8.10 19:00

ルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第2戦 vs. 横浜F・マリノス
AWAYニッパツ三ツ沢球技場

試合終了

横浜F・マリノス 横浜FM
1
2
サンフレッチェ広島 広島
  • 前半22分
    レオセアラ
1
前半
2
0
後半
0

試合の見どころ

 2014年以来となる準決勝進出はあと一歩だ。ホームでの第1戦を3-1で勝利した広島は、敵地で戦う第2戦で引き分け以上でセミファイナル進出が決まる。万が一、敗れたとしても1点差以内なら勝ち進むことができ、2点差でも2得点以上すればアウェイゴール数の差で勝ち抜けだ。もちろん、相手の横浜FMは「Jリーグで一番攻撃力のあるチーム」(ミヒャエル・スキッべ監督)であり、2点差はまだまだ油断はできないが、広島の優位な状況に変わりはない。
 ポイントは、やはり先制点だ。当然ながら広島が奪うのが理想だが、一番やってはいけないのは、早い時間帯での1失点。もう後がない横浜FMは、ホームのアドバンテージを生かし、複数得点を目指して序盤からかなりの圧力をかけてくることが予想される。早くに失点してしまえば、さらに横浜FMが勢い付くのは間違いなく、広島の耐える展開となってしまうだろう。しかも、相手の攻撃陣はタレントが多彩だ。長期離脱となった宮市亮に加え、直近のリーグ・川崎F戦で西村拓真は負傷交代したが、それでも前線にはアンデルソン・ロペスやエウベル、マルコス・ジュニオールのブラジル人や水沼宏太、仲川輝人といったJトップクラスのアタッカーが健在。この中から広島戦ではどの選手が出てくるか当日にならないと分からないが、誰が出場しようとも力を落とさずに戦えるのが横浜FMの質の高さである。無失点の時間をどれだけ長くできるかが広島にとって重要だ。
 だからと言って、広島は受けに回るつもりは毛頭ない。「一つ忘れてはいけないことは、我々はしっかり攻撃をするということ。点を取りに行くことはやめずにやっていかないといけない」(スキッべ監督)。第1戦のアドバンテージがあろうとも、指揮官に自らの攻撃スタイルを貫く考えにブレはない。守備の意識が強くなってしまえば、より横浜FMの攻撃力を出させてしまうだけに、やはり得点を奪いに行く姿勢は必要ということだ。点差を意識した戦いは試合終盤になれば自然と考えなければならない。だからこそ、まずは前線からアグレッシブにボールを奪いに行く「自分たちのサッカーのスタイルを貫くこと」(スキッべ監督)に重きを置き、広島は勝利を目指すことになる。

監督 試合前日コメント

──第1戦を3-1で勝利して迎える第2戦だが、どう戦うか?
「もちろん良い立ち位置にいると思っているが、相手は攻撃力が日本一の素晴らしいチームなので、今までどおりディフェンスは集中して守らないといけない。ただ、一つ忘れてはいけないことは、我々はしっかり攻撃をするということ。点を取りに行くことはやめずにやっていかないといけない」

──今回は守る選択肢もあると思うが、やはり攻撃は大事になってくる?
「自分たちのサッカーのスタイルを貫くことを大事に考えている。それがホームではできてアウェイではできないということではなく、ホーム・アウェイに関係なく、どんな状況でも自分たちのサッカーをやっていきたい」

──直近のリーグ・鹿島戦では交代出場の選手が結果を出したが、今回もベンチメンバーを含めて重要になるのでは?
「途中で入る選手たちが『何でスタートではないんだ』と不満を抱える状況ではなく、チームとしてピッチに入った時にはしっかりと役割と責任を担ってプレーすることが重要。スタッフもクラブもそう望んでいる中、うまくいっている部分だと思う」

