皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会　準々決勝 vs. INAC神戸レオネッサ
OTHERサンフレッチェビレッジ 広島第一球技場

試合後コメント

FW#28 古賀花野選手 試合後コメント

（対面したI神戸の）守屋さんはスピードも強さもあるので警戒していました。自由にやらせないことが今日の試合では大きなポイントになると思っていたので、特に注意していたのですが、前半は守屋さんを意識しすぎてかなり下がってしまいました。後半は、ほぼ自分たちがボールを握って相手陣内でプレーできていたので、あそこまで下がりすぎるのではなく、けん制してもう1つ前へプレスにいくことも大事だったと思います。自分が上がることで守屋さんが警戒して下がってくれれば、あれほど高い位置をとられなかったのかもしれません。警戒してずっとついていくのではなく、もっと駆け引きができるようにならなければいけないと思っています。
（I神戸と続けて）2試合できることをプラスに考えて、今日の反省を活かして、次は勝ちたいです。

MF#29 笠原綺乃選手 試合後コメント

　前半は向かい風で、相手のロングボールはかなり伸びました。逆にこちらは（風向きとしては）難しかったのですが、自分たちはどちらかというと下でつなぐ方が得意なので、時間帯も考えながら落ち着いてマイボールの時間を増やすことができればよかったです。
　守備の部分では、相手がセカンドボールを蹴ってくるのでその回収と、プレスバックを意識するように監督からも話があり、その部分については100％とは言いませんが、自分では意識できた方だと思っています。攻撃では、相手が前からプレスをかけてきたときにもう少しはがして、自分のポジションから逆サイドにあったスペースを探して展開することができれば、もっと前半のうちから攻撃のチャンスが生まれたと感じています。
　相手が前に来ているときに背後のスペースを使ったり、1つはがせばチャンスになるような場面でのプレーは、自分の課題です。1週間後にちょうどまた同じ相手と対戦できるので、ビルドアップするときに相手のプレスをどうやってはがすのか、どう修正できるかを自分の課題として、また練習から取り組みたいと思います。
　今日、対戦して感じたこともあります。後半は押し込んで自分たちのペースで進める時間が増えていたと思うので、それをいかに前半からできるか、個人としてもチーム全体としても修正しながら、1週間、悔いのないようにしていきたいです。

全員で前から積極的に行こうという意思統一のもと、試合に入りました。ただ、ファールになった場面については、強くいきすぎた結果のファールであり、仕方なかったと思います。フリーキックを直接決められたのは、相手の個の力が上回っていたからだと思います。1失点は仕方がない部分もありますが、早い時間帯での失点だったため、立て直す時間は十分にあったと感じています。その後、前半からしっかり立て直し、攻撃にも積極的に出る姿勢を見せてくれました。ハーフタイムを挟んで、後半も選手を変えながら押し込み続けることができました。その力が自分たちにはついたということを自信に変えて、次のカップ戦決勝に挑みたいと思います。

―――左サイドを意識して攻撃をしていたのか。
前半は、相手の背後にボールを送る場面が多く、ボールを失うことがいくつかありました。そのため、もう少しサイドから攻めていこうという話はしました。両サイドとも、急ぎすぎずに押し込みながら、良い形でクロスに入るというところは意識していました。特に左サイドから攻めるという意図があったわけではなく、結果的に左サイドが機能し、クロスが多かったという形です。両サイドの攻撃が機能するなかで、ラストのシュートシーンでは、シュートが相手に当たることが多かったため、もう少しクオリティを上げることができれば、得点に繋がったと思います。

―――皇后杯の決勝はEピースでした。そこに勝ち上がる思いもあったと思いますが、ベスト8で終わったことについて。
決勝の舞台が自分たちのホームスタジアムであることは、なかなか経験できない貴重な機会です。選手たちも、その舞台に立ちたいという気持ちをしっかりと表現してくれました。このトーナメントの試合は非常に難しい戦いでしたが、そのなかでも最後まで全力を尽くして戦いました。その結果としての敗戦ですが、直近のカップ戦決勝では、しっかりと借りを返して、優勝したいと思います。サンフレッチェファミリーの皆様には、Eピースで試合ができなくなった分まで、国立で喜んでもらえるように頑張りたいと思います。