6.25 18:30

明治安田J1 第18節 vs. アビスパ福岡
AWAYベスト電器スタジアム

試合終了

アビスパ福岡 福岡
1
3
サンフレッチェ広島 広島
  • 前半37分
    大生
1
前半
1
0
後半
2

試合の見どころ

 上昇への機運をさらに高めたい一戦だ。今月は11日にルヴァンカップのプライムステージ(準々決勝)進出を決め、18日には強豪・C大阪を下してリーグ3連勝を達成。さらに中3日で戦った22日の天皇杯3回戦では、J2の横浜FC相手に5-0と力の差を見せ付けて3年ぶりとなるベスト16へ進出した。現時点で3大タイトル獲得への可能性がある見事なチーム状況だが、ミヒャエル・スキッべ監督に浮かれる様子は一切ない。「まだシーズンは半分しか過ぎていないのでタイトルを語るには早い。やるべきことは次の福岡戦に全力を尽くすだけだ」。今後も広島は一戦必勝で勝利を目指すのみとなる。
 今季初となるリーグ戦4連勝を目指す今節、ポイントとなるのは“堅守攻略”だ。相手の福岡はここまで4勝7分6敗で中位の12位に位置しているが、失点数13はリーグ最少。前節・清水戦で今季初となる3失点を喫したものの、それまでのリーグ戦16試合で実に半分となる8試合で完封するなど、鉄壁の守りは健在である。就任3年目を迎えた長谷部茂利監督の下、組織的な[4-4-2]システムは熟成されており、一人ひとりが強度高く守る激しさもある。広島のホームで戦った前回対戦では1-0で勝利したが、ゴールを何とかもぎ取ったのは後半アディショナルタイムの柴﨑晃誠のヘディングだった。今節もJ1で一番得点することが難しい福岡をいかにこじ開けられるかが勝負のカギとなる。
 広島としては、フアンマ・デルガド&山岸祐也の推進力ある2トップに加え、右サイドのジョルディ・クルークスを筆頭としたカウンターをケアしながら高い位置でプレスを仕掛けられるか。横浜FC戦でもそうだったが、自陣に引いた場合でも前線でボールを奪い取れれば、やはりショートカウンターからゴールに繋がった。今節も福岡に負けない守備ブロックをベースにしながら後方では堅陣を築き、前線の攻守における活動量を生かしてゴールを狙うこと。中2日でのゲームとあって疲労も心配されるが、「毎試合、良いパフォーマンスを見せるために、その時のベストメンバーで戦う」とスキッべ監督はギリギリまでメンバーを見極める考えを示す。福岡を倒すために選ばれたメンバーが持てる力を出し尽くせば、4連勝は必ず近付いてくる。

監督 試合前日コメント

──中2日の連戦となるが、選手のコンディションは?
「全体的に問題ないと思っている。今日のトレーニングも集中してできたし、次の試合も期待してもらっていい」

──福岡は堅守だが、どのような印象を持っているか?
「福岡はホームでは3試合しか点を取られていない。そんな相手に我々は早くボールを動かすことと、いつもどおり裏を取ることは勝つために必要になる」

──今節で勝てば今季初のリーグ4連勝だが、堅守・福岡相手に点を取って勝利すれば選手も自信になるのでは?
「どの試合でも勝つことは目的ではあるが、この試合で勝てば自信になるのは間違いない。そのためには各々がベストパフォーマンスを見せる必要がある。難しい試合になるのは間違いない。その部分も含めて次に繋げられるようにベストを尽くすこと」

監督 ハーフタイムコメント

・ボールコンタクトで負けないこと。
・しっかりボールを繋いでいくこと。
・サイドチェンジを有効に使おう。

ゲームレポート

 紫軍団が粘り強い戦いを披露して“堅守”を攻略した。
 前節までのリーグ17試合で13失点とJ1最少失点を誇る福岡の地へ乗り込んだ一戦。「非常にタフな試合になった。相手は身体的に優れたチームだった」と試合後のミヒャエル・スキッべ監督が話したように、試合は序盤から予想どおりに苦労した。守備になれば組織的かつハードな球際で挑んでくるだけでなく、攻撃では前線のパワーを生かそうと徹底してロングボールを放り込んでくる相手になかなかリズムを掴めない広島は、攻撃も停滞した。後方からじっくりとボールを繋いで攻略に取り掛かってはいたが、最後の局面では体を張った守備を見せる福岡を崩すことができず。ボールを奪われてはカウンターの対処に手を焼き、我慢の時間帯が続いた。
 だが、28分、一瞬の隙を見逃さなかった。前線での高い位置で野津田岳人がボールを奪うと、ナッシム・ベン・カリファから満田誠へと繋がり、右足を一閃。背番号39の強烈なシュートがネットに突き刺さり、先制に成功した。
 これでリズムを掴んだかに見えた広島だったが、やはり試合はそう簡単に進まなかった。37分、自陣に攻め込まれると、右サイドからのアーリークロスを渡大生に頭で合わせられ同点。前半のうちに試合を振り出しに戻されてしまった。
「しっかりボールを繋いでいくこと」。前半を終え、ハーフタイムにスキッべ監督からその指示を受けて臨んだ広島の選手たち。前半同様に福岡の力強い戦いに苦戦し、互いになかなかシュートまで持ち込めない一進一退の攻防で試合は推移した。しかし、77分、ハーフタイムの指示を忠実に実行した紫軍団がついに均衡を打ち破る。自陣でのビルドアップから満田、野津田へと渡り、背番号7が柔らかいパスを敵の背後へ送り込む。これに抜け出した途中出場のドウグラス・ヴィエイラが相手GKの上を越す柔らかなループシュートでゴールへ流し込み、ついに逆転。終盤で優位に立った広島はさらに攻め手を緩めず、86分には佐々木翔が獲得したPKを再びドウグラスが決めて勝負あり。敵地でのタフな一戦で3-1と勝利した広島が今季初の4連勝を達成し、順位も4位へ浮上した。
「後半最後のほうまで、なかなか良いサッカーを見せることができなかったが、自分たちで作った形から点を取れたのは誇りに思う」。粘り強く敵地で勝点3をもぎ取った選手たちへスキッべ監督も賛辞を贈った。

監督 試合後コメント

「今日は非常にタフな試合になった。相手は身体的に優れたチームだったが、我々のチームは戦った部分、しっかりゲームを作った部分で素晴らしかったと思う。後半最後のほうまで、なかなか良いサッカーを見せることができなかったが、自分たちで作った形から点を取れたのは誇りに思う」

──1-1で前半を終えたが、ハーフタイムに選手たちにどんな指示を出したのか?
「前半はフィジカルで押してくる相手に対して耐えていたことを褒めた。佐々木翔の1対1を見てもらったら分かると思うが、ああいったプレーが随所に出たところは褒め称えた。後半に向けては、『自分たちでしっかりボールを繋ごう』と話した。後半は選手たちがそれをしっかり実行してくれたと思っている」

──今季初のリーグ4連勝だが、監督自身、どう受け止めているか?
「素晴らしいことだと思っている。チームには明日、休みを与えたが、それに値するパフォーマンスだったと思っている。次の対戦相手であるG大阪が明日に試合があるので、自分たちはゆっくり試合を見ながら次の試合に臨みたい」

フォト

photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo photo 本日は悪天候にも関わらず福岡の地まで約1,000名もの方にお越しいただきました。皆さまの熱い後押しが勝利に繋がりました。
今日もサポート、ありがとうございました。

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