2.19 19:00

ACL vs. チェンライ・ユナイテッド
HOME広島広域公園陸上競技場

試合終了

サンフレッチェ広島 広島
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チェンライ・ユナイテッド チェンライ・ユナイテッド
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前半
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後半
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延長前半
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延長後半
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監督 試合後コメント

城福浩 監督

我々はまずここを抜けてACL本戦に行かなくてはならない、そういう思いがあった。最低限、我々の目的を達成することができた。一発勝負で勝たなければならない状況がいかに難しいかを選手は体験できた。ある見方をすれば、最もいい勝ち方だったかもしれない。若い選手が多く出場した中で自分たちの時間を多く作りながら、いつかは点が入るだろうという状況の中で得点が入らなかった時のゲームの難しさを選手は体験することができた。何より、PKを外して、得点を取り消された時に、120分で失点ゼロに抑えた。だからこそ、我々は次に進めた。やはり失点ゼロに抑えれば負けることはないと体験できたことは非常に良かった。いろんなアクシデントがあるのがACLだと認識している。今回のアクシデントを乗り越えて我々が次に進めたのは、若い選手にとっては非常に大きな経験になった。ただ、逆の言い方をすれば、いろんなジャッジがあったにせよ、我々は得点はゼロだった。これは大きく反省しないといけない。最後の質はチームもそうだが個人においても突き詰めていかないと「主導権を握った」なんて言葉はどこかに吹っ飛んでしまうような結果になりかねない。それを今日は教えられたゲームになった。120分で得点がゼロだったことをしっかり受け止めて次のJリーグ、あるいはACL本戦に生かしていきたい。


相手は9番のビルを残してほぼ全員がペナルティーエリアのラインのところで待ち受けている状況が多かった。自分たちがそこでどうスペースを作っていくか、あるいは個で剥がしていくか、最後のクロスの精度はどうなのか。そういうところも含めると、まだこのチームは途上であるということ。キック一つの質もそうだが、相手に引かれた時にどう攻めて行くかは宿題をもらった。セットプレーもあれだけもらったので、1点は取らないといけない。キックの質と中の合わせ方、あるいはバリエーションは、増やしていかないといけない。あえて今日は普通のキック以外のことをしなかったのはJリーグに向けてでもあったが、普通のキックの中で点を取りたかった。


(リーグとACLで過密日程となるが)今日の試合に出ていない選手、ベンチに入っていない選手も十分に戦えるコンディションにある。高いチーム内競争の中で試合に出る機会を勝ち取っていく。JリーグだろうがACLだろうが、その中でチームとして勝利と勝点を目指してコンディションの良い選手を使っていく。このサイクルがこのチームのレベルを上げると思うので、我々は1日1日を大事に過ごして、試合経験を積みながら成長していく。特に若い選手は試合時間が成長に比例していくもの。彼らの成長に期待したい。


(大迫敬介の出来は)非常に難しいゲームだったと思うし、自分のリズムを作りづらい状況だった。相手は引いて9番に当てながらのカウンター狙いだったが、GKとしてはリズムが取りづらかったと思う。その中でもよく集中していたし、落ち着いていた。最後のPKも彼がキックのギリギリまで動かなかった。相手は動かないと判断して振り抜いたボールが枠を超えた。その駆け引きも含めて彼は非常に良い経験をしたと思う。

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