5.18 13:04

第14節 vs. ベガルタ仙台
AWAYユアテックスタジアム仙台

試合終了

ベガルタ仙台 仙台
1
0
サンフレッチェ広島 広島
  • 前半16分
    赤嶺真吾
1
前半
0
0
後半
0

監督 試合後コメント

今日は勝てなくて残念。我々はこれまで連戦を戦ってきて、今日で11連戦目だった。フレッシュな仙台と戦って、その中でも自分たちでうまく試合を運べば、必ず勝点3を獲れる、もしくは勝点1を拾って帰れると準備をしてこの試合に臨んだ。実際、失点のところは別として、入りのところは非常にいい形で入れたし、ボールを握りながら、ポゼッションをしながら、縦を突く、サイドを突いていくことができていた中で、ちょっとした隙を突かれて失点してしまった。追う展開になってしまったのは、我々にとって厳しい試合展開になったと思う。
後半はより攻撃的にボールを動かして、サイドから何度も崩してチャンスは作ったが、やはり連戦の疲労からか、最後のパワーやクオリティーが足りなかったと思っている。後半に何度か相手のカウンター攻撃を受けたのは、我々がリスクを冒して攻撃をしていたのである程度仕方がない部分もあった。カウンターを受けながらも追加点を与えなかったのは、このキツイ戦いの中でも、選手たちが最後まで踏ん張っていたから。いままでやってきたことを評価してあげたいと思う。

(塩谷の交代は)疲労。塩谷も体のキレがなく、非常に疲労が色濃く見えたので、青山をボランチに入れて、ボランチの森崎和をCBに下げた。後半はボールを握れると思っていたので、そのぶん森崎和がディフェンスラインに下りれば、ビルドアップの部分で厚みのある攻撃ができると思い、そういう攻撃の形にした。
(青山を先発で起用しなかったのも)疲労だった。もちろん先発で出したい思いはあったが、彼は本当にファイティングスピリットがあって、むちゃくちゃ頑張る選手。体が動かないのに無理をして変なタイミングでタックルに行くなど、そういうプレーにつながってけがをするよりも、勝負どころを考えて起用したかった。前半に失点してしまったのが痛かったが、前半をゼロに押さえて、後半にウチがキツイ中でもギアを上げていくときに、勝つために使えればと思っていた。

(11連戦を戦って次につながる部分は)もちろん我々の理想の戦い方というのは、相手を圧倒して、主導権を握って勝ち切ること。ただ、それはウチだけでなく、どのチームもそう思っている。この連戦の中、理想と現実の部分で体がなかなか動かず、運動量が上がらず相手に押し込まれた試合が何度もあった。負けてもおかしくない試合を引き分けに持ち込んで勝点1をしっかり積み上げること。あるいはキツイ中で、控えの選手、交代の選手を含めて総力戦で勝ち切るというゲームができたことは収穫だと思う。今日も、これまでの戦いのようにできれば最低でも勝点1を持ち帰れればさらなる自信にはなったと思う。ただ、選手はACLとJリーグを並行して戦ってきて、本当に厳しい戦いの中、一つ高いレベルでやっているというプライドを持って今日もプレーしてくれた。そういった意味での、キツイ中でも国際舞台で試合をしている意地というか、しぶとさがこのチームに植え付けられていると思う。

(元チームメートである仙台の渡邉監督を意識したか)まったくない。仙台の監督が渡邉監督ということで、僕にとっては一緒にやっていた選手なので楽しみな部分もあったが、自分は立場上チームを勝たせるためにここに来ている。そういう勝負事の部分で渡邉監督のことはあまり気になってはいなかった。

最後に、1点を奪うため、追い付くために最後の力を振り絞れたのは、今日もたくさんのサポーターが選手のこと、チームのことを後押ししてくださったから。勝てなかったのは残念だが、サポーターの皆さんに最後まで戦う姿、得点を奪おうとする姿勢は分かっていただけたと思う。サポーターの皆さんには感謝したい。
また、今日はユアスタの雰囲気、サッカー専用スタジアムの雰囲気は本当にいいなと思った。今日もアウェイの中で試合をして、仙台の選手にとっては心強く、我々にとってはプレッシャーのかかる試合だったが、こういうアウェイの雰囲気の中、自分たちのサッカーをやれたこと、結果は別として、こういう中でサッカーができたことを今日は幸せに思った。

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