試合の見どころ
手応えを“勝利”という形へ結び付けたい一戦だ。前節・鳥栖戦では終始、相手を圧倒して先制点を奪いながらも後半アディショナルタイムにワンチャンスをモノにされてまさかのドロー。「我々のチャンスの数、相手のチャンスの数を考えたら、内容的に勝点3を取らないといけないゲームだった」と城福浩監督が語ったとおり、まさに勝利に相応しいゲームを取りこぼした印象だ。この結果、3バックシステムに変更してからの5試合は2勝3分。負けてはいないが、あまり勝ててもいない。特に、鳥栖戦に象徴されるように、3バックになってからどのゲームも内容は格段に良くなったが、勝ち切れない試合も続いており、あとはチームとして勝負強さを身につけたいところとなる。
その意味でも今節は勝点3を奪って、一区切りをつけたい試合だ。今節が終われば約1カ月間のオリンピック中断期間に突入する広島は、やはり勝って気持ちよく一息つきたいところ。相手の横浜FCはここまで1勝5分15敗の勝点8で最下位に沈み苦しい時期を過ごしている中、今節は敵地だろうと勝利目指してアグレッシブに戦ってくることが予想されるが、「相手がどう来るかよりも自分たち。90分をとおして、あるいは時間帯を考えてどう戦うかに重点を置きたい」(城福監督)と、広島は自分たちのスタイルを貫く覚悟を示す。最近のゲームで披露できている前線からの機能的な守備、素早い攻守の切り替え、複数人が連動したコンビネーションプレー、迫力あるサイド攻撃など、着々と積み上がっている戦いを発揮して勝利を目指すことになる。
もちろん、最下位だからと言って、横浜FCは簡単な相手ではない。「ストロングを持っている選手がいるし、内容的にも前節・清水戦の前半は圧倒していた。結果は思ったような形ではないかもしれないが、内容そのものついては、手応えを持っているチームだと思う」と城福監督。4連敗を止めた前節・清水戦(1△1)は、後半に追い付かれたとはいえ、まさに横浜FCらしい充実した内容だった。特に先制点の起点にもなったサイド攻撃や大きな得点源であるセットプレーは迫力十分であり、注意が必要となる。試合前日も攻守のセットプレーを念入りに確認した指揮官は、「(横浜FCは)セットプレーで点を取っているし、どの試合でもビッグチャンスも作っている。ただ、相手の失点を考えると、我々のセットプレーにもチャンスがある。セットプレーは本当にキーになる」と想定。横浜FCのストロングを把握した上で、自分たちの強みを発揮して2試合ぶりの勝点3奪取を目指す。
その意味でも今節は勝点3を奪って、一区切りをつけたい試合だ。今節が終われば約1カ月間のオリンピック中断期間に突入する広島は、やはり勝って気持ちよく一息つきたいところ。相手の横浜FCはここまで1勝5分15敗の勝点8で最下位に沈み苦しい時期を過ごしている中、今節は敵地だろうと勝利目指してアグレッシブに戦ってくることが予想されるが、「相手がどう来るかよりも自分たち。90分をとおして、あるいは時間帯を考えてどう戦うかに重点を置きたい」(城福監督)と、広島は自分たちのスタイルを貫く覚悟を示す。最近のゲームで披露できている前線からの機能的な守備、素早い攻守の切り替え、複数人が連動したコンビネーションプレー、迫力あるサイド攻撃など、着々と積み上がっている戦いを発揮して勝利を目指すことになる。
もちろん、最下位だからと言って、横浜FCは簡単な相手ではない。「ストロングを持っている選手がいるし、内容的にも前節・清水戦の前半は圧倒していた。結果は思ったような形ではないかもしれないが、内容そのものついては、手応えを持っているチームだと思う」と城福監督。4連敗を止めた前節・清水戦(1△1)は、後半に追い付かれたとはいえ、まさに横浜FCらしい充実した内容だった。特に先制点の起点にもなったサイド攻撃や大きな得点源であるセットプレーは迫力十分であり、注意が必要となる。試合前日も攻守のセットプレーを念入りに確認した指揮官は、「(横浜FCは)セットプレーで点を取っているし、どの試合でもビッグチャンスも作っている。ただ、相手の失点を考えると、我々のセットプレーにもチャンスがある。セットプレーは本当にキーになる」と想定。横浜FCのストロングを把握した上で、自分たちの強みを発揮して2試合ぶりの勝点3奪取を目指す。
監督 試合前日コメント
──横浜FCの印象は?
