9.7 18:00

準々決勝 第2戦 vs. 浦和レッズ
AWAY埼玉スタジアム2002

試合終了

浦和レッズ 浦和
2
2
サンフレッチェ広島 広島
  • 前半34分
    阿部勇樹
  • 後半26分
    槙野智章
1
前半
1
1
後半
1
  • 前半39分
    野津田岳人
  • 後半3分
    佐藤寿人

監督 試合後コメント

広島での準々決勝第1戦は0-0だった。それを受けて、この埼玉スタジアム2002で我々がやらないといけないこと、戦い方として戦術的に考えられることはあったと思うが、「とにかく勝って準決勝に駒を進めよう」ということを選手に伝えていた。選手も試合の入りから集中して、走って戦う、泥臭くハードワークする部分、そしてチームとして戦い続けることを試合終了まで出してくれた。結果は2-2の引き分けだったが、この2戦を通して勝利につながったことは良かった。この埼スタで浦和に勝つのは難しく、非常に難しい戦いになると思っていた。サポーターの皆さんの力をお借りして、選手が最後まで戦い抜けたこと、それは良かったと思う。
内容としても選手が勇気を持ってプレーしてくれた。それは広島で土砂災害に遭われた被災者の方々、そして今も被災地で頑張っておられる方々に勇気を希望を与えられたと思う。押し込まれた中でも選手が最後まで諦めないで戦い続けられたことは、被災地の皆さんにも届いたと思っている。

今日は試合前に、勝利することや0-0の引き分け、そして得点を取っての引き分けなど、いろいろと想定されることは選手に話していた。そして、我々が得点を取れば有利になるということは選手も分かっていたと思う。そういった意味で、今日は先制点を奪われたが、選手は下を向くことなく得点を奪いに行ったところは良かった。また、今日は試合の勝ち負けではなく、「とにかく勇気を持って積極的に勝ちに行く試合をしよう」ということを試合前やハーフタイムに選手へ伝えていた。僕が言ったからということではなく、これまで分が悪かった浦和に対して、「自分たちはやれるんだ」、「我々のほうが戦えるんだ」という選手の思いがホームでの90分と今日の90分のアグレッシブなプレーにつながったと思う。

(2得点は)いつものプレーだと思っている。それは試合によって出せるときと出せないときがあるが、我々が目指すところ、理想とするプレーだった。カウンターができるときはカウンターをする、ボールを握ってポゼッションしながら相手を崩すときは相手を崩していく。そういった部分で相手を崩すところを今日は出せたと思う。少し前の時期にはボールを握ったときに我々が意図するボールの動かし方ができなかったが、「とにかく形はどうであれ、勇気を持って、ミスを恐れずにチーム全体が関わってボールを動かしていこう」と選手へ伝えていた。今日のようなプレッシャーのかかった試合でも、選手はミスを恐れずに勇気を持ってそれぞれがボールを動かすために動いたことが得点につながったと思う。

1点目の野津田は、準々決勝第1戦のときにシュートチャンスがあってもシュートを打てなかったところがあった。彼の持ち味であるシュート力、思い切ってプレーすることが第1戦で出せなかった。今日はシュートチャンスを逃さず、振り抜いたシュートがゴールにつながって良かった。2点目も我々のサイドからの勇気を持った攻撃だった。まずボールを動かしながらサイドへ展開して、ヤマ(山岸)が勇気を持ってしかけていく。最後は(佐藤)寿人がそこに詰めるという形で、我々の良さを出せた2得点だったと思っている。

今日、この厳しい戦いの中で我々を応援していただいたサポーターの皆さんにあらためて感謝したい。

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