7.19 19:05

明治安田J1 第3節 vs. 浦和レッズ
AWAY埼玉スタジアム2002

試合終了

浦和レッズ 浦和
1
2
サンフレッチェ広島 広島
  • 前半35分
    関根貴大
1
前半
0
0
後半
2
  • 後半22分
    浅野拓磨
  • 後半39分
    青山敏弘

監督 試合後コメント

埼玉スタジアムで勝つのは非常に難しいと思っていた。ただし、我々はどんな厳しい戦いでも勝利を収めて帰る、選手にはチャレンジしていこうと言ってこの試合に臨んだ。試合は、前半は浦和に一方的にやられた。2、3点入れられてもおかしくなかったと思うが、PKをGKの卓人が止めてくれたり、悪いなりにも0-1で折り返すことができた。後半は同点に追い付くために、試合をひっくり返すために選手が魂を見せて走って戦ってくれた。技術、戦術的なところはトレーニングでもしっかりやれている。あとは基本的なところをやっていく部分で選手が魂を見せてくれた結果、同点に追い付き、逆転することができた。今日の選手の頑張りを讃えたい。ロッカーの中ではおそらく疲労困憊で立って歩くのもしんどい状況だと思うが、我々が勝っていくためには、個人個人が出し切って戦っていくこと。チームとして力を出し切って戦っていくこと。それができれば、今日みたいな素晴らしい結果が出る。選手は一つの経験として自信にしてくれると思う。これからもこういう戦いを続けられるようにしたい。我々の今シーズンのトータルでの成績は悪くないし、2ndステージだけ切り取っても勝点6でここに乗り込んできた。自信を持って戦うという部分では、これまでやってきたことを続けていけば大丈夫だと思っていた。ただ、やはり埼玉スタジアムではサポーターの皆さんが作り出す雰囲気なのか何なのか分からないが、立ち上がりはうまく試合に入れなかったところはある。広島にもサポーターの皆さんとピッチ上で一体感になれるスタジアムがあればいいなと改めて思った。

(柴崎晃誠は)前半の流れがうまくつかめていない時間帯でアクシデントの交代だった。そこは少なからずメンタル的に選手の影響はあったと思う。ただ、不測の事態は試合中に起こるし、選手にもリーグ戦の中でいろんな不測の事態があったときに冷静に乗り切っていこうと言っている。前半は交代のところを含めてリカバーできたとは思っていないが、後半は選手はうまく修正してくれたと思っている。

(浦和に勝利して)特別な味はあまりしない。勝ってうれしいのはあるが、それよりも、もう一度チャンピオンシップで戦わないといけない。そっちのほうが頭をよぎった。

選手にいつも言っているのは、「もちろん相手の情報を踏まえた上で試合に臨まないといけない。ただ、相手が浦和であろうが、G大阪であろうが、まず自分たちがやったかやらないか。やり切ったかどうかということをその試合で振り返られるように」と。今日の試合前にも選手へ伝えた。ただし、今日の浦和は1stステージの王者でもあるし、年間の勝点も「45」で1stステージから断トツで首位を走っている。非常に力があるチーム。さらにホームでは1stステージで9戦負けなしできている相手だということ。1stステージから19戦負けなし。そういうのもすべて踏まえた上での王者で、日本では間違いなく最高に強いチーム。そういう浦和相手に、しかもアウェイで12人目の選手も非常に強力な雰囲気を作るスタジアムで勝てたということは我々にとって大きな自信になる。

(浅野拓磨の投入の理由は)今日の寿人は前線で守備をしないといけない時間が多く、攻撃でもパスがうまく前線まで配給できない中で走り切ってもらった。そこからの時間帯にフレッシュな浅野を入れてチームを活性化した。

前半は我々のギアが上がらなかった。最初は悪くない戦いでどっちもどっちだと思ったが、攻撃ではもっとボールを動かすために周りが関わっていかないといけなかったし、チーム全体で動かないといけなかった。守備の部分では、やはりボール保持者にある程度の位置からはしっかりプレッシャーに行かないと浦和の選手はうまいので好き放題やられてしまう。そこで後手に回ってしまった。そういった意味では、我々の攻撃も守備もアクションを起こすところが足りなかったと思っている。浦和の前節の試合ももちろん我々はスカウティングしているが、山形とのアウェイで負けてもおかしくない試合を引き分けで終えた。内容的には前節は良くなかったので、今日は間違いなく集中して素晴らしいプレーを見せてくるだろうと覚悟していた。ただ、浦和どうこうではなく自分たちのところが足りなかったと思っている。

今日もアウェイ席がぎっちり埋まるぐらいサンフレッチェのサポーターの皆さんに来ていただいた。前半はサポーターの期待に応えるサッカーができなかったと思うが、後半はサポーターの皆さんの期待に応えるべく、選手は走って戦ってくれた。サポーターの皆さんに勝利をお届けすることができて、期待に応えることができて良かった。今日の応援も感謝したい。ありがとうございました。

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