3.24 14:00

WEリーグ 第12節 vs. 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
AWAY味の素フィールド西が丘

試合終了

日テレ・東京ヴェルディベレーザ 東京NB
2
1
サンフレッチェ広島レジーナ S広島R
  • 前半8分
    北村菜々美
  • 後半43分
    鈴木
1
前半
0
1
後半
1
  • 後半31分
    上野真実

ゲームレポート

試合後コメント

MF#9 上野真実選手 試合後コメント

 前半の入りがかなり悪くて、なかなか(守備の)スイッチが入らず相手のやりたいようにされて、その流れで失点してしまいました。悔しいです。前線の自分たちがスイッチを入れられず、後ろの人たちが守備をしやすい形にできませんでした。もっと自分たちが攻守両面で主導権を握ってやっていかなければ、こういった結果につながってしまいます。本当に反省すべき点が多い試合です。
 (PKにつながるファールをもらった場面は、)(立花)葉にボールが入ったときにできるスペースはいつも狙っています。葉もそこを見てくれて、良いボールが入ってきました。かわしてシュートまで行こうと思っていましたが、あそこでしっかりPKを取ることができ、得点につながったので良かったです。
 (追いついた後も)得点を取りにいきましたが、攻めているときのリスク管理や切り替えの部分は、まだまだだと思います。最後のところで後ろの選手は体を張って守ってくれているので、自分たち攻撃陣がもっと得点を取っていかないと、こういった厳しい試合になってしまいます。確実に得点を取ってゲームを進めていけるように、チーム全体で共有しながらやっていかなければいけません。
 攻守両面で主導権を握りながらアクションを起こしていけるように、自分たちの良さを明確にしながら、次の試合に向けて準備していきたいと思います。

GK#1 木稲瑠那選手 試合後コメント

 (「木稲さんのセーブがなければ、最初の10分で複数失点していたのでは」ときかれ)でも、最後は失点してしまったので、(結果としては)変わりません。
 (最後の失点シーンは)自分がキャッチするか弾くかで迷って、結果的に弾いたところをそのまま(入れられてしまった)という感じです。本当はキャッチしたかったのですが、体勢が後ろにかかっていて、倒れたらそのまま体ごと入ってしまうかもしれないと思い、「弾く」選択肢になりました。
 後半戦が始まってからゴール前での守備が緩いと感じていて、練習でも(タイトに)行くように言っていました。ただ、DFの選手たちからすると、パスを出されるかもしれないと考えてあまり行けない場合があるので、自分が後ろからもっと声を出せば良かったと思います。
 「たられば」になりますが、C大阪戦みたいに最初から、前からどんどん行けば良かったと思います。もっと全員が同じように意識を持って戦わなければいけません。(相手の東京NBに対して)受け身になってしまった部分もあると思います。
 ホームで勝っていないので、次の試合は絶対に勝ちたいです。クリーンシートで抑えられるように頑張ります。

DF#5 市瀬千里選手 試合後コメント

 失点シーンの最後の寄せは、自分の甘さが出てしまい、とても責任を感じています。相手をリスペクトして、「こっちもあるから、ここもケアしよう」「カバーしよう」と思いすぎて、目の前の相手に勝つことにフォーカスできていませんでした。そこは流れが悪くなってしまった原因だと思います。もっと割り切って行けばよかったですし、悔しかったです。
 試合前の分析で、(相手の)守備が3バック気味になったり、サイドハーフの選手が落ちてきたりするので、チームとして早目に(ボールを)送ろうという話をしていました。そこを果敢に攻められたのは良かったと思います。ただ、失点シーンではつなごうとしたときにミスしてしまっているので、つなぐのか、一回大きく裏返すのかという使い分けを、もっと賢くやっていきたいです。
 (東京NBと)ホームで対戦したときは、守備においても攻撃においても相手の方が上手で、個人的にはかなりショックを受けました。自分もそうですが、ロングボールを(相手に)当ててしまったり、パスカットされたり、守備でも簡単に取られて1対1で負ける場面も多かったです。ただ、今日はできることも多かったですし、プラスに捉えられるところもかなりありました。そこは今後の糧にしたいですが、やはり最後に失点してしまうのは、今の弱さが出ているのかなと思います。
 試合前から、自分達らしくC大阪戦みたいに戦うことを心がけていて、勝ちに行こうとしました。ただ、全員が引いてしまったり、相手のペースを見てしまったりすると今日のような試合になるので、「本当に次こそは」と強く感じています。
 (次に対戦する)千葉Lには、カップ戦でもリーグ戦でも勝てず、個人的にも納得いくパフォーマンスができていないので、自分がゴール決めて、守って勝ちたいです。

