第14節 vs. アルビレックス新潟
AWAY東北電力ビッグスワンスタジアム

今日は気温、湿度ともに高く、両チームにとって厳しいコンディションの中での試合だった。

サンフレッチェにとっては、難しい試合になった。サンフレッチェはより勝利を目指して戦っていたが、新潟は引き分けでもいいとしていたように思う。相手が自陣に１０人引いた形で崩すのは難しい。１０人がひいていればバルセロナでも崩すのは難しく、それがサンフレッチェであればなおさらだ。相手の狙いは守備をして、サンフレッチェが攻撃をしているところでボールを奪い、カウンターを仕掛けること。ただ我々は試合をコントロールし、いい形で進めることができた。前半、何度か危険にボールを失ったが、そのほかは確実につないでコントロールしていた。勝利を目指し、強い気持ちで戦ったことが最後のゴールにつながったと思う。勝利に値する試合だった。

今日、勝利できたことは重要。勝ち点３をとることができ、引き続き上位を戦っていける。さらに今日、勝利以上に興味深かったのは、これだけメンバーが欠けた中で、ほぼフルメンバーの新潟に勝ったことだ。神戸戦では負けてしまったが、引き分け、あるいは勝利するチャンスもあった。日本のどのチームからもリスペクトをされるチームに成長したことが一番の収穫だ。

今日は水本、青山、浩司、森脇、山岸が試合に出られなかったが、彼らがいれば、さらにもう１段階、質の高いチームになる。そのチームでも負けることはあるだろうが、今日のチームとはまた違う。若い選手たちがやるべきことをやってくれたのはチームの成長の証でもあるし、今日のメンバーでも相手がおそれるチームになったことは本当に素晴らしいと思う。