「ストロングを持っている選手がいるし、内容的にも前節・清水戦の前半は圧倒していた。結果は思ったような形ではないかもしれないが、内容そのものついては、手応えを持っているチームだと思う」
──相手のサイドは警戒だが?
「キックが非常にいい。クロスに対する入りもそうだが、やはりクロッサーに圧力をかけないといけない。ニアもあるし、ファーへの動き直しもある。ヘディングできる選手もいるので、サイドからのクロスに対しては我々のウイングバックだけでなく、全員でしっかりと圧力をかけないといけない」
──横浜FCの現状を考えると、勝点3が欲しい中でアグレッシブに戦ってくるのでは?
「相手がどう来るかよりも自分たち。90分をとおして、あるいは時間帯を考えてどう戦うかに重点を置きたい。また、横浜FCはセットプレーをかなりデザインしてくる。もう一つはキッカーがいいので、そこは本当に注意したい。セットプレーで点を取っているし、どの試合でもビッグチャンスも作っている。ただ、相手の失点を考えると、我々のセットプレーにもチャンスがある。セットプレーは本当にキーになる。相手は『これで点を取って、しっかり守り切る』という勢いが動いてくると思う。そういう集中力に負けないようにしたい」
「ストロングを持っている選手がいるし、内容的にも前節・清水戦の前半は圧倒していた。結果は思ったような形ではないかもしれないが、内容そのものついては、手応えを持っているチームだと思う」
──相手のサイドは警戒だが?
「キックが非常にいい。クロスに対する入りもそうだが、やはりクロッサーに圧力をかけないといけない。ニアもあるし、ファーへの動き直しもある。ヘディングできる選手もいるので、サイドからのクロスに対しては我々のウイングバックだけでなく、全員でしっかりと圧力をかけないといけない」
──横浜FCの現状を考えると、勝点3が欲しい中でアグレッシブに戦ってくるのでは?
「相手がどう来るかよりも自分たち。90分をとおして、あるいは時間帯を考えてどう戦うかに重点を置きたい。また、横浜FCはセットプレーをかなりデザインしてくる。もう一つはキッカーがいいので、そこは本当に注意したい。セットプレーで点を取っているし、どの試合でもビッグチャンスも作っている。ただ、相手の失点を考えると、我々のセットプレーにもチャンスがある。セットプレーは本当にキーになる。相手は『これで点を取って、しっかり守り切る』という勢いが動いてくると思う。そういう集中力に負けないようにしたい」
試合前情報

本日のスターティングイレブンです。GKには林卓人選手が入るなど、前節から3人スタメンが入れ替わりました! 五輪の中断前ラストゲームを勝利で飾るべく全力を尽くして戦います!

選手がピッチに登場しました! 前節、急遽の途中出場から素晴らしい活躍を見せたエゼキエウ選手。今日は試合開始からキレのある動きで攻撃を牽引し、自らもゴールを狙います!

チームバスがスタジアムに到着しました! 野上結貴選手にとっては、古巣との対戦! 守備で相手を封じ込めることはもちろん、積極的な攻撃参加やセットプレーでの恩返し弾にも期待です!

