12.1 14:03

明治安田J1 第34節 vs. 北海道コンサドーレ札幌
AWAY札幌ドーム

試合終了

北海道コンサドーレ札幌 札幌
2
2
サンフレッチェ広島 広島
  • 前半3分
    チャナティップ
  • 前半21分
    ジェイ
2
前半
1
0
後半
1
  • 前半39分
    馬渡和彰
  • 後半6分
    柴崎晃誠

監督 試合後コメント

遠くの地まで多くのサポーターに来ていただいて本当に心強かった。2点をリードされる想定外の展開だったが、彼らの声援は聞こえていたし、選手の力になったと思う。

今週は3バックシステムに変更して4日間しか準備期間がない中でトレーニングしてきた。時間がなかったのは言い訳にしたくなかったし、とにかく選手の持てる力をすべて出したかった。我々がインテンシティーの高さとクオリティーの両方を見せられるチームだということを34節目でどうしても見せたかった。その思いが最後は勝点1につながったと思う。守り切った勝点1とは言いたくない。勝点3を取れたゲームだと思っている。ただ、最後にみんなで勝点1を守り切ったチームの一体感こそが広島が絶対に失ってはいけないもの。この2カ月は苦しかったが、34節目にして我々は少し手ごたえを感じられた試合ができたと思う。悔しい思いはしたが、選手には2位という順位に胸を張ってほしい。クラブはいい糧にしながら次につなげられればと思っている。

(引退する森崎和幸について)彼は8カ月も練習ができなかった。そのことを考えたら、今日の出来はエクセレントだと思う。彼のコンディションを上げる努力、戦術眼、技術、そういうものを短い間でよくあそこまで戻してくれたと思っている。

(馬渡和彰と川辺駿の頑張りについては)確かリーグ中断期に入るまで、我々は最大の勝点を取ったと言われ、チームの変更に着手するのは難しい状況だった。その中で彼らはずっと努力し続けてくれたと思う。試合に出続けている選手から少し遅れをとった時期もあったが、辛抱して練習すると成長につながると実感してくれたシーズンだったと思う。0-2のスコアになっても我々が目指すスタイルを変えないというチームの意思の中で、その歯車に彼らがいたことは大事だったと思う。

今週は(システムを変える)迷いはなかった。迷いがあったとすれば、2カ月前、1カ月前。私が変えない決断をしたことはあるが、34節は準備期間が4日であっても彼らがやってくれるとその4日間の練習の中で少し確信めいたものがあった。それは、今年我々がこれだけは失ってはいけないというインテンシティーの高さだけでなく、おそらく2年前、3年前に培ってきた3バックの時のポゼッションの戦術眼があった。その二つを融合させるには4日間ではもちろん足りないが、その中でも我々はやれることをやった。今日は特に前半の20分~25分以降は、公式戦の中でアジャストしてくれたと思っている。このチームの最大値はどういうものかは1年間の中で変わっていくものだと思う。ただ、(前半戦の15試合で)史上最大の勝点を取ったのは簡単ではなかった。この(変える)決断が34節目になった(理由を説明する)のは、この会見だけではお伝えできない。

(パトリックをベンチスタートさせた理由は)我々がコンビネーションを最大値とした場合には、この試合でやったサッカーを見たら彼がベンチだったのは納得していただけると思う。ただ、彼はこのチームをけん引してきたし、スペースが空いた時には彼ならビッグチャンスを作ってくれると思っていた。もちろん、ケガ明けというのもあるが、彼の持てる体力、コンディションを最大限有効活用するために、そういう起用の仕方をした。

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