トルコキャンプ11日目

チーム

昨日に降り続いた雨もやみ、再び暖かな気候となった11日目。
この日は昨日の悪天候で延期となっていたFC CSKA1948ソフィア(ブルガリア)とのトレーニングマッチに臨みました。

試合形式は45分×2本。
前半と後半でメンバーを分けて臨むと、対照的な内容となりました。
前半で言えば、「身体能力が高い相手が元気なうちは難しい戦いになった」とミヒャエル・スキッベ監督が振り返ったように、全体的にCSKA1948ソフィアのペースで推移。
開始早々の3分に失点すると、その後も相手の前からのプレスや球際の攻防で広島が後手を踏むことが多く、なかなか主導権を奪い返せません。
それでも何とか1失点でしのぎながら数回は決定機を作り出したものの、得点は奪えず前半は0-1で終了しました。

一方、後半は攻撃陣が爆発しました。
51分、鋭いカウンターで右サイドを攻略すると、中央へのクロスに広島ユース所属の宗田椛生が合わせて早くも同点。
これで勢いに乗ると、その4分後には右サイドを抜け出した満田誠選手のパスを中央で受けた仙波大志がドリブルからのシュートでネットを揺らし、逆転に成功しました。
さらに58分、相手DFの背後に抜け出した井上愛簾がGKとの1対1を冷静に決めて3-1とリードを広れば、66分には井上潮音選手が獲得したPKをジャーメイン良選手が落ち着いて沈めて4-1。
その後、運動量が落ちて相手に攻め込まれ、76分、77分と立て続けに失点してしまいましたが、1点差を守り切って4-3で勝利しました。

「全体的にはパフォーマンスに満足している」とは試合後の指揮官。
苦戦した前半や押し込まれた試合終盤のゲーム運びに課題を残しましたが、「フレッシュさを出すことができた」(スキッベ監督)と後半に奪った4得点など収穫も多くありました。
今はチーム作りの途上であり、収穫と課題をあぶり出す時。
明日はトルコキャンプ最後のトレーニングマッチとなりますが、内容と結果を求めて、戦い抜きます!

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