試合の見どころ
仕切り直しの一戦だ。代表ウィークに入る前の公式戦7試合を3勝4分(リーグ戦は3勝3分)という上々の成績で終えたサンフレッチェだが、直近のゲームである3月27日のルヴァンカップでは横浜FMに0-5とまさかの大敗。もちろん、細かな部分も含めて修正すべき点はいくつかあるが、粘り強さやひた向きさなど、本来の“広島らしさ”がもっと必要だと選手に説いた城福浩監督は「広島はただでは終わらないというところを見せるぞ!」と奮起を施して今週の試合に向けて準備してきた。横浜FM戦は高い授業料だったが、敗戦を糧に今後の成長に繋げることが何よりも重要だ。
2週間ぶりとなるリーグ再開初戦から何とも厄介な相手との戦いとなる。ホームに迎えるG大阪は新型コロナウイルスのクラスター発生により、2月27日の開幕戦以降、公式戦を消化していない。約1カ月ぶりとなる今回のゲームから再開とあって、「判断する材料が本当にない。直近の試合はだいぶ前になるし、今の状況も分からない」(城福監督)。戦術、システム、メンバーなど、まったく不透明の状況で広島は相手を迎え撃たなければならなくなった。
とはいえ、誰が出てこようともJ屈指のタレントが揃っているクラブだ。守備陣にはGK東口順昭を筆頭に、三浦弦太や昌子源、藤春廣輝といった日本代表クラスが充実。中盤にも海外経験のある井手口陽介や若きボランチ・山本悠樹、倉田秋、矢島慎也らの実力者に加え、韓国代表のチュ・セジョンを獲得して層の厚みが増した。そして、前線はより破壊力抜群だ。宇佐美貴史、チアゴ・アウベスらの強力アタッカー陣もそうだが、元サンフレッチェ戦士の大型ストライカーであるパトリックとレアンドロ・ペレイラがいる。「個のレベルはみんな高いし、選手層も厚い。確固たる戦いがG大阪にはあると思う。また、立ち位置も変化を加えられるチーム。いろいろなことを想定しながら、我々に目を向けたい」(城福監督)。もちろん、相手のストロングは警戒して戦うが、広島は自分たちのスタイルを貫きながら勝利を狙う覚悟だ。
また、このG大阪戦からサンフレッチェは中3日や中2日の戦いが続く“17連戦”へ突入する。未曽有の大型連戦に向けて指揮官は「経験がないからこそ、自分たちが培ってきたものを総動員するしかない。逆に言えば、このチームは全員が当事者になれている。全員が進歩に関われることをプラスに捉えたいと思うし、チームの一体感をもっともっと作っていけるような環境にあると捉えるようにしている」と強い覚悟を決めている。まさにチームの総合力が問われる時。その初戦となるG大阪戦から広島はチーム全員の力で勝利を奪いに行く。
2週間ぶりとなるリーグ再開初戦から何とも厄介な相手との戦いとなる。ホームに迎えるG大阪は新型コロナウイルスのクラスター発生により、2月27日の開幕戦以降、公式戦を消化していない。約1カ月ぶりとなる今回のゲームから再開とあって、「判断する材料が本当にない。直近の試合はだいぶ前になるし、今の状況も分からない」(城福監督)。戦術、システム、メンバーなど、まったく不透明の状況で広島は相手を迎え撃たなければならなくなった。
とはいえ、誰が出てこようともJ屈指のタレントが揃っているクラブだ。守備陣にはGK東口順昭を筆頭に、三浦弦太や昌子源、藤春廣輝といった日本代表クラスが充実。中盤にも海外経験のある井手口陽介や若きボランチ・山本悠樹、倉田秋、矢島慎也らの実力者に加え、韓国代表のチュ・セジョンを獲得して層の厚みが増した。そして、前線はより破壊力抜群だ。宇佐美貴史、チアゴ・アウベスらの強力アタッカー陣もそうだが、元サンフレッチェ戦士の大型ストライカーであるパトリックとレアンドロ・ペレイラがいる。「個のレベルはみんな高いし、選手層も厚い。確固たる戦いがG大阪にはあると思う。また、立ち位置も変化を加えられるチーム。いろいろなことを想定しながら、我々に目を向けたい」(城福監督)。もちろん、相手のストロングは警戒して戦うが、広島は自分たちのスタイルを貫きながら勝利を狙う覚悟だ。
また、このG大阪戦からサンフレッチェは中3日や中2日の戦いが続く“17連戦”へ突入する。未曽有の大型連戦に向けて指揮官は「経験がないからこそ、自分たちが培ってきたものを総動員するしかない。逆に言えば、このチームは全員が当事者になれている。全員が進歩に関われることをプラスに捉えたいと思うし、チームの一体感をもっともっと作っていけるような環境にあると捉えるようにしている」と強い覚悟を決めている。まさにチームの総合力が問われる時。その初戦となるG大阪戦から広島はチーム全員の力で勝利を奪いに行く。
監督 試合前日コメント
──G大阪がどういうメンバーで臨んでくるか不透明だが?
