トルコキャンプ10日目

チーム

連日、休み無くハードな練習が続いている1次トルコキャンプ。
選手たちに疲労が溜まっている頃ですが、10日目となるこの日は3試合目となるトレーニングマッチを実施しました。

相手となったのは、オーストリアリーグで3位に付けるLASKリンツ。
「(トルコで)戦う中で、一番仕上がっているチーム」(ミヒャエル・スキッべ監督)と言うだけあって、やはり難しい戦いとなりました。
特に1本目は、相手の激しい守備に大苦戦。
攻撃ではなかなかパスを繋げずに効果的な攻めを繰り出せないでいると、相手の力強い攻撃を受ける展開に。
攻め込まれながらもゴール前では何とか粘り強く耐えていましたが、43分、左サイドを攻略されて失点。
「(1本目は)良くなかった。ボールを奪ってもパススピードが足りずうまく攻められなかった」とスキッべ監督も課題を口にする内容で0-1で終えました。

一方、メンバーを総入れ替えして若手が多く出場した2本目は、広島が盛り返すことに成功しました。
序盤から勢いのある攻撃で相手陣地へ攻め入ると、何度もチャンスを演出。
「後半はそのあたり(攻撃面)が良くなり、シュートチャンスまで繋げることができた」(スキッべ監督)
そこで決め切れずに22分にPKで失点してしまったことは反省点ですが、反対に42分に獲得したPKを棚田遼選手が落ち着いて決めて1点を返すなど、若い選手のアグレッシブなプレーが際立つ内容となりました。

結果的に2本合計1-2の敗戦。
試合を終えて指揮官は、「体が強く、アグレッシブに戦うLASKリンツに分があった」と素直に負けを認めましたが、プレシーズンの時点で力のある強豪相手に自分たちの現在地を知る貴重な経験となったのは間違いありません。
「ここからまたトレーニングを積んで、(トルコキャンプの)残り2試合も楽しみにしている」と選手たちの奮起に期待したスキッべ監督。
トルコでの日々も残り5日となりましたが、あと2試合のトレーニングマッチも含めて、最後まで全力でチーム力アップに向けて練習に励むのみ。
この日の経験も糧にそれぞれがレベルアップを図っていきます。

トルコキャンプ9日目


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