5.29 14:04

明治安田J1 第14節 vs. アビスパ福岡
AWAYレベルファイブスタジアム

試合終了

アビスパ福岡 福岡
0
4
サンフレッチェ広島 広島
0
前半
3
0
後半
1
  • 前半18分
    ピーター・ウタカ
  • 前半31分
    宮吉拓実
  • 前半36分
    柴崎晃誠
  • 後半9分
    宮吉拓実

監督 試合後コメント

アウェイの厳しい戦いの中、選手は勝点3をもぎ取ってくれた。前節はG大阪に1-3と完敗し、前々節は柏に引き分けてホームでサポーターの皆さんに勝利をお届けできていなかった。今日はアウェイではあったが、我々の後押しのためにサンフレッチェのサポーターの皆さんが福岡まで多く来てくださったし、そこで選手は勝利をつかみ取る執念を見せ、勝ちたいというギラギラしたモノを見せ、サポーターの皆さんに勝点3をお届けすることができた。サポーターの皆さんに今日の応援を感謝したい。

試合は選手がアウェイで厳しい戦いになると覚悟しながら、相手どうこうではなく、我々が前節の敗戦を受けて「今日の試合に絶対に勝つ」という勝利に対する執念を見せてくれた。攻撃では相手のゴールに向かっていく。守備では球際で厳しく戦っていく。そういうギラギラしたものを見せてくれたことで4得点につながり、無失点に抑えて勝つことができた。選手は今週の練習で、今日の試合のようなプレーをトレーニングの中から意識してきたことで試合で出すことができた。選手がこの試合に向けて最善の準備をしてくれて結果につなげられた。今後もこれを続けていきたい。

今日は前節から二人を替え、宮吉と清水を先発で起用した。彼らに求めることはすべて出してくれたと思う。二人ともトレーニングやトレーニングマッチからいいプレーを見せてくれていた。宮吉に関しては、直近のトレーニングマッチで相手は大学生だったが得点を決めていた。今日もゴール前に積極的に向かっていく、そしてゴールを決めるという部分を見せてくれた。清水に関しても今日はアシストがあった。背後に抜けるプレー、相手のブロックの前でプレーするのではなく、まずは相手の背後を狙っていくという積極的な動き出しをしてくれた。ボールを受けたときもセーフティーにつなぐのではなく、相手に仕掛けていく、縦に仕掛けていく、相手のゴールに仕掛けていくプレーを期待して今日は先発で起用した。二人とも私が期待することを出してくれたし、二人の良さが出たと思う。チームとしてもいい形で連係・連動して攻守に戦うことができた。

ウタカについては、彼の良さであるゴールを決めることもそうだが、チャンスメークもできる。ゴール前では相手にとって危険な攻撃ができる選手。今日はゴール前もそうだが、前線でターゲットになり、起点になり、周りがより動き出しやすいように時間を作ってポイントになってくれた。より攻撃がスムーズになったと思う。彼を起点に縦からのコンビネーションで相手に向かう攻撃やボールを落ち着かせてのサイド攻撃など、我々の攻撃にアクセントをつけてくれた。今日はチームで4点を取っているし、これ以上得点を取るのはJリーグではなかなか難しい。ただ、連係・連動の部分ではまだまだ上げていける余地がある。さらに連係・連動のクオリティーを上げることでボールロストを少なくして試合の主導権を握って戦っていけるようにチームとしてトレーニングを積んでいきたい。

(宮吉の良さについては)ゴール前で得点を決めるところが彼の一番の特長。得点が決まるか決まらないかはその時の状況にもよると思うが、ゴールに向かっていく、そして最後のシュートのクオリティーがあるのは、最近のトレーニングでも今日の試合でも見せてくれた。また、3人目の動きでウタカにボールが入ったときに予測して背後を取れる。今日は得点に至らなかった形でも相手のゴールに向かってオフ・ザ・ボールの狙いを持っていた。そういう意図もチームとしてさらに生かしていけるようにしたい。ただ、ウタカや柴崎との連係でボールロストがまだまだあるので、そういうところはチームとして上げていかないといけないし、宮吉本人のプレーのクオリティーもさらに上げていかないといけない。

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