宮崎キャンプ3日目

チーム

チームのベース作りが進む1次宮崎キャンプ。
3日目の本日は、早くも今季初となる対外試合を実施しました。

試合形式は、45分×2本。
主力組・サブ組など関係なくシャッフルされたメンバー構成の中、前半と後半でメンバーを総入れ替えして臨むと、結果は10-0の大勝となりました。

「すごく良いゲームだったし、見ていても楽しいゲームだった」
ミヒャエル・スキッベ監督がこの一戦をそう振り返ったように、“初戦”にしては上々の出来でしょう。
エゼキエウ選手、志知孝明選手、ピエロス・ソティリウ選手のゴールで3-0で折り返して迎えた後半、期待の新戦力を中心にさらなるゴールラッシュが待っていました。

マルコス・ジュニオール選手と川村拓夢選手の連続ゴールで5-0へとリードを広げた後の67分、まずは水戸への期限付き移籍から復帰した小原基樹選手が魅せました。
左サイドからドリブルでカットインして中央へ進むと、今度は縦へ切れ込んでペナルティーエリア内へ進出し、相手を次々と剥がす圧巻のドリブル突破。
最後はGKとの1対1を冷静に決めた一連の仕掛けは、まさに「自分の持ち味」と本人が話す小原選手の真骨頂です。
初戦でいきなりドリブルというストロングポイントをアピールすることに成功しました。

その後、川村選手の2得点目で7-0とすると、次に存在感を示したのは点取り屋としての期待が懸かる大橋祐紀選手。
80分にこぼれ球を押し込んで“初得点”を奪ったかと思えば、87分には越道草太選手のアーリークロスから抜け出して相手GKを抜き、この日2点目を奪います。
そして90分には、塩谷司選手のスルーパスからゴールネットを揺らし、いきなりハットトリックを達成。
「(周りの質が高いので)やっていて楽しいし、刺激も受ける。自分はまだまだ下手だなと」と大橋選手は謙遜していましたが、決定力の高さを早くも示したゲームとなりました。

さっそく新戦力が結果を残したことに対し、スキッベ監督は「攻撃のバリエーションを増やすことに期待ができる」と笑顔に。
今季は得点力不足解消が一つのテーマだけに、大橋選手と小原選手の活躍は当然ながら今後に向けてプラス材料です。
チームはまだ始動したばかりであり、これからより熾烈なレギュラー争いは始まっていきますが、これからに期待が持てる初戦だったのは間違いありません。

宮崎キャンプ3日目


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