第31節 vs. ベガルタ仙台
AWAYユアテックスタジアム仙台

このような素晴らしいスタジアムで、素晴らしい観客の下で試合をすることができた。プレーした選手も、観ていた人たちも、素晴らしいサッカーを感じたのではないかと思う。

我々は立ち上がりから試合をコントロールし、いくつもチャンスを作った。ただ、チャンスを数多く作りながらも、得点ができない。それは我々が長い間、抱えている問題でもある。ただ、難しい試合ではあったが、選手たちは素晴らしい試合を見せてくれたと思う。ボール支配率は、７０％くらいあったのではないか。ゲームを支配し、チャンスを創り出していた。仙台は我々より勝ち点８多くとっているが、今日の試合を見る限りでは、それほどの差があるとは誰も思わないだろう。我々は相手の攻撃をしっかりとケアしていた。仙台のチャンスは、ロングボールのセカンドボールを拾ってからのものだけで、そのほかではチャンスを与えなかった。しかし、我々はチャンスを作っても得点ができない。その長い間、抱えている問題が、勝ち点８の差につながっているのかもしれない。その問題にいかに取り組んでいくかについては、十分に考えなければいけない。

今日はいい試合をしたいと思っていた。我々は震災の影響を受けていないが、気持ちは常に被災地とともにあった。これからもいろいろな方向から被災地をサポートしていきたい。決して震災があったことを忘れることはできないが、試合を観に来てくれた方には少しでも現実を忘れて、楽しんでもらいたいと思っていた。２時間という短い時間だったが、観に来てくれた方が少しでも楽しんでいただけたのなら、よかったと思う。