取り組んできた前線からスタートする守備をさらに発展させるとともに、そこからの仕掛けであり攻撃を進化させ、得点を奪い勝ち切る強さが必要です。単純にラインを下げる守備ではなく、自分たちから仕掛ける守備で相手ボールを奪い取る。自分たちがこれまで取り組んできたものに、さらに磨きをかけた堅守で相手に得点を与えないことがベースとなります。そのうえで、良い形のボール奪取から攻撃へつなげることが必要になり、アタッキングサードでの攻撃部分への積み上げは大きなテーマであり、取り組みです。もちろん簡単ではありませんが、この課題にチャレンジし、やり続けることができるのが我々であり、広島らしさだと思っています。必ずやり切ることができる集団だと思っています。

 城福監督体制4年目となるシーズンは、新たに4名の選手が加わってくれることになりました。社長の仙田からもあったように、コロナ禍の影響によるクラブの状況は簡単なものではありませんが、そのなかで現有戦力がチームに残り、そこに持ち味のある選手を加えた良いチーム編成ができたものと思っています。

 ここで簡単に新加入の4選手を紹介させていただきます。

 川浪吾郎選手は、体格を生かしたプレーが特徴で経験豊富な大型GKです。川浪選手が加わることによって、さらに高いレベルでの激しい競争が生まれることになると思います。また非常に明るいキャラクターの選手でもあり、チーム全体を押し上げる力となることも期待しています。

 今津佑太選手は、対人の強さでは昨年J2で屈指のDFといえる選手で、戦う姿勢や最終局面での体を張った守備も持ち味です。さらにセットプレーの攻撃でも力を発揮できるストロングポイントを持ち合わせています。DF陣の争いもさらに激しくなり、強化につながる補強ができたものと思っています。

 藤井智也選手は、もうご存知だと思います。昨シーズンも特別指定選手でチームに加わり、多くの試合に出場し経験も重ねてきた選手です。最大の特徴はJリーグ屈指といっても過言ではないスピードで、さらに躍動し活躍が期待できる選手です。

 そして、ジュニオール・サントス選手です。昨シーズン、横浜F・マリノスで活躍した選手で、22試合に出場、13得点を記録しています。我々にとって心強い攻撃のオプションが加わったといえる補強で、破壊力のある攻撃が期待されます。

 また長沼洋一選手もレンタル移籍から多くの実戦経験を積んで戻ってきてくれました。チームに大きな刺激をもたらしてくれる存在になるものと思っており、活躍が期待される選手です。

 2021シーズンは、新加入の4名を含む27名のメンバーでスタートいたします。今のサッカーは、1本のパスや判断・1つのミスが失点につながり、命取りになる。相手に時間を与えてしまうと局面が大きく変わってしまいます。以前はボールを握って保持し、しっかりと動かして時間を使うことが正解ともいえましたが、今はそうとは限りません。

 また、コロナ禍で飲水タイムや交代5人制とサッカーのルールにも変化があり、これまでのサッカーではなくなってきているともいえます。我々も昨シーズンのなかで感じたことや学んだことに対し、変化含めて対応をしなければなりません。これはサッカーでありチームに限ったことではなく、クラブとしても同様で、変化を受け止め、変わらなければ生き残っていけないのかもしれません。

 ここで大切なことは、常にしっかりと意思統一すること、同じ方向性の中で進んでいくことです。目の前のトレーニングに集中し、1試合1試合に全力を尽くすなかで勝点を取っていくこと。我々は生き残るために、勝点を積み上げていく。そしてJ1に確実に残留すること。できるだけ早く残留を確実にしたところから、次のステップに向かい、さらなる高みを目指します。

 常に全力で戦い抜きます。サンフレッチェファミリーの皆さま、今シーズンも選手と共に戦ってください。よろしくお願いいたします。

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