試合の見どころ
ACLエリート2連勝を目指す戦いとなる。敵地でのゲームとなった初戦のメルボルン・シティ戦では、内容でも相手を上回り2-0の白星発進。体格で勝り、パワーを生かした戦いをしてきた相手に一歩も引けを取らず、海外相手にも広島のアグレッシブな攻撃スタイルを発揮するゲームとなった。それから2週間、ホームでの初戦を迎える今回のリーグステージ第2戦の相手は、中国の上海海港。オーストラリアとは違った国の強敵相手に、広島はどんな戦いを見せられるか。今度も楽しみな一戦となる。
上海海港と言えば、近年の中国サッカーをけん引する強豪だ。昨季はリーグ戦を2連覇したことに加えて、カップ戦も制して国内2冠を達成。2024-25のACLエリートでもラウンド16で横浜FMに敗れたとはいえ、グループステージは突破している。国内リーグ戦3連覇を目指す今季も現在は首位に立つなど、実力の高さを示し続けている。
指揮官は日本でも馴染み深いケヴィン・マスカット監督。2021年途中から2023年まで横浜FMを指揮し、2022年にはリーグ制覇に導いた名将だ。広島としては横浜FM時代の対戦経験もそうだが、2019年のACLで戦ったメルボルン・ビクトリーで指揮を執っていたのもマスカット監督である。これまでオーストラリア代表やベルギーのシント=トロイデンVV、横浜FM、そして上海海港と複数の国で監督を務めてきた経験豊富な指揮官とミヒャエル・スキッベ監督の対戦も一つの見どころとなる。
当然ながら上海海港の選手の質も高い。多くの中国代表歴のある選手を揃えながら、中盤から前線にかけては力のある外国籍選手を配置。強さを発揮するFWのグスタボに加え、技術の高い10番マテウス・ビタウ、中盤の守備を引き締めるマテウス・ジュザのブラジル人3人に加え、トップ下に入っているオスカル・メレンドがかなり厄介だ。スペインの名門・エスパニョールで100試合以上の実績を持つアタッカーは、今年7月にカディスから上海海港に加入。スペイン人らしい技術の高い選手で、身長は167cmと小柄ながら切れ味鋭いドリブルとパスですでにチームの中心と君臨している。ACLエリート初戦の神戸戦に0-3で敗れた上海海港だが、一人で局面を打開してチャンスを作り出していたのがこのオスカル・メレンドだ。神戸も対応に手を焼いており、広島とのゲームでも最も警戒すべき選手なのは間違いない。
その上海海港を迎え撃つ広島は、やはり自分たちのスタイルを貫くだけだ。もちろん相手の前線は強力だが、守備面では不 安定な部分もあり、隙はある。前線からアグレッシブにプレスをかけて相手を押し込み続け、サイド攻撃やショートカウンター、コンビネーションを駆使すれば必ずゴールは奪える。広島としてはホームでACLエリート2連勝を達成し、アジアの舞台でも勢いに乗っていきたい。
上海海港と言えば、近年の中国サッカーをけん引する強豪だ。昨季はリーグ戦を2連覇したことに加えて、カップ戦も制して国内2冠を達成。2024-25のACLエリートでもラウンド16で横浜FMに敗れたとはいえ、グループステージは突破している。国内リーグ戦3連覇を目指す今季も現在は首位に立つなど、実力の高さを示し続けている。
指揮官は日本でも馴染み深いケヴィン・マスカット監督。2021年途中から2023年まで横浜FMを指揮し、2022年にはリーグ制覇に導いた名将だ。広島としては横浜FM時代の対戦経験もそうだが、2019年のACLで戦ったメルボルン・ビクトリーで指揮を執っていたのもマスカット監督である。これまでオーストラリア代表やベルギーのシント=トロイデンVV、横浜FM、そして上海海港と複数の国で監督を務めてきた経験豊富な指揮官とミヒャエル・スキッベ監督の対戦も一つの見どころとなる。
当然ながら上海海港の選手の質も高い。多くの中国代表歴のある選手を揃えながら、中盤から前線にかけては力のある外国籍選手を配置。強さを発揮するFWのグスタボに加え、技術の高い10番マテウス・ビタウ、中盤の守備を引き締めるマテウス・ジュザのブラジル人3人に加え、トップ下に入っているオスカル・メレンドがかなり厄介だ。スペインの名門・エスパニョールで100試合以上の実績を持つアタッカーは、今年7月にカディスから上海海港に加入。スペイン人らしい技術の高い選手で、身長は167cmと小柄ながら切れ味鋭いドリブルとパスですでにチームの中心と君臨している。ACLエリート初戦の神戸戦に0-3で敗れた上海海港だが、一人で局面を打開してチャンスを作り出していたのがこのオスカル・メレンドだ。神戸も対応に手を焼いており、広島とのゲームでも最も警戒すべき選手なのは間違いない。
その上海海港を迎え撃つ広島は、やはり自分たちのスタイルを貫くだけだ。もちろん相手の前線は強力だが、守備面では不 安定な部分もあり、隙はある。前線からアグレッシブにプレスをかけて相手を押し込み続け、サイド攻撃やショートカウンター、コンビネーションを駆使すれば必ずゴールは奪える。広島としてはホームでACLエリート2連勝を達成し、アジアの舞台でも勢いに乗っていきたい。
