第18節 vs. 川崎フロンターレ
AWAY等々力陸上競技場

まず最初に言いたいのは、川崎がいい試合をして、勝つべくして勝ったということだ。ただ、川崎はよかったが、我々がいい試合ができなかったことも確か。今日はとてもミスが多く、運動量も少なかったと思う。

昨年の後半から、クオリティの高い選手たちがケガをして、代わりの選手を補いながら戦ってきたが、その若手選手にもベテランの選手たちにも疲れが見えている。ここまで２年半、コンスタントにいいサッカーをしてきたが、今、チームは難しい状況にきてしまっている。
２００７年にＪ２に降格し、その直後の天皇杯では決勝に進出した。そしてゼロックススーパーカップでも勝利し、２００８年のＪ２でも素晴らしい結果を出してＪ１に復帰した。そして昨年はＪ１で４位。今年も多くのケガ人を抱えながら、ここまで勝ち点２６といい成績を残してきた。ただ、ここにきて頑張ってきた選手たちに疲れの色が見える。

私自身、こういった状況でありながらも楽観的に捉えようと思っている。この４年間、いいときも悪いときもあったが、積み上げてきたものはある。次の試合まで時間がないが、選手ともしっかりと話をしたい。ここで大切になってくるのは、メンタルの強さだ。それでこの状況を打開したい。サッカーにパニックは必要ない。落ち着いて打開したいと思う。

今日の試合も勝ち点１でもとれていれば、素晴らしい結果と受け止めることができたのだが、我々のチームが、今、右肩下がりであることを認識した。そのことに早く反応して、修正しなければならない。