4.24 14:04

明治安田J1 第8節 vs. 横浜F・マリノス
AWAY日産スタジアム

試合終了

横浜F・マリノス 横浜FM
1
2
サンフレッチェ広島 広島
  • 後半25分
    中村俊輔
0
前半
1
1
後半
1
  • 前半15分
    ピーター・ウタカ
  • 後半27分
    ピーター・ウタカ

監督 試合後コメント

(4月20日に)ACLを戦い、そしてそのまま中国から広島に帰らず横浜に移動してきた中で今日の試合に臨んだ。コンディション的にはいい状態ではない中、形はどうであれ、タフに粘り強く戦って、できれば勝点3をつかみ取って帰る。最低でも勝点1をつかみ取って、このアウェイでの戦いをモノにしようと選手へ話していた。選手はタフに戦ってくれたと思う。ACLでは日本の代表として戦いながらグループステージで敗退してしまった。そこは私自身、申し訳なく思っている。ACLはあと1試合残っているが、(山東戦の敗退で)メンタル的にも次に向かうことが難しい中、スケジュール的にも難しい中、選手は踏ん張りを見せて今日の試合に臨んで勝利をつかみ取ってくれた。試合の流れも1-1に追い付かれた時にメンタル的に崩れてしまう可能性があったところで、選手は踏みとどまってくれた。残りの時間でどうやって戦っていくか、顔を上げて前向きに戦ってくれて追加点を奪い勝ち取ってくれた。選手が心身ともにタフに逞しくなったところを今日の試合で見せてくれた。選手はヘロヘロだったと思うが、今日もサポーターの皆さんが選手を後押ししてくれたことで選手が最後まで集中を切らさず戦い抜けた。サポーターの皆さんの応援に感謝したい。

青山の不在に関しては、青山の体調不良がどうこうではなく、シーズンを通してアクシデントは起こる、不測の事態が起こる、想定外のことが起こる。それを乗り越えて初めてシーズンを通して高みにたどり着ける、いい結果を出せる。アクシデントが起こったときに自分たちが持っている力を落ち着いてしっかりと出し切ることを選手はよくやってくれた。ゲーム運びについては、青山はやはり我々の攻撃の中心でゲームをコントロールしてくれている。攻守ともに中心としてやってくれている。今日は攻撃の部分で、(青山の不在で)なかなかうまくいかない部分、テンポが上がらない部分があったが、それも言わば想定内。ミスが起こったとしても、今までの流れとは違ったとしても、割り切って、切り替えること。ボールを失ったらしっかりと守備をする。攻撃のトライをしながら、ミスをしたらしっかりとリカバリーをする。切り替えてやっていくことを選手が割り切ってやってくれた。

(今日のサッカーが)省エネかどうかについては、これまでの横浜FM戦では戦術的な戦いが多かった。今日の我々のコンディションからしても、10連戦の6戦目だった。しかも(水曜日には)山東に行き、勝たなければならないエネルギーを使うゲームを戦った。さらに遠征続きで横浜に移動してきた。昨日、一昨日の練習を見る限りでも、なかなか運動量が上がる戦いはできないと思っていた。選手はそういうコンディションと向き合い、感じながら、相手と照らし合わせて今日は勝つサッカーをやってくれたと思う。

(ピーター・ウタカの活躍は)数字が示しているとおり、今日も得点でチームの大きな助けとなってくれた。彼が持っている攻撃力、得点を奪うこと、チャンスメークする部分をよく発揮してくれていると思う。チームとしてウタカと他の選手のコンビネーションはまだまだ上げていかないといけないが、彼の持っている個の力は存分に発揮してくれている。

(柏好文の背後を突かれてピンチもあったが)まずは選手の特長のところで、いい部分をチームの中で生かしてあげたいと考えている。彼が持っている運動量、仕掛ける力をまず第一にチームの戦術の中で生かしていきたい。守備の部分については、彼の課題でもあると思う。ただし、そこはJリーグのいろんな戦いやACL、クラブW杯など国際舞台でも徐々によくなってきているし、これからもっとよくなると思っている。そういう守備の部分でさらに成長を遂げることができれば、日本代表にも絡んでいける選手になってくれると思う。

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