10.14 16:00

WEリーグカップ 決勝 vs. アルビレックス新潟レディース
OTHER等々力陸上競技場

試合終了

サンフレッチェ広島レジーナ S広島R
0
0
アルビレックス新潟レディース 新潟L
0
前半
0
0
後半
0
0
延長前半
0
0
延長後半
0
4
PK
2

ゲームレポート

試合前日コメント

DF#2 近賀ゆかり選手

 ここまでいい準備ができたので、今持っているものをすべて出したいと思っています。「自分たちでしっかりと階段を登ってきた」という感覚を、チームで持つことができているので、それを自信につなげたいです。これまでの悔しい思いも大きな経験になっています。そこも踏まえて、明日の試合に全部ぶつけたいです。どんな試合展開になるかは読めませんが、自分たちが守備でも攻撃でも主導権を握っていくこと。ガンガンいって、ガツガツ守備もして、優勝への欲を見せていきたいです。

新加入の選手たちはゴールへの意識が強く、それに引っ張られる形で、チーム全体がゴールを目指すことができていると思います。(新加入選手は)チームにいい影響を与えてくれていますね。

(アジア大会は)チームのみんながものすごく2人(上野真実選手、中嶋淑乃選手)のことを応援していました。真実が点を取れば喜んで、中嶋が決勝で活躍して、また喜ぶ。そういったところは、このチームの良さだなと改めて感じています。やはり優勝はすごくいいなと思いますし、一回獲ると、また獲りたいと思えるものなので、2人に引っ張ってもらって、明日、みんなでつかみとりにいきたいです。

(サポーターの皆さんには)ホームでもアウェイでも熱い応援をしていただいて、間違いなく私たちの力を何倍にもしてもらっています。明日も応援をお願いしたいですし、ともに初タイトルを獲れるように頑張りましょう!

FW#13 髙橋美夕紀選手

 今、すごくワクワクしています。

(ここまでの自分のプレーについて)数字の部分は、まだまだ足りないと思っています。点を取るチャンスはたくさんあったのですが、結果につなげることができていません。ただ、自分の中では、それ以外の面で(チームに)貢献できたことは成果だと思っています。もちろん点を取ることにこだわりたいですが、守備や攻撃の起点になるところなど、貢献できる部分はたくさんあると思うので、(明日も)自分らしさを出していきたいです。

どの選手とプレーしても、いい連携ができていると思います。色々な選手が点を取れるようになってきていますし、自分でもゴールを狙いつつ周りも活かして、いい連携を見せていきたいです。

「昨年はカップ戦で1勝もできなかったけれど、今年は優勝を目指していこう」という話を(みんなで)していました。試合ごとに積み重ねていき、1人1人が成長してきたからこそ、ここまでの結果が出せていると思います。決勝では新しいことをするというよりも、今までやってきたことを自信を持って出せば、結果もついてくると思うので、それを信じてやりたいです。

攻撃に人数をかけて、湧き出てくるようなサッカーでどんどんシュートを打っていくこと。誰が出ても点を決められる攻撃的なサッカーがチームの魅力だと思っているので、そこを出していきたいです。自分は左右両足、どちら(で蹴るの)も得意なので、足を振れるところではどんどん振って、周りも活かしながら守備でスイッチ入れるなど、自分の持っているものを全部出し切って頑張ります。

(サポーターの皆さんには)いつもたくさん応援していただき、それは間違いなく自分たちの力になっています。たくさんのサポーターの方と一緒にカップを掲げたいと思いますので、応援をよろしくお願いします。

