準々決勝 第2戦 vs. ガンバ大阪
AWAY市立吹田サッカースタジアム

ＪリーグＹＢＣルヴァンカップのタイトルを獲得するために今日の吹田スタジアムでの戦いに臨んだ。敗戦してしまったことは自分たちも残念だが、サポーターの皆さんの応援に応えられなかったことも残念に思う。サポーターの皆さんの応援に感謝するとともにサポーターの皆さんを準決勝へ連れていけなかったことを申し訳なく思う。

試合は完敗だった。そこは真摯に謙虚に受け止めて、我々が成長する糧にしないといけない。内容は我々が先制し、逆転された後も２－２に追い付いた。流れとしては最初は我々がＧ大阪を追い詰めた。ただし、メンタル的なタフさやフィジカル的なタフさ、戦い方としてもチームのつながりの部分で差が出てしまった。選手には「今日の敗戦を我々が成長するための糧にしよう」と伝えた。この悔しさを次からの戦いに生かしていきたい。

今日はアウェイゴールもあったので２度リードを奪った状況になった。ただ、今年を象徴するような試合になった。先制して相手がギアを上げてきたときに、耐えきれず失点してしまう。そこで耐えきる力を付けないといけない。前半は１点リードした中、相手も力があるので１－１なら仕方ないと思うが、そこから“出して動く”といった相手が最後の最後で動き続けるところで対応しきれず前半終了間際に逆転を許した。また、２－２に追い付いたときに、我々がアウェイゴールでリードした状況になったが、その３分後に３点目を入れられた。我々がリードした後、相手がギアを上げてきたときに耐える力を持てなければ、勝利はつかみ取れない。Ｇ大阪みたいな強い相手に対しても、我々が耐える力を見せられるようにしないといけない。そこから先だけではないが、その後の失点は、攻撃のときに中途半端にボールを失ってカウンターを受けて対応できずに失点した。もちろん失点してはいけないが、攻撃の部分でももっと相手の攻撃を受けないためにチームでクオリティーを上げていかないといけないと思った。Ｇ大阪の選手は精神的なタフさや肉体的なタフさ、フィジカル的なタフさ、力強さがある。そこは我々も元々持っていたと思うし、だからこそ昨年のＪリーグ優勝があった。そういう部分で力を維持する、もっと力を上げていくこと。みんなで高みを目指してやっていかなければいけないということを今日は突きつけられた。

森崎浩司の先発復帰については、何度もケガがあってコンディションが上がりそうで上がらなかった苦しい時期を乗り越えた。最近はコンディションが上がってきて、今日の先発は十分に行けるだろうと思った。行けるところまで行ってもらいたかった。攻撃では彼の良さを出すこと、守備でもクレバーな守りや体を張った守備をすること。そういうところを期待して先発出場してもらった。実際、彼の持っている武器を生かして２－２の同点に追い付いてチームに貢献してくれた。これからもっとコンディションが上がっていくと思うし、さらにチームを助けてくれると思う。