中村伸監督 シーズン総括会見を行いました!

レジーナ

6月12日(月)、広島市内にて、中村伸監督のシーズン総括会見を行いました。

中村伸監督シーズン総括会見

中村伸監督 シーズン総括会見

代表質問

Q)シーズンを6勝6分8敗で5位。結果についてどう受け止めているか。
今シーズンは選手たちとトップ3を目指すと目標設定をしてスタートを切り、準備を進めてきました。結果目標に手が届かなかったので満足感という意味では物足りなさを感じたシーズンでした。
ただシーズン全体として、去年はできなかった逆転勝利や、2点差を追い付くなど、色々な部分で選手たちが成長を示すことができたという印象を持っています。

Q)レジーナ創設から2シーズン目。チームとして、クラブとして上積みを感じたところはどこか。
日々のトレーニングや試合を通して経験値を高めながら、その中で自分たちの武器にしていくもの、また多くのエラーに対してしっかり向き合い、自分たちに必要なことに対して少しずつ整理しながら積み上げる作業ができるところは、我々レジーナの強みだと思います。
そういう部分で少しずつ、自分たちの武器を研ぎ澄まし、またできることを増やしながらシーズンを右肩上がりに過ごすことができたと思っています。

Q)今シーズンのベストゲームは?
(去年にはなかった逆転勝利など)選手それぞれが成長を示してくれるゲームが多かったので、色々な面で1試合1試合それぞれがベストなゲームになるのではないかと思っています。
ただ強いて言えば、アウェイの日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦(第5節・○1-0)です。
昨シーズンは中々自分たちのやりたいことができず、相手の特徴をうまく消せない試合が多かったのですが、あの試合に関しては臆することなく、相手の特徴をチーム全体で繋がりながら消すということをピッチで表現できました。
また少ないチャンスを活かし、最後相手に押し込まれはしたものの、チーム全体で繋がりを持って耐え凌ぐことができたゲームでしたし、色々な部分で成長が見れたという点でベストだったのではないかと思います。

Q)今シーズン大きく成長したと思う選手は?
まず、中々出場機会の無い選手もしっかり自分たちに目を向けて100%、120%トレーニングしてくれて、選手が成長する環境がチームにあったというのが大前提にあります。
その中で、(成長したと思う選手は)後半戦特に攻撃の部分でチームに違うアクセントを見せ続けてくれた中嶋淑乃選手です。
彼女とはアタッキングサードからフィニッシュに繋がる部分について課題があるということは共有していました。その中で、彼女自身の努力もそうですし、チーム全体が彼女の(ドリブルなどの)ストロングポイントを活かせる場面をゲーム中に増やせたことが、成長に繋がったと思います。

Q)チーム全体として得点力に課題が残るシーズンだったと思うが、どうとらえているか。
上位3チームとの一番の違いはそこ(得点力)だと思っています。
まずは前線の選手が得点を獲ることができる形を作るために、攻撃のバリエーションを増やしていこうという絵は共有できる部分が増えてきたかなと思っています。
しかし、フィニッシュのところで、一人一人の攻撃の考え方や、チームとしての絵の擦り合わせ方がもう1つ足りなかったのが、数字に出たのかなっていう風に思ってます。
急激にある選手が覚醒して得点を獲りだすっていうケースもなくはないと思いますが、得点を獲れる選手がでてくるようになるために、チーム全体として(攻撃の)方向性をもっと明確にしていくというのを引き続きし続けるしかないと思っています。

Q)後半戦は攻撃が整理されていた。攻撃陣にはどのような戦い方を求めていたか。
リーグ前半戦を終え、より攻撃する際の絵を擦り合わせることが必要だと感じました。
守備より攻撃に目を向けた選手選考になったことが(攻撃が整理された)要因の1つだと思います。

Q)シーズンを通してうまくいかなかったことは?
得点の部分が一番大きかったと思います。
昨シーズンに比べ失点数が増えたということを考えると、当然守備も高めていく必要があると思っていますが、(レジーナのサッカーの)スタイルやチャンスの数から考えたら、攻撃でもっと主導権を握りながらゴールに繋がるシーンが増えれば、守備の負担も減り、失点数が少なくなることにも繋がるのではないかと思います。

Q)シーズン8敗のうち6ゲームが1点差。この差はどこにあるか。
まず、どんな相手にも臆することなく、自分たちの強みを発揮できれば拮抗した戦いができるチーム力がついたことが、昨シーズンより僅差のゲームが増えた要因だと思っています。
その中で、上位を目指すためには、両ゴール前の精度を高めていく作業をしていかないといけないと思っていますし、上位チームに勝ちきれなかったのはそこの差だと思います。

Q)シーズン途中でのレギュラー選手の移籍は、チームにどんな影響があったか。
当然レギュラーとして活躍していた選手が移籍したので、影響はありました。
ただ、どのポジションでもしっかり競争をし、自分たちの力を高めて、成長をトレーニングでしっかり示した選手が試合に出るというところは共通しています。
その中で、競争していた選手たちにチャンスが回ってきたというようにも感じていました。
移籍で空いたポジションは何名かの選手が出場しましたが、それぞれが特徴をしっかり示してくれましたし、最終的にはチームにとってプラスの部分の方が大きかったと今は思っています。

Q)ファンサポーターの皆様へ一言。
今シーズンは声出し応援が解禁されて、ホームでもアウェイでも、どの会場でも相手クラブより大きな声援で選手の背中を押し続けてくれたことが、選手たちが戦い抜くための勇気になっていたと思うので、本当に感謝しています。
その中で、皆様と6回しか一緒に試合の後に笑って終わることができなかったので、もっともっと勝てるように、チームも選手も成長していかないといけないと改めて感じました。
来シーズンは、皆様と一緒に成長していけるような関係の中で選手にプレーしてもらいたいと思いますし、引き続き共に戦っていただけたらなと思っています。


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