本日のロッカールームです。川辺駿選手が移籍して初の試合。青山敏弘選手とボランチを組むのは、ハイネル選手です! 今日は、ジュニオール・サントス選手、エゼキエウ選手もスタメン。ブラジル人トリオの縦ラインでの連携にもご注目ください

本日はホーム・横浜FC戦! 相手はここまで1勝5分15敗で最下位に苦しんでいますが、各ポジションに実力者を擁する地力のあるチームです。今日も難しい戦いが予想されますが、チーム一つになって2試合ぶりの勝利を目指しますので、熱い後押しをよろしくお願いします!
監督 ハーフタイムコメント
・守備は行く時とオーガナイズする時を明確にすること。
・攻撃は中間ポジションを取りながら攻めていこう。
・みんなでキックオフからいくぞ!
・攻撃は中間ポジションを取りながら攻めていこう。
・みんなでキックオフからいくぞ!
ゲームレポート






試合は早々に動いた。序盤からなかなかリズムの出ない広島が獲得した敵陣でのCK、こぼれ球を相手に拾われてカウンターを受けると、ロングパスを小川慶治朗に抜け出されて失点。開始11分で早くも追いかける難しいゲーム展開となってしまった。
その後も広島の出来はよくなかった。横浜FCの組織的な守備の前に持ち味のパスワークにズレが生まれて効果的な攻撃を繰り出せず、カウンターの威力も低下。リズムに乗れない広島は22分の飲水タイムまでチャンスを一つも作り出せない我慢の内容となった。
その飲水タイム以降は徐々に攻撃のテンポがよくなり、柏好文のミドルシュートやCKを立て続けに獲得して同点を目指した広島に前半最大のチャンスが訪れたのは41分だった。エリア内の右サイド深くに抜け出した柏の柔らかなクロスに合わせたのは森島司。スピードに乗った渾身のヘディングは枠を捉えることはできず、さらにシュート直後に負傷して交代するアクシデントも襲い掛かってしまった。
「みんなでキックオフからいくぞ!」。そう城福浩監督の活を受けて臨んだ仕切り直しの後半、広島は同点を目指して開始直後から横浜FCに襲い掛かった。48分にエゼキエウのクロスを野上結貴が折り返してジュニオール・サントスが決定機を迎えれば、62分には中央をこじ開けた途中出場・鮎川峻がGKと1対1のビッグチャンスを作り出した。ただし、どれもゴールを割ることはできず、その後もドウグラス・ヴィエイラら選手交代を積極的に活用して攻撃への圧力を強め続けた広島だったが、最後まで1点が遠く。シュート14本を放ちながらも0-1で敗れた広島は、横浜FCに今季2勝目を献上する結果となった。
「チャンスを決め切れないと我々にとっては時間が焦りを誘う状況になってしまう。それを招いたのは自分たちだと思うし、時間を使われることを含めて、我々が招いたこと。もう一度、しっかり受け入れて、再開後からより隙のないチームになっていけるようにレベルアップしないといけない」。城福監督は1カ月後のリーグ再開から巻き返すべく、リーグ中断期での進化を誓った。
監督 試合後コメント
「スタジアムへ来ていただいたファミリーの方々に本当に悔しい思いをさせてしまった。申し訳なかった。試合は1点が重かったと思う。もちろん失点をすると相手に引かれてしまうのは予想していたし、失点してはいけなかった。前半の少し相手が圧力をかけて試合に入ってきたところで受けてしまったのは反省したい。チャンスを決め切れないと我々にとっては時間が焦りを誘う状況になってしまう。それを招いたのは自分たちだと思うし、時間を使われることを含めて、我々が招いたこと。もう一度、しっかり受け入れて、再開後からより隙のないチームになっていけるようにレベルアップしないといけない」
──ハーフタイムに長沼洋一選手を投入し、後半途中に代えた理由は?
「相手が引いてしまう状況になったので、ポジションのかけ引きをしたり、サイドで収まる状況を作りたかった。ヘディングの強さも長沼は持っているので、セットプレーやサイドで起点になることを含めて期待して送り出したが、私がうまく彼を機能させることができなかったと思っている」
──試合の入りで受けてしまったのはメンタルに問題があったのか?