監督 ハーフタイムコメント

・ボールを早く動かすこと。
・守備はバランスを考えること。
・もう一度、自分たちのサッカーをやろう。

ゲームレポート

 2014年以来の4強進出へ王手をかけた広島が、強豪・横浜FMを圧倒した。
 結果的には序盤のプレーが明暗を分けたと言えるだろう。広島は1戦目を3-1で勝利したことで、横浜FMはこのゲームで最低でも2点を奪わなければならない状況。相手が最初から圧力を掛けてくることが予想された中、いきなりのピンチは3分に訪れた。左サイドを攻略されると、水沼宏太をペナルティーエリア内で完全フリーにさせてしまった。だが、ここで守護神・大迫敬介がファインセーブ。相手のチャンスを絶つと、反対に広島がいきなりのチャンスをしっかりとモノにした。
 8分、敵陣へ攻め上がった森島司のパスは相手DFにカットされたが、ナッシム・ベン・カリファがすぐに奪い返すと、そのまま持ち運んで左足を一閃。豪快にネットを揺らして広島が貴重な先制点を奪取した。
 第1戦と合わせて圧倒的有利な状況になった広島は、さらに試合の流れが傾く状況が訪れた。14分、相手陣地で森島司が角田涼太朗に倒されると、相手は一発退場。1点リードで数的優位になれば、試合はもう広島のモノだった。
 22分にレオ・セアラに決められて同点に追い付かれたのは反省点だが、その後も攻撃姿勢を貫くと、勝負を決める2点目が生まれたのは37分だった。左サイドで佐々木翔のパスに柏好文が抜け出すと、中央への折り返しを野上結貴が詰めて2-1。流れを引き戻すと、その後は広島が完全に主導権を握って試合を進めた。
「もう一度、自分たちのサッカーをしよう」。ハーフタイム、ミヒャエル・スキッべ監督がそう引き締めて臨んだ後半、広島は数的優位な状況を生かして敵陣地へ押し込み続けた。相手のカウンターには的確に対処し、攻撃に移れば何度もチャンスを創出。森島司や満田誠の2シャドーだけでなく、野津田岳人や藤井智也らも果敢にゴールを狙う。さらに途中出場のドウグラス・ヴィエイラもヘディングなどで決定機を迎える中、3点目を奪うことはできなかったが、そのまま2-1で勝利。2試合合計5-2で準決勝進出を決めた。
「1戦目に勝利して今日を迎えたわけだが、この試合に勝って次のラウンドに進む目的は達成できた。非常に嬉しく思っている」(ミヒャエル・スキッべ監督)。リーグで首位を走る強豪相手に広島が勝負強さを見せ付ける結果となった。

監督 試合後コメント

「非常に面白い試合だったと思う。最初のほうに(大迫)敬介がシュートを1本止めた。自分たちにとってはラッキーだったと思うし、その後に1点を取れて、(相手が退場者を出したことで)一人多い状況で試合を進めることができた。前半に失点した後も自分たちを見失わずに我々のサッカーを続けることができたし、後半は完全に支配できたと思っている。1戦目に勝利して今日を迎えたわけだが、この試合に勝って次のラウンドに進む目的は達成できた。非常に嬉しく思っている」

──前半の最初のピンチを大迫敬介選手が好セーブし、それが勝敗を分けたが、彼の出来について。
「1戦目にもあったが、1対1の場面では敬介のパフォーマンスは向上している。全体的に見ても最初から比べると、彼自身のパフォーマンスが伸びているのは満足している」

──負傷交代した、塩谷司選手と野上結貴選手の状況について。
「今のところ確定したことは言えないが、塩谷に関しては以前のトレーニングでケガをした腰あたりの部分が今日のゲームで悪化したので交代した。野上は、ねん挫だった。まだ試合が終わったばかりで何とも言えないが、できるだけ早く戻ってきてほしい」

──次は柏レイソルとの試合が中3日であるが?
「柏レイソルは非常に強い相手。ホームで戦った前回対戦は最後の最後で点を取られて敗れている。今も高いレベルを保っているチームなので良い試合になると思うが、まず自分たちがやらないといけないのはしっかり回復すること。明後日から良い準備をしていきたい」

──横浜FMは直近の試合から10人を入れ替えたが、広島は一人だけだった。タイトルに懸ける本気度を感じたが?
「全部の試合が重要だと思っている。カップ戦だろうが、リーグ戦だろうが、すべてが大事。その都度のベストの選手がフィールドに立つという考えでいる。今回もうまく回復できたのであれば、その中で一番良い選手が出ることになる。現状、チームは良い状況で進んでいるので、多く代える理由はないと思っている」

フォト

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本日は横浜での平日ナイトゲームとなりましたが、約1,100名もの方にお越しいただきました。皆さまの後押しが準決勝進出に繋がりました。ゴール裏を紫に染めていただき、ありがとうございました。

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