9.5 15:00

天皇杯 2回戦 vs. 広島経済大学
HOME福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場

試合終了

サンフレッチェ広島 広島
8
0
広島経済大学 広島経済大学
  • 前半6分
    柏好文
  • 前半27分
    浅野拓磨
  • 後半12分
    ドウグラス
  • 後半15分
    青山敏弘
  • 後半16分
    野津田岳人
  • 後半21分
    浅野拓磨
  • 後半40分
    皆川佑介
  • 後半45+4分
    野津田岳人
2
前半
0
6
後半
0

監督 試合後コメント

この試合に向けて選手が緊張感を持ってトレーニングしてくれたことが、結果につながったと思う。我々にとっての天皇杯初戦は毎回、難しい試合になっている。理想はもちろん相手を圧倒して勝つことだが、うまくいかなかったときでも我々らしく戦って勝とうということを実践してくれたことは良かった。この試合に臨むにあたり、選手にはメンタルの部分で我々がやっていることを冷静に我慢強く、根気強くやることを伝えた。フィジカルの部分では、切り替えを速くすること。そして運動量、予測、球際の部分で相手より粘り強く戦うこと。ハードワークする部分で相手と違いを見せようと選手へ伝えた。そのベースができれば、必ず得点は付いてくる。それを選手は実践してくれた。広島経済大学とはカテゴリーが違うし、我々が勝って当たり前のところがある。ただ、勝って当たり前ほどメンタルで難しいのはない。選手たちは相手どうこうではなく、やるかやらないか、自分たちが実践できるかできないか、試合でテーマに掲げたことをできたか、できないか。この試合に臨むにあたってやろうとしたことを選手はよくやってくれた。ただ、攻撃の部分については、サイド攻撃とセットプレーから良い形で得点を奪えたが、中央からのコンビネーションで相手守備陣をこじ開けるクオリティーは上げていかないといけない。

前半の2-0では点差以上のモノは感じていなかった。もちろん勝ち切ろうとは思っていたが、広島経済大学の選手のファイティングスピリットは前半が終わった時点で落ちていなかった。後半はまず追加点を奪い、3-0、4-0になれば、相手の戦意を喪失させることができると思っていた。そういう戦い方に持ち込めるように、選手にはテンポを落とさないようにしていこうと(ハーフタイムに)伝えた。選手もそれを実践してくれたと思う。

天皇杯であろうが、Jリーグであろうが、一戦一戦最善の準備をして、ベストを尽くすことに変わりはない。ただし、天皇杯はトーナメントで、その先にタイトルがある。頂点を目指して戦っていきたい。我々は何度もファイナリストになっているが、サンフレッチェ広島になってから優勝はしていない。この天皇杯で最後、優勝を目指してやっていくことは忘れずにしたい。大きな目標としては、そこ(頂点)に向かってやっていくことはチームとして持って戦っていきたい。

(昨季までと違い、今年の初戦は大勝だが)メンタルの部分が大きいと思う。練習では笑いもあり、リラックスもしているが、良い緊張感を持って次の試合に臨むことができている。緩み過ぎずに準備できていることが、この結果につながっている。そこは選手の成長とチームが成長したところだと思う。

(皆川が今季初得点だが)本人は必死にもがきながら、得点を奪って一つのキッカケをつかもうとしている。それは練習試合でもそうだし、最近は公式戦にも出場しているが、本人がやろうとしていることが見受けられる。FWの選手は一つ結果が出れば、次に向けてポジティブに切り替わっていく。今日の得点は彼にとってここからギアを上げていくという部分でいいゴールになったと思う。

(旧知の高橋真一郎監督が率いる広島経済大学の良さは)丁寧にサッカーをしていると思った。我々が前からプレッシャーをかけたとき、個の力では局面で難しいところをつないできていた。後半に点差が開いた後もゴールキックやリスタートでもディフェンスラインからボールをつないで丁寧にサッカーをしていたところは、高橋監督のサッカーだと感じた。プレッシャーをかけられたとき、選手はミスをしたくなければ、大きくボールを蹴り出す。リスクを回避することは大いにありえたが、高橋監督が良い指導をして、良いトライをさせているからこそ、広島経済大学の選手は丁寧にボールをつなぎながらサッカーをしていたと思う。守備は我々がこじ開けたが、組織立った守備でチームとして戦っていこうという部分は高橋監督の指導が浸透していると思った。

(直近のリーグ戦からメンバーを入れ替えた理由は)シーズンは総合力で、そして総力戦で戦っていくものだと思っている。公式戦で選手を入れ替えるのはこれまでもやってきた。残りのシーズンに向けて、我々がチームとしてより良い結果を出すために今日は選手を入れ替えて戦った。今年はリーグの中断期間がなかった。これまでは夏場の中断期間に少し休みを入れながらコンディション調整をしてきたが、今日は経験のある選手は外れてコンディションを整えてもらった。チーム全体として残りのシーズンに少しでもいい形で戦っていけるようにメンバー構成をした。

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