第12節 vs. 大宮アルディージャ
AWAY熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

あまりピッチ状態が良くなく、ボールを繋いだり、キープした方が不利になる状況で、イライラするようなゲームの中、選手は最後まで我慢強く辛抱した。メンタリティの強さが結果的に勝ち点３に結びついたと思う。
後半、足が止まる場面もあったが、その時に多くの広島のサポーターの後押しに勇気づけられ、選手は最後、勢いを取り戻してくれた。終了間際で悔しい思いをすることが多かったチームが今日は逆になった。いいステップとなる試合になったと思う。
ミスというものは起きるものであり、起こさせるもの。こうしたピッチ状況だからこそ、大胆に行うことで相手のミスを誘いたかった。選手の気持ちは凄く分かるのだが、全てを丁寧にプレーしようという気持ちになってしまい、前半は大胆にできなかった。ハーフタイムに「ミスは構わない」、「ミスを恐れるな」と選手に話し、最後は大胆さを呼び起こしてくれた。
シーズン当初は勝てなかったが、選手全員が自分たちのサッカーを見失わず、信じ続けてきたことで勝てるようになった。だが今後、我々相手にしっかりと対策を立ててくるし、またチームによっては補強を進める。他が前進する一歩、二歩先にチームを前進させなければならない。今の順位に浮かれることなく、一歩一歩前進していきたい。