「判断する材料が本当にない。直近の試合はだいぶ前になるし、今の状況も分からない。情報が入ってこないので、そこにエネルギーを使うよりも自分たちに目を向けたいと思う。もちろん、個のレベルはみんな高いし、選手層も厚い。確固たる戦いがG大阪にはあると思う。また、立ち位置も変化を加えられるチーム。いろいろなことを想定しながら、我々に目を向けたい」
──元広島のパトリック選手やレアンドロ・ペレイラ選手といったG大阪の外国籍選手について。
「自分の形を持っているし、各々が作ってきた実績もある。我々は彼らの強さを認識しながら戦わないといけない。チアゴ・アウベスの左足も含めると、人材は本当にいる。ただ、彼らにやりたいようにやらせない守備をやる自信はある」
──ここから17連戦となるが、これほどの大連戦の経験は?
「経験がないからこそ、自分たちが培ってきたものを総動員するしかない。逆に言えば、このチームは全員が当事者になれている。全員が進歩に関われることをプラスに捉えたいと思うし、チームの一体感をもっともっと作っていけるような環境にあると捉えるようにしている」
──ケガ人も戻ってきているが?
「リーグ開幕を終えて、その次のルヴァンカップを戦って以降、プロの選手だけで紅白戦ができたのは今日が初めて。あとは全部、ユース選手の力を借りてやってきた。今日、全員が我々の選手だけで紅白戦をやれたのは一つの手応え。ここからはみんなが良い状況になってくると思う」
「判断する材料が本当にない。直近の試合はだいぶ前になるし、今の状況も分からない。情報が入ってこないので、そこにエネルギーを使うよりも自分たちに目を向けたいと思う。もちろん、個のレベルはみんな高いし、選手層も厚い。確固たる戦いがG大阪にはあると思う。また、立ち位置も変化を加えられるチーム。いろいろなことを想定しながら、我々に目を向けたい」
──元広島のパトリック選手やレアンドロ・ペレイラ選手といったG大阪の外国籍選手について。
「自分の形を持っているし、各々が作ってきた実績もある。我々は彼らの強さを認識しながら戦わないといけない。チアゴ・アウベスの左足も含めると、人材は本当にいる。ただ、彼らにやりたいようにやらせない守備をやる自信はある」
──ここから17連戦となるが、これほどの大連戦の経験は?
「経験がないからこそ、自分たちが培ってきたものを総動員するしかない。逆に言えば、このチームは全員が当事者になれている。全員が進歩に関われることをプラスに捉えたいと思うし、チームの一体感をもっともっと作っていけるような環境にあると捉えるようにしている」
──ケガ人も戻ってきているが?
「リーグ開幕を終えて、その次のルヴァンカップを戦って以降、プロの選手だけで紅白戦ができたのは今日が初めて。あとは全部、ユース選手の力を借りてやってきた。今日、全員が我々の選手だけで紅白戦をやれたのは一つの手応え。ここからはみんなが良い状況になってくると思う」
試合前情報

本日のスターティングイレブンです! 今津佑太選手の掛け声を聞いて、みんな笑顔♪ 全員の力で勝利をもぎ取ります!

