トルコキャンプ12日目
チーム
実戦を通してチーム力強化に励んできたトルコキャンプもいよいよこの日が最後のトレーニングマッチとなりました。
相手はポーランドリーグで5位と上位につけるKSクラコヴィア。
「身体能力が高い相手に対しては、速くボールを動かそう!」とミヒャエル・スキッベ監督が指示を送ったとおり、フィジカル能力に優れる強豪に挑みました。
試合はやはり拮抗した戦いとなりました。
全体的には広島がボールを保持する展開となりましたが、自分たちのミスから決定機を何度か作られた他、相手の力強い攻撃を受けることもしばしば。
それでも、根気強くパスを回して攻めた攻撃が実ったのは15分でした。
左サイドを東俊希選手が攻略すると、最後は前線へ顔を出した中島洋太朗選手がゴールを奪って先制。
その後も一進一退の攻防が続く中、相手の攻撃をゼロで抑えていた広島にチャンスが巡ってきたのは37分でした。
加藤陸次樹選手がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得すると、これをトルガイ・アルスラン選手が決めて相手を突き放し、2-0で前半を終えました。
一方、メンバーを全員入れ替えて臨んだ後半も内容的には互角の戦い。
広島が小刻みなパスワークやロングフィードを使って相手ゴールへ迫れば、KSクラコヴィアもフィジカルの強さを生かしたスピードある攻撃を繰り出してきます。
どちらも決め手を欠いて得点を奪えない展開が続く中、77分に直接FKを沈められて1点差に迫られた広島でしたが、同点ゴールは許さず、試合はそのまま2-1で終了。
トルコ最終戦を白星で終えることができました。
この結果、トルコキャンプ5試合の結果は4勝1分。
海外の相手にも引けを取らない戦いぶりを見せた選手たちにスキッベ監督は「試合は全体的に納得している」と奮闘を評価。
さらに新戦力についても「馴染んでくれている」と手応えをつかむなど、トルコでは充実した日々を過ごすことができました。
次は1月29日から2次・宮崎キャンプが始まります。
「(宮崎も)準備期間は変わらない。引き続きフィジカル強化に励んでいきたい」と目的を話した指揮官。
それまでチームはしばしの休息を挟み、宮崎に向かって行きます!