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LAST UPDATE:2018/02/06

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タイキャンプ最終日

温暖な気候の南国・タイで今季を戦うベース作りを進めていたチームは、
1月27日の初日から一日も休まずトレーニングを続けてきました。
1次キャンプとあってフィジカルを高めるのはもちろんのこと、
今季は城福監督が新たに就任したこともあり戦術練習にも積極的に着手。
体力作りと戦術浸透の両方を追求してきた城福サンフレッチェは、
その集大成としてタイキャンプ最終日の2月5日(月)にムアントン・ユナイテッドとの
プレシーズンマッチに臨みました。

昨年に続いて2年連続での対戦となったムアントン戦。
2月からサンフレッチェに加入したティーラシン選手がムアントンの一員として
前半10分まで出場する“特別イベント”がありましたが、
内容はプレシーズンマッチにふさわしい白熱した戦いとなりました。

試合は序盤から両チームともに積極的にゴール前へ侵入するなど一進一退の攻防が続きました。
サンフレッチェは1トップの渡大生選手が果敢に相手DFの背後を狙って攻撃を活性化させたほか、
左サイドに入った柏好文選手の突破や川辺駿選手、稲垣祥選手の2列目からの飛び出しなどで何度か決定機を創出。
それでもムアントン守備陣の粘り強い守りを最後まで攻略できず前半は0-0で折り返しました。

しかし、後半に入ると試合は大きく動き出します。
後半開始とともにサンフレッチェは最終ラインから前線までのメンバー5人を一気に変更。
FWにはパトリック選手とともに新加入・ティーラシン選手が早くも登場しました。
そして後半もサンフレッチェがボールを細かく動かしながらゴールをうかがい、
一方のムアントンも鋭いカウンターを繰り出す一進一退のゲームは続きましたが、
その均衡を破ったのは、やはりこの男でした。
74分、パトリック選手がカウンターでボールを持ち運ぶと、フリーになっていた柴崎晃誠選手へつなぎ、
さらにそこへオーバーラップしてきた馬渡和彰へスルーパス。
すると馬渡選手は右サイドから正確なクロスボールを送り、
そこに待っていたのはティーラシン選手でした。
フリーのボールを難なく押し込み、サンフレッチェがついに先制点を奪いました。

その後は相手に押し込まれる時間帯も多くなり、紫軍団は耐える時間が長くなりましたが、
最後の最後ではGKを含めた全員が体を張ってゴールを死守。
敵地での難しいゲームとなりましたが、タイキャンプ3試合目にしてようやく無失点に抑え、
城福体制となってから実戦で初勝利となりました。

試合後の会見に臨んだ城福監督は、「いい結果を日本へ持って帰りたかったので、勝てたのはよかった。
ムアントンはいいチームだったし、今日はタフなゲームになった。
課題もいっぱい出たが、この環境でできたことをタイの皆さんに感謝したい」とコメント。
さらに無失点に抑えた守備陣にも言及し、「ムアントンの強力攻撃陣に対して
無失点は自信にしたいし、次につなげていきたい」と話すなど、
サンフレッチェにとっては収穫と課題が明確に出る意義の大きな一戦となりました。

このゲームを終えて、1次キャンプはついに打ち上げ。
一段階を越えたチームは、次はいよいよ開幕に向けた骨格固めとなる
宮崎での2次キャンプが2月9日(金)が始まります。
「宮崎では90分(試合を)しっかりやれるようにレベルを上げて、
戦術を高めてJリーグ開幕を迎えたい」(城福監督)。
宮崎ではJリーグクラブとのトレーニングマッチが2試合組み込まれており、
ここではチームとしての戦い方を明確にしていくことに加え、
開幕戦に向けた先発争いがいよいよ佳境を迎えることになります。

充実していたタイキャンプ同様、宮崎でもチーム一丸となってリーグ開幕に向けてしっかりと
仕上げていきますので、引き続き熱いご声援をよろしくお願いします!
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