WEリーグ第18節サンフレッチェ広島 vs AC長野パルセイロ・レディース試合レポート

ゲームレポート

試合後コメント

MF#9 上野真実選手試合後コメント

　チームとして前半の入りから勢いを持ってプレーすることを意識していたなかで、1点目はその通りに、相手の隙をつくことができたと思います。中嶋が左で崩してクロスを上げてくると思ったので、フォアに見えたスペースに入っていくだけでした。少しバウンドが難しかったですが、いいボールが上がってきて、いいところで受けることができたと思います。GKが出てきたのですが、コースは見えていたので決まって良かったです。
　なかなか得点が取れていない試合が続いたので、取りたい気持ちはありました。自分の得点でチームを勝たせることができ、本当にうれしかったです。
　まずはこのチームで1試合1試合、勝利を積み上げていくことが大事だと思っています。そのなかで自分はもっと得点にこだわってやっていきたいです。連戦で難しくなりますが、毎試合、勝つことを考えて、また明日からやっていきたいと思います。

MF#11 中嶋淑乃選手試合後コメント

　勝つことができて、とてもうれしいです。ただ、前半の入りもよくて先制点を取ることができたのは良かったですが、自分を含めて追加点（のチャンス）をたくさん外してしまいました。2点目を取るまでに時間がかかると厳しい試合になってしまうので、もう少し早く追加点を取って、安定したゲームができれば（もっと）良かったです。（自分が決定機を迎えた場面については）もう少し冷静にシュートまで持っていくことができればと思います。
　試合の入りから全員で守備も攻撃もやって、自分たちが主導権を握りながらプレーできれば今日みたいに勝てると思うので、残り4試合も今日のような試合ができるようにしたいです。（次の試合に向けて）いい準備して全員で喜び合えるように頑張ります。

GK#22 藤田七海選手試合後コメント

　全体的に球際にかなり強くいくことができていました。後半の最初、少しバタバタと押し込まれる場面はありましたが、みんなが体を張って守ってくれたので良かったです。（早く）追加点が欲しかったのですが、1点を取っている状況だったので、落ち着いて後ろは「0」で抑えようと思っていました。（上野）真実さんが追加点を取ってくれたときは、ホッとひと安心しました。
　ホームで勝てたことはとても大きいです。ホームは最高です！　多くの方が来てくださり、応援が力になりました。
　次は中2日での試合になりますが、しっかりとリカバリーをして、チーム全体で準備をして勝ちにいきます。積み重ねてきたことをピッチで表現して、残り4試合も全勝できるように、みんなでやっていきたいです。

監督試合後コメント

本日4,000名弱のファミリーの皆様が選手の背中を押してくれたおかげで、厳しい時間帯もありましたが、最後の最後まで繋がり持って試合を進めることができました。皆さんがエネルギーを送ってくださったことに感謝しています。
試合に関しては立ち上がりに良い形で得点を奪えて、その後も我々の狙いをもった繋がりで決定機を何度か作れましたが、そこで最後追加点を奪えないのが、我々の課題であり、伸びしろだと思っています。後半も同じような展開が続いた中で、流れが変わることはよくありますが、そこを焦れずに、選手同士で声をかけあって繋がり続けてくれたことが上野の追加点に繋がりました。全員が攻守両面で繋がり、トライし続けてくれた素晴らしい試合でした。

―――立ち上がりからプレスがはまっていたと思います。
「狙いをもった形で良い守備から良い攻撃というのは我々のサッカーなので、前線の選手がしっかりときっかけを作って狙いを上手く発揮できた良いシーンだったと思います」

―――上野選手について評価をお願いします。
「上野選手もそうですが、そこに至るまでの形が良かったと思います。良い奪い方から、クロスも中嶋選手がフリーの選手を見つけて良いボールをあげて、上野選手が冷静に決めてくれたなと思います。得点に関しては2得点とも彼女らしい冷静な得点でした。久しぶりの得点ですが、素晴らしい2点でした」

―――クリーンシートで終われた守備の評価。
「交代選手も含めて自分たちのやるべきことをしっかり表現してきれました。途中から出た選手はチームを更にエネルギーを与えるような姿勢を示してくれたことが今日一番大きかったと思います」

―――今日メンバーに入っていませんが、昨日誕生日だった近賀選手について。
「最近メンバー外が続いていますが、彼女がレジーナにとって一番大事な選手で一番必要な選手、一番大きな存在であるということは変わりありません。今は試合に絡めないなかでも、自分に目を向けて、自分の力を高めるトレーニングを続けてくれています。試合に出ている選手、若い選手はその姿を見て学んでくれています。彼女はまだまだ我々にとっては必要な選手なので、試合に絡んでくるような「私が近賀でいく」と思わしてくれるような存在感をつけていって欲しいと思っています」