第34節 vs. 清水エスパルス
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　リーグ戦の最後をしっかりと締めくくる。それが、天皇杯への勢いになると信じていた。その通り、選手たちはしっかりと戦ってくれて、勝ち点３を取れた。勝ち点３を取れた裏には、難しい時期に試合には出られなかったけれどトレーニングに励んでくれ、他のメンバーたちを送り出してくれた仲間の力があったからだ。そして、苦しいシーズンを最後まで支えてくれたサポーター、メディアの方を含め応援してくださったすべての方々のおかげで尻すぼみにならず、結果も内容もいい形で締めることができた。選手、スタッフ、サポーター、すべての方々に感謝したい。
当初は、優勝に絡むことを目標にしていたが、結局そこまでの力が及ばなかった。一度目標が薄れたところが苦しかったが、そこから選手１人１人がよく立て直してくれて、１つでも上の順位へこだわりを見せてくれた。選手はよく頑張って勝ち取ってくれた順位だと、誇りを持っている。
盛田の起用については、魂あるプレーを出してくれた。球際で頑張ってくれる姿勢が必要だと考えたためだ。清水のディフェンスラインがフラットなため、少しボランチを引き出せばバイタルエリアで必ずスペースができる。自分が死んでも、ボールを生かしてくれる形ができてくれば、厚みのある攻撃が展開できる。実際に、球際、ヘディングなど苦しくなったところで頑張ってくれた。チームに力を与えてくれたという点を評価している。
次、来週の天皇杯を控えているので、天皇杯を取るんだという気持ちを大切にして、もう１つのタイトルを取りに行きたい。