5.20 16:03

明治安田J1 第15節 vs. セレッソ大阪
HOMEエディオンスタジアム広島

試合終了

サンフレッチェ広島 広島
0
2
セレッソ大阪 C大阪
0
前半
0
0
後半
2
  • 後半36分
    高木俊幸
  • 後半39分
    高木俊幸

監督 試合後コメント

2万人を超えるサポーターの方にお越しいただき、見に来てよかったと思っていただきたかった。選手たちは気持ちを見せてくれ、いい試合をしただけに、皆さんと喜びを分かちあうことができればよかった。

試合そのものは、早いうちから相手にボールを持たれすぎることなく、自分たちの時間を作りながら、守備でも穴をあけずにチャンスをうかがうことができていた。ただ、試合全体を見ると、サイドからクロスを上げられたところで危ない場面もあったし、サイドチェンジで揺さぶられる場面もあった。相手がよく対策をしてきていると感じた。我々はもっとレベルアップしていかなければいけない。

決定機はいくつかあったが1点が取れず、前がかりになっていった。右サイドのところで、個人的に走られてしまったということもある。ケアレスミスで1点を失い、さらに2失点目を喫してしまったところは大きな反省点。チャンスが作れているときこそ、自分たちでスキを作ってはいけない。試合運びの部分で、強く学ばなければいけない。

ただ、試合そのものが失望するようなものではなく、すべてネガティブに考える必要はない。自分たちのサッカーができていたところもある。失点シーン以外は、我々のプランにある枠の中でやれていた。強く反省するところはあるが、順位では1番上にいるし、下を向く必要はない。顔を上げて、胸を張って、この中断期間でもっともっと強いチームになっていくということ。今の成績はフロックではないことを証明したい。

サッカーなので、ビッグチャンスを決めきれないことはある。崩し切って最後のシュートがポストに当たったり、それがどこに転がるかなど、「たられば」はある。ただ、失点は0にしなければいけない。決定機が増えるほど、個もチームも守備の準備がおろそかになる。今までの試合と違って、0-0ではよくない、という状況になった。焦りもがあったかもしれない。メンタルコントロールの部分でも学ばなければいけない。

ルヴァンカップとは違うメンバーだが、成果は共有してきた。連敗をしたくないといったが、今回、得た課題とやれたことをチームで共有し、天皇杯や再開後のリーグ戦で表現できるようにしたい。まだ15節を終えた段階で、順位のことを意識する必要はない。ただ、自分たちの手の中にいろいろなものがある。それは自分たち次第。順位の重みが出てくる時期もあるだろう。これから自分たちが成長するためにも意味のある中断期間に入る。今日は勝点1をとらなければいけない試合だった。その意識は強く持たなければいけない。

今日のように守備に穴があれば、勝点を取り続けることはできない。攻撃の部分ではやりたいことがやれたときもあったが、その時間帯を長くし、点を取りきることも必要。セットプレーを含めて、突き詰めていかなければいけない。他のチームも(中断期間で)進歩してくると思うが、それを上回っていけるようにしたい。

まだ15試合しか戦っていないので、そこまで勝点を積み上げた速度に興味はない。リーグ戦34試合を終えたときに、どの位置にいるかが大切。選手たちはシステムがどうなるか分からないところからスタートして、強い向上心を持って自己改革をしてくれた。次第にチームらしくなってシーズンに入り、成果と課題を得た。楽しいことばかりでないが、しっかりと共有していかなければいけない。それは1年を通していえること。守備がよかったと言いたいところだが、今日のような失点もある。もう一度、守備のところをしっかりと〆て、攻撃のところでもやり続けること。そして、高いレベルでの競争と、これまでやってきたことをもっと高めていきたい。

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