10.10 15:00

準決勝 第2戦 vs. 清水エスパルス
AWAYアウトソーシングスタジアム日本平

試合終了

清水エスパルス 清水
1
1
サンフレッチェ広島 広島
  • 後半42分
    小野伸二
0
前半
0
1
後半
1
  • 後半19分
    山岸智

監督 試合後コメント

コメントは日本人的なものと外国人的なもの、どちらがいいでしょうか(笑)。日本人的に言うならば、内容はともかくとして決勝に出られたことは素晴らしい。日本は内容よりも結果がよければそれでいい、という部分がある。私も約5年間の時を経て、半分くらい日本人になってきたが、まだまだなりきれていないところもある。我々には今日、ラッキーな部分があった。特に前半はそうだ。

前半はしっかりとポゼッションすることなく、長いボールを多用していた。選手たちはつなぐことを怖がっていたのかもしれない。準決勝2戦目という緊張感もあったのだろう。ただ、後半からは少しずつ組み立てがうまくいき始めた。コンビネーションもよくなってきたと思う。ゴール以外ではミキッチの決定的なチャンスがあったが、今日は清水の方が勝利に値する試合をしていた。

ただ、我々にはラッキーがあったが、それは偶然のものではない。今シーズン、厳しい状況の中でいい結果を残してきたからこそだ。ACL、リーグ戦、ナビスコカップ、そして天皇杯と、ほぼ全試合でレギュラーを4~5人欠いて戦ってきた。その頑張りがこのラッキーに結びついたのだと思う。

みなさんもご存知だと思うが、我々のユースチームも高円宮杯の決勝に残っている。我々も決勝に残った。サンフレッチェは日本の見本になるチームになったのではないかと思う。若い選手が育ってトップチームで活躍しているが、それは簡単なことではない。育成という非常に我慢を要する仕事を続けてきたからこそだ。クラブは素晴らしい努力をしてきた。そのことに私も感謝したいし、賞賛の言葉を述べたい。

決勝は常に特別なものだ。我々は東京で決勝を闘うが、それは広島市民にとっても特別なことではないか。今日の社会情勢を考えると、仕事をなくしていたり、お金がなくて困っている人が広島にもいるだろう。ただ、我々が決勝に残ったことで、11月3日まではそれを楽しみに期待を持ってもらえることをうれしく思う。

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