「メンタルという抽象的な言葉で片付けてしまえば簡単だが、もう少し相手を裏返すようなところから我々も入らないといけなかったと思う。もちろん前半の最初に少しボールを持たれたところは我慢強くやれたし、我々が相手を後ろに向かせてそこからプレッシャーをかける入りをイメージしていたが、それができなかったのは私の試合の入らせ方がよくなかったと思う」
──約1カ月間の中断期間に入るが、どこを重点的に強化していくか?
「まずは心身ともにリセットして、攻守すべてのことにレベルアップできるような良い休みの取り方をしてもらいたい。このコロナ禍がずっと続く中で、我々を支えてくださっているスポンサーやサポーターなどファミリーの方々に、やはり中断明けからもっともっと応えないといけない。そのためにも中断期は他のチームと同じことをやっているとなかなか難しいと思う。さらにレベルアップできるように、いろいろなものを工夫したいと思う。それはメディカルも含めて、スタッフの我々が一丸となって取り組みたい。ケガ人の復帰もそうだが、クオリティーのところも全部上げられる中断期にしたい」
──失点場面についてとケガをした森島司選手の状況は?
「失点場面はCKからのカウンターの対応の仕方に大きく問題があったと思う。こういうことでゲームが動いていくということを、ピッチに出ているみんなが関わっていることなので、強く強く学ばないといけないシーンだった。我々としてもそこは準備をやってきたつもりだったが、一つの判断が、あるいは二つの判断がやはりゲームを大きく動かすということはみんなで共有したい。
森島については、詳しいことはまだ言えないが、早々に帰ってくる状況にないということは予想できる。一日でも早く帰ってこられるようにクラブ一丸となって努力したいと思う」
──ハーフタイムに長沼洋一選手を投入し、後半途中に代えた理由は?
「相手が引いてしまう状況になったので、ポジションのかけ引きをしたり、サイドで収まる状況を作りたかった。ヘディングの強さも長沼は持っているので、セットプレーやサイドで起点になることを含めて期待して送り出したが、私がうまく彼を機能させることができなかったと思っている」
──試合の入りで受けてしまったのはメンタルに問題があったのか?
「メンタルという抽象的な言葉で片付けてしまえば簡単だが、もう少し相手を裏返すようなところから我々も入らないといけなかったと思う。もちろん前半の最初に少しボールを持たれたところは我慢強くやれたし、我々が相手を後ろに向かせてそこからプレッシャーをかける入りをイメージしていたが、それができなかったのは私の試合の入らせ方がよくなかったと思う」
──約1カ月間の中断期間に入るが、どこを重点的に強化していくか?
「まずは心身ともにリセットして、攻守すべてのことにレベルアップできるような良い休みの取り方をしてもらいたい。このコロナ禍がずっと続く中で、我々を支えてくださっているスポンサーやサポーターなどファミリーの方々に、やはり中断明けからもっともっと応えないといけない。そのためにも中断期は他のチームと同じことをやっているとなかなか難しいと思う。さらにレベルアップできるように、いろいろなものを工夫したいと思う。それはメディカルも含めて、スタッフの我々が一丸となって取り組みたい。ケガ人の復帰もそうだが、クオリティーのところも全部上げられる中断期にしたい」
──失点場面についてとケガをした森島司選手の状況は?
「失点場面はCKからのカウンターの対応の仕方に大きく問題があったと思う。こういうことでゲームが動いていくということを、ピッチに出ているみんなが関わっていることなので、強く強く学ばないといけないシーンだった。我々としてもそこは準備をやってきたつもりだったが、一つの判断が、あるいは二つの判断がやはりゲームを大きく動かすということはみんなで共有したい。
森島については、詳しいことはまだ言えないが、早々に帰ってくる状況にないということは予想できる。一日でも早く帰ってこられるようにクラブ一丸となって努力したいと思う」