サンフレッチェ広島ユース選手 ドイツ(1.FCケルン)短期留学レポート
育成
このたび、育成業務提携を締結しているドイツ・ブンデスリーガ『1.FCケルン』にサンフレッチェ広島ユース所属の3名が短期留学いたしました。
2021年9月に育成業務提携を締結し、その後、オンラインでの育成メソッドの情報交換をメインにおこなっておりましたが、昨今の状況を踏まえ、様々な方のサポートをいただき短期留学するにいたりました。滞在期間中には、U16,U17世代のケルンユースチームへの練習参加に加え、施設見学や、1.FCケルンコーチたちとの交流を実施し、留学した選手にとっても、我々クラブにとっても財産となる良い経験をすることができました。
今回受け入れていたただいた1.FCケルンはもちろんのこと、サポートいただいたすべての皆さまにこの場を借りて改めて御礼申し上げます。
以下、ケルン短期留学の模様についてレポートを掲載いたします。
ケルン短期留学レポート
短期留学期間
3月22日(火)~3月28日(月)
短期留学先
ドイツ ケルン(1.FCケルン)
スケジュール
3月22日(火) | ケルン体育大学施設見学 |
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3月23日(水) | トップチーム練習見学・スタジアムツアー・U16ケルン練習参加 |
3月24日(木) | U17ケルン練習参加 |
3月25日(金) | U16ケルン練習参加 |
3月26日(土) | ドイツ代表vs.イスラエル代表観戦 |
3月27日(日) | 休養 |
3月28日(月) | U17ケルン練習参加 |
フォトレポート




練習参加の様子
参加選手コメント
木吹 翔太
今回たくさんのことを経験させていただき、自分が通用したこともあったけれど、まだまだ通用しないことが分かったので、とてもいい経験ができましたし、日本に戻ってきて今の自分は何をすればよいのかが明確になったので、本当に短い期間だったけれども留学させていただき良かったと思います。
今後は、サンフレッチェ広島ユースでやるべきことを頑張り、トップに昇格してドイツに行けたときには、今通用しなかったことも通用できるようになっていて、平気に自分のプレーを出せる選手になれるように努力していきたいと思います。このような大変なコロナ禍の中で、僕たち3人をドイツに留学させていただきありがとうございました。
中島 洋太郎
プレーの面では、自分がボールを持った時のプレーは通用しました。課題と思ったのは、ボールを奪うこと、ゴールを決めること、アシストをすることです。ドイツの選手たちのフィジカルやボールの持ち方の違いで、日本よりもボールを奪うことができませんでした。ディフェンス側から奪いにいく方法を身に付けたいと思います。また、日本ではパスが多いけれど、ドイツでは積極的に仕掛け、自分の意見も言い合っていて、ゴールやアシストで結果を出さないと生き残っていけないのだと思いました。海外でプレーする、生活するのは、英語が必要だと感じたので、英語の勉強も頑張りたいと思います。今回、留学させていただきありがとうございました。
橋本 日向
プレーをしていて思ったことは、よく仕掛けるということです。ミニゲームでもボールを受けたら毎回仕掛けていてパスはあまりしていなかったです。ボールの持ち方がとてもうまく奪いにくかったです。また、勝負事への想いがとても強いことが印象的でした。
僕はこの練習参加を通して、色々なことを学び、そして知ることができました。その中でもシュートやロングなどのキックの精度を高めていき、フィジカルの面でもどこでも通用するレベルにしていきたいと思いました。そして今回の経験をチームメイトに伝えていきたいと思います。ドイツに留学させていただきありがとうございました。
沢田謙太郎アカデミー部長コメント
1.FCケルンに温かく迎えていただき、とても感謝しています。
サンフレッチェ広島ユース選手の練習参加についても状況や力量を見て細かく調整していただき、ミーティングでも聞きたいことをリサーチしたうえで、その担当の方をしっかりと準備していただきました。またドイツ代表対イスラエル代表の観戦もアレンジしていただくなど、準備していただいたプログラムすべてで充実した時間を過ごすことができました。
選手はこの経験から一つでも多く学びこれからどんどん大きくたくましく育ってくれると思います。また、私も1.FCケルンが続けている選手育成の哲学や方法を学び、選手と指導者を少しでも多くサポートできるよう頑張っていきます。