宮崎キャンプ(2次)最終日

チーム

悪天候続きだった宮崎県ですが、最終日はようやく朝から清々しい青空が広がる快晴となりました。
暖かな陽気に恵まれた中、チームはキャンプの総決算としてFCソウルとのトレーニングマッチを実施。
試合形式は30分×4本で行われ、結果は4-1の勝利。
結果、内容ともに実りのあるゲームとなりました。

「全体的に素晴らしい試合ができたと思っている」
ミヒャエル・スキッベ監督が試合をそう振り返ったように、ゲームはサンフレッチェらしく戦い抜くことができました。
メンバーはいつもどおり主力とサブを分けることなくシャッフルした構成。
1、2本目と3、4本目に分けて戦い、どちらもチームのスタイルであるアグレッシブさを存分に発揮します。
相手のFCソウルも強度高く球際で激しく戦ってきましたが、広島も負けじと応戦。
序盤から至るところでバチバチの攻防が繰り広げられる中、次第にサンフレッチェが縦へのスピーディーな攻めで主導権を握り始めます。
すると1本目の17分、中野就斗選手がペナルティーエリア外から強烈なミドルシュートをゴールに突き刺して先制。
さらに攻め手を緩めなかった広島は、29分にも松本泰志選手が獲得したPKをドウグラス・ヴィエイラ選手が冷静に決めて2-0とリードを広げました。
2本目はチャンスを作りながら決め切れないシーンも何度かありましたが、26分、ユース所属の井上愛簾選手がCKからゴールを奪い、3-0。
まずは1、2本目の選手たちがしっかりと結果を残しました。

一方、3、4本目のメンバーも負けていません。
3本目は0-0で終わり、4本目に満田誠選手がゴールを奪いながらミスから失点してしまいましたが、全体的に主導権を握っていたのは広島。
FCソウルの激しい守備に負けず、サイド攻撃や素早い縦への攻めで何度もチャンスを作り出します。
「相手は始動したばかりで完成度はまだまだだったが、この試合はキャンプの集大成として良かった。相手陣内でボールを多く奪うことができたし、そこからシュートチャンスに繋げた回数も多かった」とスキッベ監督。
3、4本目のメンバーも1-1の結果以上に最後まで内容でFCソウルを上回り、選手たちは自らの存在を指揮官へアピールする機会となりました。

試合後、約3週間に及んだ宮崎キャンプを振り返ったスキッベ監督は「全体的に本当に良い合宿ができた」。
キャンプ序盤に出遅れていたケガ人も途中から続々と合流し、長期離脱するような大きなケガ人もなし。
まさに過去2年で積み上げてきたスキッベ監督の目指すサッカーを研ぎ澄ませることができた宮崎での3週間でした。

チームはこれで広島へ戻り、10日(土)には早くも『エディオンピースウイング広島』でのこけら落としとなるプレシーズンマッチ・ガンバ大阪戦が待っています。
まだまだシーズン開幕に向けてチーム作りは途上ですが、広島に帰ってからもよりチーム力アップを目指し精進していきます。

順調にトレーニングを消化できた宮崎での3週間、サポートしてくださった皆様に感謝したいと思います。

キャンプ

キャンプ


チーム関連ニュース