監督 試合後コメント

まずは、いつも以上にアウェイにも関わらず、サンフレッチェファミリーの方々がスタジアムまで足を運んでくれて、最後の最後まで力を貸してくれたことを感謝しています。
試合に関しては、もったいない入りの10分というのが一番印象に残った試合でした。そこから攻守両面で、力の差がある相手に対して、自分たちの積み上げてきたもので勝負するシーンは数多く作ってくれました。試合の中で、90分通せば、自分たちの時間もあれば、相手の時間もあります。その相手の時間をどううまく吸収しながら、自分たちの流れにもっていくまで我慢できるかが必要なんだと学べた試合でもあります。ただ、何回も言いますけど、その最初の10分、もう少しコントロールできた試合だったと思いますし、それだけの力を付けることができた我々だと思うので、そこをしっかり認めて次につなげてやっていかなきゃいけないなと思ってます。
あとは、もう一つ両ゴール前での「際の部分」、攻撃面では質と冷静さ、守備面ではもう半歩でも寄せる判断、決断、最後まで足を止めないというところは勝ちに持っていこうと思うと必要なことだと思うので、引き続き取り組んでいきたいと思います。

──監督のおっしゃる通り、最初の10分が全てだと思います。後半のような球際ができていればと思いますが、あのようになってしまった原因は何だと思いますか。
「相手の出方を見すぎたのかなと思っています。我々は11人全員で繋がりをもって守備をし、そこから全員で繋がった攻撃を出し続けないと戦えないチームなので、まずは最初のスイッチの部分、プレスかけ始めの部分で連動したり、できないのであれば、後ろの選手から背中を押してあげるような声かけなどが必要になってきます。悔しいですが、気づきのあった10分だったと思います。」


──一昨年とか昨年だと、強豪東京NBに対して、良い試合をしたねとなったと思いますが、もうそういう段階を過ぎた、力をつけたチームだなと思います。こういう試合を勝ちきる勝ち点を持って帰るのに大事なところは。
「はい、先ほどその話を選手たちとしてきました。最初の10分以外は自分たちの積み上げてきた攻撃の形であったり、守備の部分であったり、相手を上回るシーンは、今までの試合に比べたら格段に多い試合でした。だからこそ、こういう試合を勝ちきるために、最初の入り相手が勢いに乗ってくることもありますし、自分たちが上手くいかない時間帯も当然試合の中ではあるので、その時間帯をどうチームでピッチの中で繋がりを持って試合を進めるかが大事になります。あとはゴールを奪うところで、前半からチャンスをたくさん作りましたが、最後は少し冷静さを欠いてスピードを上げすぎたり、サポートのポジション(スペース)をしっかり見つけたりという冷静さ、あとはそこを活かす判断が必要です。守備のところは2失点とも、もう半歩でも寄せること。ここ何試合かでも学びとしてあったところが、あの2シーンは寄せきれなくて前を向いて打たれているので、そこはもう一つ上げなければいけない。あと、最後の最後まで足を止めないってところですね。そこを上回った相手の得点ですし、そこが下回った我々の失点なので、そういうところがこういう試合を勝ち切るために必要ですし、そこを今日来た選手でないと気付いていないと思うので、チームに戻ってトレーニング中で、そこは強く求めてやっていこう、高めていこうという話はしました。

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