明治安田J1　第9節 vs. 名古屋グランパス
AWAY豊田スタジアム

城福浩 監督

今日は本当に多くのサポーターに来ていただいて心強かったが、彼らと一緒に喜び合えなかったのは残念。その一言に尽きる。内容については前半にボールを持たれる時間があるのは予測していた。ただ、自分たちの中に入れさせないことに重きを置いていたが、少し後ろに重たかったと思う。持たれる保持率はまったく意識していなかったが、もう少し前でサッカーができるとよかった。ただ、後半は点差はどうであれ、ああいう展開になるのは分かっていたので、勝点１を持った状態で後半を迎えたかった。いずれにしろ、今日は結果が出なかったので、課題と成果を次に生かせるような準備をして、次節のホームは勝ちたいと思っている。


ハーフタイムは劇的に何かを変えるような指示はしなかった。大体、我々が思うようなシチュエーションになる、前半３０分過ぎから自分たちの時間が作れるような展開になるし、後半はもっと押し込めると思っていた。なのでハーフタイムは追加点を与えないことを強調した。我々の今の課題は前半３０分までの相手の圧力があるところだと認識している。


ハイネルについては、アディショナルタイムを入れると１５分ぐらいの出場時間だと思うが、その時間の中でもう少し彼を生かせるとよかった。彼がボールを持った時の可能性は少し出せたと思うが、生かしきれたかと言うと、後ろの回しから彼を早めに使うことなど工夫がいると思う。コンディションが戻ってきて、彼を含めていろんな可能性が出てくることがこのチームの底上げになる。今日は成果と言えるか分からないが、次につなげていければと思っている。