WEリーグ第14節マイナビ仙台レディース vs サンフレッチェ広島試合レポート | サンフレッチェ広島レジーナオフィシャルサイト

ゲームレポート

試合後コメント

MF#26 立花葉選手試合後コメント

　立ち上がりからいい入りができたと思います。「今日もウイング－ウイングで点を取ろう」という話がシンさん（中村監督）からもあったし、（中嶋）シノとも話していました。「奥まで（ボールを）飛ばすように頑張る」と言ってくれていたので、シノに（ボールが）入った時点で、絶対にこっちまでボールが来ると思い、（あとは）思い切って振り抜くだけでした。私はヘディングがあまり得意ではないので、ふわっとしたボールを足で合わせることができて良かったです。あまり周りに人もいなかったので、ボールに合わせることと、ふかさないようにすることだけを考えて打ちました。
　この2週間、ずっとクロスの練習をしていました。今日もどんどん上げていこうと思ったので、（自分がアシストをするという部分では）もう少しいいボールを上げたかったです。
　アウェイにもかかわらず、本当にたくさんの方々が来てくださいました。皆さんに笑顔で帰ってもらうためにみんなで戦ったので、勝つことができて良かったです。
　3連戦で本当に全員の力が必要になるなか、（李）ソンアが初出場で初ゴールを決めてくれたのは、チームにとっても大きな力になりますし、前進する力になると思います。（アウェイで）勝ってホームでI神戸と対戦できるのは本当に楽しみです。チームとしての力が試されると思うので、ホームで勝てるように頑張ります。

MF#16 早間美空選手試合後コメント

　（出場するためにコーチから）呼ばれたときは緊張しましたが、「やってやる」という気持ちで入りました。入ってすぐのコーナーキックは少しミスになり、思ったところに（ボールが）いきませんでしたが、そのあと少しずつ立て直しました。アシストできたので良かったです。
　（アシストの場面は）まず、自分がフリーな状態でクロスをあげたいと思って、少し後ろの位置にとりました。優しいボールがきたのでそのまま入れることができ、こぼれたところを（李）ソンアさんが決めてくれて、本当に良かったと思います。
　自分のなかで、守備でもガツガツ行く部分を持っているのですが、まだ行けていないところもあります。そこを突き詰めて、次の試合に出られるように頑張りたいです。練習から全力で取り組んで、（試合に）出場できたときには、今日以上のプレーができるように頑張ります。

FW#30 李誠雅選手試合後コメント

　WEリーグを観客としてずっと見てきて、「絶対に（あの舞台に）立ちたい」と思いながらリハビリをしてきました。「ここで活躍したい。もっともっと闘いたい」と思っていて、（涙を流した新加入）会見からデビューのことを振り返ると少し不安はありましたが、やってきてよかったと思います。
　（途中出場した場面で）求められているのは逆転ゴールだと思うので、練習中から狙い続けるようにずっと言われていました。シュートを打った後のこぼれ球を狙い続けた積み重ねがあったからこそ、あそこにこぼれてきたんだと思います。自分の方にこなかったとしても、（髙橋）美夕紀さんもいました。自分が潰れ役になるかどうかを直感的に判断にしたとき、自分の前にこぼれてくると思ったのでそのままそこに立ち続けました。練習中も同じような形があったので、それを出せて良かったです。
　（途中出場するときは）「やってやろう」と。一番おいしい状況だったので、決めてヒロインになろうと思っていました。得点シーンは、正直なところ、覚えていません。シンさん（中村監督）にも言われましたが、積み重ねがあったからこそ、サッカーの神様が少し味方をしてくれたのではないかと思います。実際にそんなシーンだと思いますし、サッカーではそういうことがあります。いいことと悪いことの比率では辛い方が多いかもしれませんが、こういう日が来ると知っているからやり続けることができるんです。これからどんなことがあっても、少しずつ進んでいけたらと思います。
　今日は得点できましたが、もっともっと自分の良さを出してチームに貢献したいです。まだホームで勝っていないので、絶対にピースウイングで勝って、サポーターの皆さんと支えてくれるスポンサーの方々と喜びを分かち合えるようにしたいです。レジーナのサッカーをして勝利したいと思います。

監督試合後コメント

まずはアウェイにも関わらず、サンフレッチェファミリーの皆様がホームのような雰囲気を作ってくれたこと、本当に感謝しています。最後の最後まで足を止めない試合展開にできたのは皆様のおかげだと思っています。試合に関しては、トレーニングで積み上げてきた形で立ち上がりに良い得点が生まれました。外と中とを上手く使い分けた攻撃の形を沢山つくれたのは良かったです。ただ、前半の途中から自分たちの判断ミスで相手の流れにしてしまう場面があったので、その辺りが勿体ないという話をハーフタイムにしました。後半は、選手がやるべきことを、しっかりプレーで表現してくれたことが、最後あのような形で得点を奪いきって勝ち点3を持って帰れることに繋がったと思います。この暑い環境でしたが、選手たちは最後までよく走ってくれました。

―――広島らしい試合展開について。
「前半の途中を除けば、トレーニングしてきたことを数多く出してくれたと思います。今までとは違う攻撃の形も繋がりをもって示してくれました。」

―――李誠雅選手はトップ以外のポジションもできる選手だと思いますが、今回のポジションでの起用について。
「前でボールをキープすることもできますし、ゴール奪うポジション取りができる部分をトレーニングから見せてくれていました。（出場時間は）短い時間でしたが「しっかり表現しておいで」と送り出しました。今チームのために何をしなければいけないかを理解してピッチに立ってくれたと思います。」

―――新加入選手全員が試合に絡むことになりました。新加入選手がチームに与える影響について。
「新しく入った選手については、半年も一緒にやっていない選手もいますが、トレーニングから自分の持ち味を表現してくれていました。今までいた選手とは違う色を持っている選手ですし、新たな武器として表現できる選手たちなので、うまく試合に絡んでくれたなと思います。」