U-24日本代表からチームに戻ってきた大迫敬介選手。タフな日程をはねのけるべく、今日もピッチでしっかりとゴールにカギをかけます!

チームバスがスタジアム到着しました! 勝利をつかむために必要なのはゴール! ジュニオール・サントス選手の横浜FM以来のゴールに期待が集まります!

本日のロッカールームです。日本代表デビューを飾った川辺駿選手。頼もしいサンフレッチェの背番号8が、今日もプレーでチームを牽引します!
本日はホーム・ガンバ大阪戦! 相手はリーグ屈指の戦力を誇る強豪です。ホームとはいえ、今日も難しい戦いが予想されますが、力を尽くして勝利を目指しますので、熱い後押しをよろしくお願いします!
監督 ハーフタイムコメント
・守備の時は後ろからしっかり声をかけ合うこと。
・ポゼッションする時はテンポ良く距離感を大事にしよう。
・勝負はここからだぞ!
・ポゼッションする時はテンポ良く距離感を大事にしよう。
・勝負はここからだぞ!
ゲームレポート






システムをこれまでの[4-2-3-1]から今季初めて[4-3-3]へと変更して臨んだ一戦。1トップにドウグラス・ヴィエイラ、右ワイドに浅野雄也、左ワイドにサントス・ジュニオールを配置した新3トップに加え、アンカー・青山敏弘の前のインサイドハーフに川辺駿と森島司を並べる新布陣の広島が前半からG大阪に襲い掛かった。内容的には中盤での激しい球際の戦いが繰り広げられる一進一退の攻防が続いたが、広島は前線からの鋭いプレスでボールを奪った際にはショートカウンターでチャンスを作ったほか、セットプレーでも森島司が正確なキックを放って好機を演出。43分には今津佑太がCKからビッグチャンスを迎えるなど、広島が得点の匂いを漂わせながら前半を終えた。
すると、後半は序盤から紫軍団が相手を圧倒した。「中盤の立ち位置というよりは、最終ラインの立ち位置を微調整したことが後半に向けて大きかった」(城福浩監督)。ハーフタイムに修正を加えて後方からのビルドアップを安定させると、G大阪を押し込んでシュートを何本も浴びせ続ける。6分のサントスのヘディングシュートを皮切りにドウグラスのゴール前での決定機、川辺のミドルシュートなど、積極果敢な攻めで得点を目指したサンフレッチェだったが、この日はG大阪のゴール前での粘り強い守りをなかなか攻略できず。逆に残りの10分間近くは相手に押し返される時間が続き、試合は結局ドロー決着に終わった。
シュート数は広島が12本でG大阪が5本。2倍の差が出たように全体的には広島が主導権を握るなど、新システムは一定の 成果を見せた。城福監督も「新しいシステムなので、最後の10分ぐらいは少しプレッシャーのかけどころで戸惑って押し込まれたが、それ以外は[4-3-3]システムにトライした中では80分ぐらいは非常に良いゲームをやってくれたと思う。後半の入りから30分間ぐらいのことを早い時間から示せるような、そういう武器を持てるような修正をして次につなげていきたい」とコメント。結果は悔しいドローに終わったが、今後に向けて手応えをつかむ勝点1となった。
監督 試合後コメント
「多くのファミリーが来てくれたホームでの試合でもあったし、勝点3を狙って選手はよく戦ってくれたと思う。特に後半の入りから30分ぐらいまでの我々のペースの時に点を決め切ることができなかった。新しいシステムなので、最後の10分ぐらいは少しプレッシャーのかけどころで戸惑って押し込まれたが、それ以外は[4-3-3]システムにトライした中では80分ぐらいは非常に良いゲームをやってくれたと思う。後半の入りから30分間ぐらいのことを早い時間から示せるような、そういう武器を持てるような修正をして次につなげていきたい」
──[4-3-3]システムの成果と課題は?
