5.4 19:30

ACL 第6戦 vs. FCソウル
HOME広島広域公園陸上競技場

試合終了

サンフレッチェ広島 広島
2
1
FCソウル FCソウル
  • 前半27分
    浅野拓磨
  • 前半39分
    皆川佑介
2
前半
0
0
後半
1
  • 後半43分
    アドリアーノ

監督 試合後コメント

決勝トーナメントに進出できないことが分かっていた試合だったが、選手たちには「個の力を示し、チームとして総合力を持って戦っていこう」「ターンオーバーで戦う中、結果を持って示そう」と話していた。このソウル戦に臨んだのは、今年、あまり出場機会がなかった選手たちだが、思い切ってトライして、力を出し切ろうと言っていた。

今日は13,328人のサポーターがスタジアムに来てくれた。グループステージ突破はかなわなかったが、バス入りのところからたくさんの方に応援していただき、雰囲気を作ってもらった。そのサポーターに魂あるプレーを見せて、勝利を届けるためにいいトライをして、粘り強く戦うことができたと思う。勝利を収めてチームとしてのプライドを見せてくれた。決勝トーナメント進出ができなかった中で応援してくれたサポーターには感謝している。ありがとうございます、と伝えたい。

今年は私にとって3回目のACLで、一番、自信を持って臨むことができた。監督としても5年目。チームもレベルアップし、ターンオーバーしても選手の総合力で結果を出せると思った。2015年終盤から今年にかけて、手ごたえをつかんでいた。JリーグとACLを並行して戦っても必ず結果を残せると思っていた。ただ、それができなかったことは自分芯の反省点。

グループステージを突破できなかった反省ポイントはいくつかある。ホームで初戦を落とし、厳しい戦いになった。先制点を奪った中で、交代カードを切ったときに、もっと明確に戦い方の指示を出すことができていれば、引き分けに持ち込めたかもしれない。最終的に勝点9をとることができたことを考えても、ポイントはやはり初戦だった。

アジアでの戦いは、相手がパワープレーできたときの対応が大切になる。FCソウルのアウェイ戦では4失点のうち2失点がセットプレー。後半、ギアを上げてきたところでセットプレーに屈した。今日も2-0から相手のパワープレーに耐え切れず、PKを与えてしまった。山東戦でも3失点中2失点がセットプレーだった。相手がギアを上げてきたところでどうやって押し込むかを考えなければいけない。

収穫としては、組織的な戦いは十分にできると思った。3回目のACLということもあり、タフな日程の中でも、選手たちはそれが当たり前のようにとらえていいコンディションを保ってくれた。過去2回よりも疲労感を感じることなく、選手たちはタフになったと思った。そこは選手の成長を感じている。

今日の試合で選手に要求したのは、出場機会がない選手、公式戦初出場の選手でも、委縮することなく思い切って力を出し切ろう、ということ。そこにプラスして、チームとして支えあって戦い抜くことを要求した。選手たちはよくトライしてくれたと思う。個の力を100%出して、チームとして戦うことができれば、勝利をつかみ取ることができる。選手はプライドを持って、魂を持って戦い、ハードワークしてくれた。

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