試合後コメント

DF#2 近賀ゆかり選手 試合後コメント

 この広島という地にサッカーチームができた。プロチームができた重みを、この3シーズンを通して感じていました。必ずタイトルを獲りたいと思っていたので、最高です。ここでタイトルを獲るか獲らないかで、チームの成長スピードが変わると思っていたので、何としても獲りたかったです。若い選手も多く、優勝経験がある選手が少ないこともあって、これで味をしめて、もっともっと欲が出てほしいと強く思っていました。何が何でも獲りたかったので、優勝できて本当によかったです。
 新潟さんが最後まで粘り強く守備をしてくるのはわかっていました。「簡単なゲームにはならないから、最後まで戦い抜こう」ということを、試合前にみんなで話していたんです。そして、(その話していた通り実践して、)結果を出せるチームになってきた。チームメート、スタッフ全員に、感謝しかありません。
 (みんなが)最後の最後まで体を張って、走り続けて、勝ちに対して貪欲になっている姿を見ていて、本当に心強かったです。PK戦になってからは、もう大丈夫だろうなと感じていましたし、自分は(PKを)蹴らない立場だったので、リラックスして見ていました。
 このチームの一員としてやれていることに、うれしさを感じています。リーグ戦に向けて、もっと成長していけるように、また競争していきたいです。
 広島という地に【レジーナ】が加入して、そこに自分が来て、広島のスポーツの熱を強く感じる日々を送っています。この優勝を喜んでくれる人たちがたくさんいると思いますし、もっともっと広島に根付いた、応援したくなるチームになっていきたいと思います。
 (今日の優勝で)タイトルへの欲は増しました。リーグではトップスリーを目標に掲げていましたが、やはりトップを目指すことがとても大事だと感じています。リーグも優勝を目指して、成長していけるように頑張りたいです。今日はありがとうございました。

GK#1 木稲瑠那選手 試合後コメント

 (優勝できて)本当にうれしいです。
 (相手の決定機を防いだ)あの場面では、点を決めさせないことだけを考えていました。あそこでやられてしまうとチームとしてきついので、止められてよかったです。(チームメートも)相手のゴール前で体を張ってシュートを狙っていましたし、自陣のゴール前でもしっかりと守ってくれていたので、自分が最後の最後の砦としてシュートを止めないといけないと、みんなの背中を見て強く感じていました。ゴールの後ろからとても大きな声援を感じていて、危ない場面でも大きな声の後押しがあったので、守ることができたんだと思います。
 シュートストップについては自信もついてきています。あとはDFラインとのコミュニケーションをしっかりすること。1シーズン目、2シーズン目は、自分のプレーで試合を壊してしまうこともありましたが、今シーズンはこうやって優勝という結果が残すことができました。これまで本当に苦しかったですが、その分、今はうれしいです。
 (PK戦は)みんなが決めてくれると信じていたので、あとは自分がどう止めるかでした。今回は全部(相手のシュートが)外れましたが、気迫を持っていたからこそ、ポストに外れたのかなと思っています。(PKが広島サイドのゴールで行われたのは、柳瀬)楓菜がこちらのゴールをとってくれたからなので、感謝しています。
 トップリーグで優勝するのは、自分自身は初めてでした。レジーナの選手もほとんどが初めてだったと思います。これからのサッカー人生において大きな糧になると思いますし、これから始まるリーグ戦に向けて、大きな自信になりました。
 カップ戦で優勝したので、次はリーグ戦もみんなで優勝したいと思います。応援ありがとうございました。

フォト

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監督 試合後コメント

今日もサンフレッチェファミリーの皆様がスタジアムで選手の背中を力強く押してくれました。そのエネルギーを選手たちは、最後の最後まで背負って戦ってくれました。その結果がこのような優勝という形で皆様と共有できたこと、本当に嬉しく思います。彼女たちの成長にも感謝したいと思います。試合に関しては、相手も集中力高く、お互い隙の見せない、一瞬の気も抜けない試合だったと思います。そういう試合をできたのは新潟Lのおかげですし、新潟Lのサポーターもたくさん来て良い環境を作ってくれ、その中で試合ができたことに嬉しく思います。これから我々が成長するために、今日の経験を更に積み上げて、前に進んでいきたいと思わせてくれる試合でした。

―――これで初めて3強の牙城が崩れたタイトルマッチ、チームの創設以来指導してきてここまでの気持ちと意義について
「まずは、我々のチームは3強と言われるクラブに肩を並べたというレベルにはまだまだ達していないと思っています。どのチームもそれぞれ良さがあって、それぞれのチームと試合を重ねて、ひとつひとつ我々が成長する過程となり、ひとつずつ向き合って結果に繋がったことは嬉しく思っています。ただ、これからも我々のスタンスは変わりません。我々はまだまだ成長していかないといけないクラブ・選手ですし、そのためにはひとつひとつと向き合って、ひとつひとつ積み上げていくスタンスは変えずにやっていきたいと思います。」