「前半は相手の立ち位置の変化もあるし、相手があることなので、守備の戸惑いが多少はあったと思う。ただ、その中でも各々が判断しながら、あるいはハードワークして、よく凌いでくれたと思う。トータルしたら悪くなかったと思うが、非常の良かったかと言うと、前半は慣れる時間だった。後半は微調整をしてピッチに立った時に、あの[4-3-3]システムをどう生かすかは選手の理解が深まっていたし、あの30分間の中で点を取り切りたかった思いはある。自分たちにとっては[4-3-3]システムは今日が初めてだったので、やり切ろうという思いもあったが、結果としたら押し返すための[4-4-2]に変更した。そこを含めて、どちらがオプションになるか分からないが、オプションにしていける成果は得られたと思う。ジュニオール・サントスの個の力を生かす意味でも前半よりも後半のほうがチームとしてもトライできた。それはしっかり次に繋げていければと思っている」
──[4-3-3]システムの2ボランチも試す可能性は?
「それは相手があること。相手の立ち位置がどう来るかというところと我々の出し手と受け手の特長をどういうふうに生かせるか。両方あると思う。ただ、今日は中盤の立ち位置というよりは、最終ラインの立ち位置を微調整したことが後半に向けて大きかった。そこで安定したビルドアップができた。青山をはじめとした配給役が余裕を持って両ワイドを使えるようになったと思う」
──開幕からリーグ戦7試合負けなしだが?
「勝点3を積み重ねていきながら、負けなしを続けたい思いを持っているので勝てなかったのは残念。ただ、チームとして新しい立ち位置をチャレンジした中で失点ゼロで抑えられたのは評価したい。先ほども言ったが、前半よりも後半のほうが我々のチャレンジとしては手応えがあった。この手応えを次に繋げていきたい。もう一つは、立ち位置の変化も我々の一つの武器になると思うので、それも含めて見せられるような良い準備をしようと選手と共有した」
──[4-3-3]システムの成果と課題は?
「前半は相手の立ち位置の変化もあるし、相手があることなので、守備の戸惑いが多少はあったと思う。ただ、その中でも各々が判断しながら、あるいはハードワークして、よく凌いでくれたと思う。トータルしたら悪くなかったと思うが、非常の良かったかと言うと、前半は慣れる時間だった。後半は微調整をしてピッチに立った時に、あの[4-3-3]システムをどう生かすかは選手の理解が深まっていたし、あの30分間の中で点を取り切りたかった思いはある。自分たちにとっては[4-3-3]システムは今日が初めてだったので、やり切ろうという思いもあったが、結果としたら押し返すための[4-4-2]に変更した。そこを含めて、どちらがオプションになるか分からないが、オプションにしていける成果は得られたと思う。ジュニオール・サントスの個の力を生かす意味でも前半よりも後半のほうがチームとしてもトライできた。それはしっかり次に繋げていければと思っている」
──[4-3-3]システムの2ボランチも試す可能性は?
「それは相手があること。相手の立ち位置がどう来るかというところと我々の出し手と受け手の特長をどういうふうに生かせるか。両方あると思う。ただ、今日は中盤の立ち位置というよりは、最終ラインの立ち位置を微調整したことが後半に向けて大きかった。そこで安定したビルドアップができた。青山をはじめとした配給役が余裕を持って両ワイドを使えるようになったと思う」
──開幕からリーグ戦7試合負けなしだが?
「勝点3を積み重ねていきながら、負けなしを続けたい思いを持っているので勝てなかったのは残念。ただ、チームとして新しい立ち位置をチャレンジした中で失点ゼロで抑えられたのは評価したい。先ほども言ったが、前半よりも後半のほうが我々のチャレンジとしては手応えがあった。この手応えを次に繋げていきたい。もう一つは、立ち位置の変化も我々の一つの武器になると思うので、それも含めて見せられるような良い準備をしようと選手と共有した」