5.26 14:03

明治安田J1 第13節 vs. 浦和レッズ
AWAY埼玉スタジアム2002

試合終了

浦和レッズ 浦和
0
4
サンフレッチェ広島 広島
0
前半
2
0
後半
2
  • 前半6分
    森島
  • 前半25分
    ドウグラスヴィエイラ
  • 後半18分
    ハイネル
  • 後半35分
    大生

監督 試合後コメント

城福浩 監督

我々の直近リーグ戦5試合は手ごたえと勝点がどうしても一致しない、受け入れるのが難しかった。ただ、克服しなければならない課題があると我慢して取り組んできた結果が最近のメルボルン・ビクトリー戦であり、今日の浦和戦だった。積み重ねること、やり続けることの大事さをみんなが感じられた。それが今日は一番嬉しいし、紫の塊と喜び合えた試合後の瞬間は本当に最高だった。


(森島司選手を先発起用した理由は?)ACLはリーグ戦から多くのメンバーを代えて臨んでいた。我々はそのことにずっとフォーカスされていた。ただ、ACLで頑張った選手が必ずリーグ戦のメンバーに割り込んでくると信じてやってきた。今日は彼の活躍がACLのメンバーに多くの刺激を与えたと思うし、この競争こそがこのチームの生命線。シーズン終盤に強固なチームを作るためには彼の活躍は一つのトリガーになると思っている。


自分たちは今日の試合(の対策)というよりも、その前のリーグ戦5試合で我々がやろうとしているサッカーと我々の攻守における取り組みを考えたら、勝点0はどうしても受け入れられなかった。何にフォーカスをしたらこの状況を抜けられるかは、みんなでずっと共有していた。今日の試合で特別な対策をしたというよりは、「浦和戦前までの5試合の内容で何で勝点0だったのか」というところに私はずっと思考は集中していた。その課題の克服こそが浦和への対策になるし、これから先の我々のチームのスタイルになっていくと思っていた。「ペナルティーエリアの手前までは行くんだけども」というエクスキューズはなしにしたいと思っていた。ペナルティーエリアの中にいかにオン・ザ・ボール、オフ・ザ・ボールで入っていくか。人数をかけて入っていくか。リスクを冒して入っていくか。そこはどうしても改善しなければいけないところだと思っていた。もちろん浦和の2トップの強力さやウイングバックの特長などいろんなものを頭に入れて試合に臨んだが、今日の最大のテーマは浦和対策ではなかった。


(柏好文選手と大迫敬介選手の評価は?)個人的な評価はこの場では差し控えたいが、今のシステムにおける柏の役割は明確だし、彼の特長が存分に生きるシステム。逆に言えば、このシステムにしたのならば、彼はあれぐらいやってもらわないと困る。それぐらいの覚悟でこのシステムにしたつもり。
大迫については、もちろん失点ゼロに抑えたのは良かったし、風格と言うか余裕も出てきたと思う。ただ、ロングスローの時のキャッチミスか判断ミス、あるいは本来、大きく蹴るところをつなぐのか。つなぐところを大きく蹴るのかという判断はもっともっと突き詰めていってほしい。彼のゴールはここではない。彼自身もそう思っている。


(吉野恭平選手を今季初めて先発から外した理由は?)森島と同じように荒木隼人もACLで結果を出し続けた選手。吉野恭平が悪いというよりは、ACLで歯を食いしばってやり続けた、結果を出した選手をこのチームは登用していきたい。そういう意味では、吉野とも話をしたが、彼も受け入れていると思うし、競争の中でしか、このチームはリーグ戦で戦っていけないんだと。それこそが命なんだということを吉野だけでなく、今日はみんなが理解した試合だと思う。

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