宮崎キャンプ9日目

チーム

太陽が顔を出したものの、キャンプ入りしてから一番寒い1日となった9日目。
強い風が吹きつける中、チームはJ2に所属するロアッソ熊本とトレーニングマッチを実施ました。

今日は決定力の高さを示した一戦と言えるでしょう。
試合形式は45分×2本で行われ、結果は4-0の勝利。
相手は攻撃的なスタイルの構築に定評のある大木武監督が率いる力のあるチームとあって、熊本の流動的な攻めに手を焼く時間もありましたが、広島も負けじとアグレッシブなスタイルで応戦します。
開始5分、ピエロス・ソティリウ選手が豪快なシュートで先制点を奪って以降は一進一退の攻防が続く中、30分に松本泰志選手が仕事をしました。
茶島雄介選手のシュートはポストに弾かれましたが、ゴール前に背番号14が詰めて2-0。
中盤の底でゲームを組み立てるだけでなく、積極的に相手DFの背後へ抜け出すなど、攻撃的な姿勢を見せる松本泰志選手について、ミヒャエル・スキッベ監督は「危険な選手になっている」と賛辞を贈りました。

後半も広島のクオリティーが上回りました。
互いに攻撃の良さを出そうという姿勢が見える面白い攻防の中、後半に勝負を決定付けるゴールを決めたのは野津田岳人選手でした。
73分、左サイドでのハイプレスでボールを奪うと、柏好文選手のパスを受けた背番号7が利き足とは逆の右足で冷静に決めて3-0。
さらに攻撃の手を緩めなかった広島は、88分にも松本大弥選手が見事なミドルシュートを突き刺して4-0で勝利しました。

今日はお互いに持ち味を発揮する中身の濃いゲームだったこともあり、試合後のミヒャエル・スキッベ監督も、「クリエイティブな部分を出そうとしていたし、見どころの多い試合だった」と笑顔に。
今は1年間を戦う体力作りとともに、チームとしてスタイルを構築するためにチャレンジが必要な時期。
その姿勢も多く見られ、「全体的に満足できるゲームだった」と指揮官は選手たちの頑張りを称えました。

12日間の宮崎キャンプも残り3日。
ここまで順調にチーム作りは進んいますが、現状に満足することなく、さらなるレベルアップを目指して全員で精進していきます!

宮崎キャンプ9日目


チーム関連ニュース