11.29 14:04

第33節 vs. 川崎フロンターレ
AWAY等々力陸上競技場

試合終了

川崎フロンターレ 川崎F
1
1
サンフレッチェ広島 広島
  • 前半34分
    大久保嘉人
1
前半
0
0
後半
1
  • 後半43分
    佐藤寿人

監督 試合後コメント

今日の試合に向けて選手はトレーニングから良い準備をしてくれた。アウェイで難しい戦いになるという覚悟を持って積極的にプレーしてくれたと思っている。試合は前半からいくつかのチャンスを作ったが決めきれず、川崎Fの守備網に引っかかって失点してしまった。苦しい展開になったが、選手が追う展開になっても「必ず同点に追い付く」、そして「引っくり返す」という強い気持ちを持ってプレーしてくれた。チーム全体として攻撃のクオリティーを発揮しながら後半はチャンスを作って試合を進め、同点に追い付いた。最後は「逆転して終わりたい」という気持ちを見せて魂を込めて戦ってくれたことは評価したい。

今年は特にアウェイの関東のサポーターには勝利をお届けできていなかった。今日はサポーターの皆さんに勝利を届けたいという気持ちを選手がプレーで表してくれたことは、サポーターの皆さんには届いたのではないかと思っている。今年は残すところホームでの1試合となったが、今日もアウェイに駆け付けてくれたサポーターの皆さんには感謝したい。

(先発した前線の3人は)まだまだ改善しなければいけないところはいっぱいある。ただ、彼らは年間を通してトレーニングやトレーニングマッチで公式戦に出られるだけのパフォーマンスを見せてくれていた。今日は若い選手を試すというふうに見られていたと思うが、我々は今年のシーズン、ACL、Jリーグヤマザキナビスコカップと固定した選手だけで結果を残してきたわけではない。ACLもチームの総合力としてクラブとして初めてグループリーグを突破した。ナビスコカップもけが人が出たり、日本代表選手が抜けたり、そういう苦しい中でもチーム全体の総合力として結果を残してきた。その延長で今日の試合もメンバーを含めて決めた。
 改善点は、まず的確なポジション取り、的確な判断をするということ。その判断を具現化するプレーのクオリティー、技術のレベルはもっともっと今日出場した若い選手は上げていかないといけない。ただ、それは最初からなかなかできることではない。よりいい選手になっていくために今日の経験を生かしてくれればと思っている。今日は若い選手を起用したと思われるが、勝利を目指して戦う、勝利を収められる、勝つことを目指して、勝点3を獲れると思って選手を送り出した。それは僕の中では、これまでの1年間、これまでの選手の力を見て自信を持って送り出した。若手に関して、うまくいくかいかないかは、最初からスーパーなことを求めるのは彼らにとっても酷。ある程度、失敗も認めつつ、それ以上に思い切ってプレーすることを求めて送り出している。そういった部分で、彼らが今日の試合で何を感じ取ったか分からないが、よくやってくれたと思っている。そして今日はそういう若い選手をその他の選手がサポートして支えてくれた。それは我々のサンフレッチェが持つ、支え合い、協力し合ってチーム一丸となって戦い抜くことを今日はチーム全体でやれた。それは、川崎Fのホーム最終戦という難しい雰囲気の中、我々が最後に追い付いて逆転できるかもしれないという可能性を見せて試合を進められたことにつながったと思う。

(今季の)満足している部分は、どんな状況でもチームとしてまずは個人がチームのためにやるべきことを続けてくれた。今日も順位的に言えば難しい戦いだったかもしれないが、選手がとにかく1戦1戦勝利を目指して戦うという部分でやり続けてくれたことは選手を評価したい。結果については、2連覇をした後の今季で、サポーターの皆さんやサンフレッチェを応援、支援してくださる方にとって満足していただけるような結果を出せなかった。そういった部分でもっと勝利数を増やしていくとか、勝負強さをチームとしてもっと出していくということは課題として取り組んでいかないといけない。それは選手だけでなく、僕の選手の起用法、そして選手にどういう戦術を伝えてチームとしてどう戦っていくかという部分で自分自身も反省して、自分自身がより監督として力を付けて、チームを勝たせられるようにしないといけない。

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