6.22 19:00

天皇杯 3回戦 vs. 横浜FC
OTHERニッパツ三ツ沢球技場

試合終了

サンフレッチェ広島 広島
5
0
横浜FC 横浜FC
1
前半
0
4
後半
0

試合の見どころ

 リーグ戦の勢いを持って臨む戦いだ。18日(土)のJ1第17節・C大阪戦でリーグでは今季初となる逆転勝利を収めて3連勝を達成。11日(土)にはルヴァンカップでも札幌を倒してプライムステージ(準々決勝)進出を決めるなど、現在の広島はまさに順調そのもの。今回の天皇杯3回戦は直近のゲームから中3日での敵地の戦いとなるが、「C大阪戦に出た選手もそうだが、その他の選手も良い状態にある。(横浜FC戦は連戦で)難しいゲームになると思うが、良い戦いはできると思っている」とミヒャエル・スキッべ監督の自信に揺らぎはない。天皇杯もチーム全員の力で戦うのみである。
 もちろん、油断は禁物だ。相手の横浜FCは昨季までJ1にいたクラブであり、今季のJ2でも現在は自動昇格圏の2位につける力のあるチーム。前節は同じ勝点で並んでいた仙台との上位直接対決を3-2で制すなど、地力も見せた。「仙台戦を見たが、勝点3に値する勝利だった。(トップ3にいる)横浜FC、仙台、新潟はJ1レベルの戦力が揃っている」とスキッべ監督も警戒する。札幌で指揮を執っていたこともある四方田修平監督を招聘した今季、大型補強を敢行した横浜FCは選手層も充実。J1王者・川崎Fから加入したアタッカー・長谷川竜也や東京五輪世代の点取り屋・小川航基、イサカ・ゼイン、中村拓海ら20代前半から後半までの勢いのある選手を獲得しただけでなく、広島にもお馴染みの和田拓也やハイネルといった経験豊富なプレーヤーも加入している。また、前節・仙台戦で爆発的なスピードで点を取ったサウロ・ミネイロや渡邉千真、松浦拓弥など、実績十分の既存の選手も健在であり、戦力はやはりJ1レベルだ。そこに組織力の構築に定評のある四方田監督が統率している横浜FCは、厄介な相手となる。
 互いに連戦となる中でどんなメンバー編成で臨むか不透明だが、やはり広島のスタイルは変わらない。相手のストロングであるサウロ・ミネイロらのスピードを生かしたカウンターを確実に封じ、敵陣地でサッカーを展開すること。相手が引いて守備ブロックを敷いてきても、持ち味のサイド攻撃をメインに焦れずに粘り強く攻略したい。誰が出場しようとも、不変の“スキッべ・サッカー”は浸透しているだけに、いつものアグレッシブなスタイルを披露して横浜FC撃破を目指すだけだ。

監督 試合前日コメント

──横浜FCの印象は?
「良い印象を持っている。縦に速いFWがいるし、コンビネーションを見ても素晴らしいチーム。J2で上の順位にいてもおかしくないし、来年はJ1で戦えたらと思っている」

──相手というよりも、やるべきことは自分たちに目を向けることか?
「明日だけでなく、全部の試合でそういう流れになる。できるだけ早く、流れるようなサッカーをしていきたい」

──明日のメンバーの考えについて。
「明日も重要な試合なのは変わらない。一番良いメンバーでいきたい。オフェンシブでアグレッシブなサッカーができるための選手を選びたい。C大阪戦で90分や75分ぐらい出た選手も、今週のトレーニングで負荷を落としているので、横浜FC戦は十分に対応できると思っている」

監督 ハーフタイムコメント

・ここまでのパフォーマンスは問題ない。
・高い集中力を保ち続けること。
・走ること。体を張ること。

ゲームレポート

 効率良く得点を重ねた紫軍団が大勝した。
 直近のリーグ戦から先発全員を入れ替えた横浜FCに対し、広島は一人も変えることなく臨んだ一戦。「ただ勝ちたかっただけだ」。そうミヒャエル・スキッべ監督が明かしたように、カテゴリーが下の相手だろうと、“本気”で勝ちにいったサンフレッチェは終始ゲームをコントロールすることになった。
 特に大きかったのが先制点だ。12分、左サイドの崩しから満田誠のクロスをペナルティーエリア内で森島司がダイレクトで合わせて早くもリードを奪った。「これで余裕を持って試合を進めることができた」。背番号10がそう話したように、焦れずに無理に得点を狙いに行く必要がなくなった広島は、その後に横浜FCにボールを保持される展開になっても慌てることはなかった。先制点後はなかなか前線からのプレスがハマらず、横浜FCの巧みなポゼッションによって守備の時間が多くなったが、ゴール前では堅い守りで相手にチャンスを作らせず。1-0で前半を終えた中、スキッべ監督も「チャンスは作らせていない。ここまでのパフォーマンスはまったく問題ない」と選手に伝えて後半のピッチへ送り出した。
 後半も相手にボールを持たれる時間が続いたが、堅い守りで封じていれば、やはりチャンスは広島に訪れた。58分、前線からのプレスでボールを奪い取ると、満田のドリブルから最後は東俊希が右足を振り抜いて追加点。2点差にすると、75分にはまたしても高い位置でのカットから満田のスルーパスに抜け出した途中出場のドウグラス・ヴィエイラが技ありのループシュートを決めて一気に3-0とした。
 こうなると、試合はもう広島のモノだった。その後もカウンターからチャンスをうかがう中、90分に松本泰志が左足のミドルシュートを突き刺すと、後半アディショナルタイムにも柴﨑晃誠の左サイドからのクロスをゴール前へ走り込んだ松本がこの試合2点目を奪って5-0。結果的に力の差を見せ付けた広島が天皇杯4回戦進出を決めた。
「横浜FCはベテランと若手の年齢のバランスが取れた優れたチーム。そういう相手に対し、最初から最後まで高いレベルのパフォーマンスを見せられたことが勝利に繋がった」。5得点の大勝に試合後のスキッべ監督も笑顔を見せた。

監督 試合後コメント

「最初から最後まで良い戦いができたと思っている。横浜FCはベテランと若手の年齢のバランスが取れた優れたチーム。そういう相手に対し、最初から最後まで高いレベルのパフォーマンスを見せられたことが勝利に繋がったと思う」

──1-0で前半を折り返し、後半に向けてどういう指示を出したのか。
「前半と同じように集中して入ること。また、オフェンスの部分でもっと早くボールを動かすこと、裏を狙っていくことを話した。ディフェンスについては、そのまま相手にチャンスを与えないようにしようと伝えた」

──3点目を決めたドウグラス・ヴィエイラは完全復活か?
「非常にフィットしていると思っている。もう一人のFWであるジュニオール・サントスとはまた違った長所がある。早くプレーをする、早くシュートまで持って行く、簡単にシュートまで行くのがドウグラスの特長。その特長は今後のチームの中でも非常に重要なウエイトを占めてくると思っている」

──次の中2日でのアウェイ・福岡戦に向けて。
「福岡はディフェンスが優れているチーム。時間はあまりないが、そこに向けて一番良い準備をしていこうと思っている」

──過密日程でJ2のチームが相手だとメンバーを代える選択肢もあったと思うが、変更しなかった理由について。
「ただ勝ちたかっただけだ」

フォト

photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo 本日は横浜での平日ナイトゲームに加え、悪天候となりましたが、約600名の方にお越しいただきました。皆さまの後押しが勝利に繋がりました。相手以上の熱いサポート、ありがとうございました。

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