7.20 18:03

明治安田J1 第20節 vs. 松本山雅FC
AWAYサンプロ アルウィン

試合終了

松本山雅FC 松本
2
2
サンフレッチェ広島 広島
  • 後半25分
    前田大然
  • 後半45+5分
    パウリーニョ
0
前半
0
2
後半
2
  • 後半6分
    好文
  • 後半40分
    パトリック

試合の見どころ

侮ることのできない難敵との対戦となる。
現在、4勝5分10敗の勝点17で降格圏の17位に沈んでいる松本山雅だが、チーム自体は組織力が高く全員がハードワークする力のあるチームだ。
直近のリーグ戦6試合は2分4敗と白星から見放されているものの、敗れた4試合中3試合は1点差の僅差であり、結果は紙一重のもの。
就任8年目の長期政権となっている知将・反町康治監督の下、緻密かつ大胆な戦略で勝負に徹する戦いは敵にとっては厄介であり、どのチームも決して簡単に勝点を奪うことはできない。
松本山雅は、球際で戦ってくる高い守備力もそうだが、攻撃に目を向けても前線に君臨する188cmの大型ストライカー・高崎寛之の高さやシャドーに位置する前田大然のスピード、杉本太郎のテクニックには警戒が必要。
また、「大げさな言い方をすればセットプレーにすべてを懸けてくるぐらいのデザインをしてくるチーム」(城福監督)と言う松本山雅のセットプレーはチームの総得点の半分を占めている生命線であり、特に注意しなければならない。
もっとも、そんな曲者チームと分かっているからこそ、サンフレッチェも万全の準備をしてきた。
相手の特長を意識しながら紅白戦でシミュレーションをしたほか、試合前日には入念にセットプレーを確認。
自分たちのスタイルを出すこともそうだが、松本山雅の最大のストロングポイントを消すことも頭に入れている。
「そこ(松本山雅のセットプレー)に対して我々が何をやるかと言うと、最高の集中でやってきたことをやること」(城福監督)。
ホームで戦った前回対戦では、終始ボールを支配しながら相手の粘り強さもあり、奪えたゴールは1点のみだった。
敵地で戦う明日の対戦では、サッカー専用スタジアムによるホームの大声援を背に松本山雅はよりハードワークし、戦ってくるだろう。
そこをサンフレッチェはどう乗り越えていくか。
我慢の展開から後半に2得点を挙げて勝利した前節・鳥栖戦と同じく、相手に負けない粘り強い戦いでリーグ戦2連勝を目指したいところだ。

監督 試合前日コメント

(選手を)心身ともに一番いい状態に持っていくのが我々の仕事。
スタッフを含めて、みんなでいい準備ができたと思う。
(松本山雅戦に向けて)「攻守において何かこういうふうにやればうまくいく」とか、そういうのがあればみんなやっている。
そうではなく、地道に相手より少しでも早く準備するとか自由にやらせない、集中すること、相手の隙を突くことなど、それに尽きる。
特に松本山雅は、大げさな言い方をすればセットプレーにすべてを懸けてくるぐらいのデザインをしてくるチーム。
そこに対して我々が何をやるかと言うと、最高の集中でやってきたことをやること。
(松本への移動距離は長いが)我々の移動については、大都会にいるチームよりはディスアドバンテージだと思う。
ただ、気にしても仕方ない。
とにかく我々らしく、我々らしいサッカーをやることに集中したい。

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです! 前節から先発一人が入れ替わりました。今日もチーム一丸となってリーグ戦2連勝を目指します!

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リーグ戦3試合ぶりの先発となったドウグラス・ヴィエイラ選手。攻撃陣をけん引する働きに期待です!

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「サンプロ アルウィン」のロッカールームです。本日は3rdユニフォームの白で戦います!

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本日はアウェイ・松本山雅FC戦! 相手は降格圏の17位に沈んでいますが、組織力の高い難敵です。今日はサッカー専用スタジアムの雰囲気も含めて難しい戦いが予想されますが、全員の力を合わせて勝利を目指しますので、熱いご声援をよろしくお願いします!

監督 ハーフタイムコメント

・守備は声をかけ合いながら集中すること。
・前半と同じようにスタートからしっかりボールをつないでいくこと。

ゲームレポート

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リーグ戦2連勝を目指して松本山雅のホームに乗り込んだ一戦。
試合は前半からサンフレッチェが主導権を握る展開で進んだ。
今季志向している細かなパスワークから相手守備陣を攻略して何度も敵陣地へ進出。
シャドーに入った森島司や柴崎晃誠が決定機を迎えるなど、ゴールまであと一歩のところまで攻めていった。
前半はそれでも得点を奪えず0-0で折り返したが、後半にゲームは大きく動く。
序盤から前半同様にリズムをつかんだサンフレッチェは51分、前線でボールを受けたドウグラス・ヴィエイラのパスに抜け出した左サイド・柏好文が左足を一閃。
サンフレッチェ加入後、松本山雅と戦ったリーグ3試合すべてで得点を奪っている背番号18のゴールでついに先制に成功した。
その後、松本山雅に一瞬の隙を突かれて一度は同点に追い付かれたものの、85分には途中出場・パトリックが相手DFの背後へ抜け出し、相手GKの頭上を越える技ありのループシュートを放って再び勝ち越し。
しかし、逃げ切りに図りたかった後半アディショナルタイムにまさかの展開が待っていた。
相手のセットプレーが続く中、最後はゴール前の混戦からパウリーニョにミドルシュートを決められて、ドロー決着。
試合終了直前で勝点3を取りこぼす、何とも悔しいゲームとなった。
「勝点2を失ったゲームだと思う。経験したくない経験だが、これを次につなげないといけない」(城福監督)。
サンフレッチェにとって、敗戦に近い勝点1となった。

監督 試合後コメント

勝点2を失ったゲームだと思う。経験したくない経験だが、これを次につなげないといけない。ここまで来てくれたサポーターが最後励ましてくれている姿を見て彼らとまた前を向いていきたいと思う。

(次の試合まで1週間半空くが)まずは今日の評価をしっかりしないといけない。我々は積み上げていく、それで強くなっていこうとしているチーム。1試合1試合の成果と課題はしっかりフィードバックしながら、共有しながら次に進みたい。ケガ人も少し戻ってくるので、もう一度メンバーも含めて良い競争ができればと思っている。

(野上結貴が次節は累積警告で出場停止となるが)誰かに頼っているチームではない。みんなで積み上げてきたものを、あるいは競争で勝ち取ってきた選手をピッチへ送り出している。そこはやれる選手でやりたいと思う。いない選手のことを思うのではなく、新しく入った選手の良さも出していけるようにしたい。何よりもチームが勝っている時の試合運びや一つのプレー判断を含めて、やれる選手の中で戦えて冷静なクレバーな判断ができる、そういうところを全員でしっかりともう一度シャッフルして考え直したいと思っている。

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