第16節 vs. 京都サンガF.C.
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１週間で３試合目だったこともあり、両チームにとって難しい試合になった。今日の試合は妊娠した女性が子どもを生んだときにたとえられるのではないか。子どもを生むためには痛みを伴い、とても大変だと思う。そうやった頑張ってこそ、子どもが生まれる。今日の試合も槙野がゴールを決めるまで、選手たちは大変だった。しかし、槙野のゴールという子どもが生まれて、みんな幸せな気持ちになったのではないか。

相手は予想通りに９人の選手を自陣に固めて守備的にし、カウンターを狙ってきた。我々は先に失点すればより苦しくなるが、先制すればより戦いやすくなる。そういった予想通りの展開になった。

今日の勝利は本当にうれしい。我々は（今日の試合に勝って、これから上位を戦うための）試験に受かることができたが、合格ラインギリギリだった。余裕はない。ただ、選手たちは非常に厳しい中で闘ったので、よしとしようと思う。

私はこの場を借りて、サンフレッチェの育成のコーチたちに感謝の言葉を述べたい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれている。育成組織で育った選手がトップチームに上がり、私がその原石に磨きをかけた。ケガ人が多い中、若手選手が頑張っているのは、森山ユース監督や沢田ジュニアユース監督など、たくさんのコーチの力があったからだ。我々は選手を育てながら頑張っていくしかない。それは難しいことだが、成し遂げたときの喜びは最高だ。