第33節 vs. 大宮アルディージャ
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皆さんがご覧になった通り、サンフレッチェのサッカーができた試合だった。試合内容については、特別コメントをする必要はない。この広島の地で、究極の攻撃的なサッカーを見せることができたと思っている。今日も皆さんは攻撃的なサッカーを見ることができたのではないか。

今日の試合については、改めて選手たちに感謝をしたい。決していいコンディションではなかったが、最後まで自分たちのサッカーを貫いてくれた。このチームがさらに来年も成長してくれることを願っている。本当に素晴らしいサッカーを見せてくれた。

どんなときも、別れは悲しいものだ。約６年間、ここで仕事をしてきたが、ファンの顔を改めてみると、皆さんはいい笑顔をしていた。それは、皆さんが私が広島でやってきた仕事をしっかりと見てくれていたからだと思う。私や私の選手たちがした仕事で、喜びや感動を与えることができたのだと確認することができた。我々が目指していたのは、試合を観に来てくれた方に幸せな気持ちになってもらうこと。それをかなえることができ、私は感動している。

私もとても幸せだった。この街で、このクラブで約６年間仕事をし、多くの人と知り合った。いい関係で仕事をすることができたと思う。広島では、まるでここで生まれ育ったような気分にさせてもらった。私にとっても家族にとっても、人生の中で最も素晴らしい時間だった。だからこそ、私はセレモニーの中で「サヨナラは言いません。またみなさんと一緒に仕事ができるような気がする。また会いましょう」と言った。私の人生の中で、日本という国、そして広島という街の文化を知ることができ、本当に幸せだった。