―――今日の試合の中で球際の強さが際立っていたと思います。どのような支持をだしていたか
「相手の良さを消しながら、自分たちの強みを出す、自分たちが主導権を握れるような試合を目指して今までやってきました。球際で負けていたら、自分たちがやろうとしていることに辿り着けないということをチーム立ち上げたときから選手たちに伝えてやってきました。選手たちは今まで、痛い思いをして、悔し涙を流しながら試合を重ね、選手たち自身が、その球際の強さというものの必要性を感じて今日の試合のようなプレーを示してくれるようになりました。」

―――近賀ゆかり選手の役割やチームに与えた影響について
「ゼロから立ち上げたチームで、経験も浅い選手ばかりで、クラブとしてもまだまだこれから経験を積み上げていかないといけないチーム。そこでチームがどうすれば成長できるかという部分を近賀・福元中心にしっかり選手たちと向き合って取り組んでくれている。スタッフから伝えるところと、選手の中でアプローチする部分というのはチームを作るうえで必要なことだと思っているので、その部分を2人が中心となってやり続けてチームの成長につなげてくれていることに感謝しています。」

―――今日の試合で多く起点となっていた柳瀬選手、高卒で入られて3年間で大きく成長した選手だと思います。彼女にかけた言葉など教えてください。
「彼女に関しては、高卒で入ってきて、チームで一番年下でしたけど、芯のブレない熱い思いを持った選手で、ピッチの中で何をしないといけないかを表現できる選手なので「自由にやれ」と「自由に自分のやりたいことをやっていい」と伝えてきました。今年に関してはピッチの中で女王になれと、一番目立つ選手になれと言って取り組んでいます。それをどう受け止めているかわかりませんが、前向きに自分の中で処理して取り組んでくれていることが、カップ戦まだ違う一面を見せてくれたと思います。

―――非常に辛い1年目、2年目を過ごした中で、このカップ戦の優勝。スタジアムだけでなく、パブリックビューイングでも多くのお客様が来場されました。WEリーグ全体でこのカップ戦の盛り上がりを感じました。その応援してくださっている方々について一言お願いします。
「サンフレッチェファミリーの方々は、どのアウェイの試合でもすごい声量で選手の背中を押してくれます。ホームでも練習場でも温かく見守りながら、選手たちの背中を押してくれる存在です。そのようなサポートがあって、選手たちもやらないといけないという気持ちになっていますし、そういう人たちを喜ばせようと取り組んでいます。試合でも見ている方々、応援してくださる方々の心に響くプレーをしようと、そういう姿勢で試合に挑んでいます。応援してくださる方々がいて、彼女たちも成長していると感じているので感謝しかありませんし、引き続き選手たちと共に闘って欲しいと思います。

―――両チーム守備が素晴らしかった。その上でゴールを奪う為には、よりどういうところを積み上げていきたいか
「今の質問は、我々が1年目から彼女たちと共有しながらトレーニングしているところで、まずは自分たちがイメージする攻め方に対し、相手がどのような対応をしてくるか、得点を奪う為に選択肢を増やし継続して取り組んでいます。今日もこのパスが通ればとか、このクロスのクオリティがもっと高ければ、この動き出しがもう少しタイミングが良ければとか、、その辺りをより高めて、合わせていく作業は引き続きやっていきます。

―――3年目でのタイトル獲得ということで、タイトルがもたらしたものについて
「決勝という試合に関しては、彼女たちには言いませんでしたが、勝たないと意味がないものだと私自身は思っていて、それが最後PKであれ勝つべき試合にしたいと思って試合に挑みました。近賀を中心に選手たちだけでミーティングをし、より一つになって闘う状況をつくってくれました。今まで色んなエラーを経験しながら、少しずつですけど全てと向き合って成長してきたので、その自分たちのやってきたことが少し報われたかなと思います。少しずつついてきた自信も確信に変わると思います。今シーズン選手たちと共有しているトップ3に本気で目を向けれるような形になっていくのではないかと思っています。

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