監督 試合前日コメント
■スキッベ監督
「(現上海海港・元横浜FMの)ケヴィン・マスカット監督と再会できてうれしい。
横浜FMでも上海海港でも素晴らしい成果を上げています。
特にオフェンスにおいて、スピードとパワーのある選手が多いので、面白い試合になると思っています」
──上海海港のイメージは。
「(マスカット監督が率いていた横浜FM同様)オフェンシブで魅力的なサッカーだと思っています。
そういう相手にもチャンスを作りたいですし、今シーズンはいいところまで行きながら得点までいたらない試合があるので、相手より多く得点がとれるようにしたいと思います」
■田中聡
「(上海海港戦は)簡単な試合ではないと思っています。
良いトレーニングが出来ていますし、全員で集中して勝点3を獲りに行きたいです」
──オフェンシブなチーム相手にどういう考えで試合に臨むか。
「変わらずいつも通りプレスをかけて、自分のところでボールを奪いたいです。外国人の選手との対戦は得意なので、試合を楽しみたいと思います」
「(現上海海港・元横浜FMの)ケヴィン・マスカット監督と再会できてうれしい。
横浜FMでも上海海港でも素晴らしい成果を上げています。
特にオフェンスにおいて、スピードとパワーのある選手が多いので、面白い試合になると思っています」
──上海海港のイメージは。
「(マスカット監督が率いていた横浜FM同様)オフェンシブで魅力的なサッカーだと思っています。
そういう相手にもチャンスを作りたいですし、今シーズンはいいところまで行きながら得点までいたらない試合があるので、相手より多く得点がとれるようにしたいと思います」
■田中聡
「(上海海港戦は)簡単な試合ではないと思っています。
良いトレーニングが出来ていますし、全員で集中して勝点3を獲りに行きたいです」
──オフェンシブなチーム相手にどういう考えで試合に臨むか。
「変わらずいつも通りプレスをかけて、自分のところでボールを奪いたいです。外国人の選手との対戦は得意なので、試合を楽しみたいと思います」
ゲームレポート
前半から主導権を握っていたのは広島だった。相手を押し込む攻撃的なスタイルで上海海港ゴールへ迫ると、果敢にゴールを狙って行く。すると、迎えた19分だった。東俊希の左CKから荒木隼人が頭で合わせて広島が先制。早くもリードを奪うことに成功した。
その後も攻撃の手を緩めない広島は、相手にチャンスを与えることなく追加点を狙う。22分に川辺駿が鋭いミドルシュートを放てば、田中聡やセンターFW木下康介もヘディングで相手を脅かす。さらに前田直輝、川辺も果敢にシュートを打つなど、広島ペースで1-0で前半を終えた。
「全体的にすごく良い。後半、もう一度集中しよう。3ポイントを取るぞ!」
ハーフタイムにミヒャエル・スキッベ監督がそう声をかけて迎えた後半、立ち上がりの48分に上海海港のストライカー・グスタボにあわやのヘディングシュートを打たれるが、ここでは守護神・大迫敬介がビッグセーブでチームを救う。その後は再び広島が主導権を握り、上海海港ゴールへ何度も向かって行った。57分の東俊希の右足シュートを皮切りに、58分には再び川辺が鋭いミドルシュートを放つ。さらに63分、左CKから途中出場・加藤陸次樹が決定的なシュートを放つが、これはクロスバーに阻まれた。
何度もチャンスを作りながらなかなか追加点を奪えないじれったい展開のなか、数少ない好機をモノにされたのは終了も近付いた83分だった。個人技からガブリエウに決められて、まさかの同点に。その後は再び勝ち越そうと、広島が最後の猛攻を見せるも決めることはできず。シュート数は広島の20本に対し、上海海港はわずか5本。圧倒的に攻め込んだ広島だったが、悔しいドローに終わった。
その後も攻撃の手を緩めない広島は、相手にチャンスを与えることなく追加点を狙う。22分に川辺駿が鋭いミドルシュートを放てば、田中聡やセンターFW木下康介もヘディングで相手を脅かす。さらに前田直輝、川辺も果敢にシュートを打つなど、広島ペースで1-0で前半を終えた。
「全体的にすごく良い。後半、もう一度集中しよう。3ポイントを取るぞ!」
ハーフタイムにミヒャエル・スキッベ監督がそう声をかけて迎えた後半、立ち上がりの48分に上海海港のストライカー・グスタボにあわやのヘディングシュートを打たれるが、ここでは守護神・大迫敬介がビッグセーブでチームを救う。その後は再び広島が主導権を握り、上海海港ゴールへ何度も向かって行った。57分の東俊希の右足シュートを皮切りに、58分には再び川辺が鋭いミドルシュートを放つ。さらに63分、左CKから途中出場・加藤陸次樹が決定的なシュートを放つが、これはクロスバーに阻まれた。
何度もチャンスを作りながらなかなか追加点を奪えないじれったい展開のなか、数少ない好機をモノにされたのは終了も近付いた83分だった。個人技からガブリエウに決められて、まさかの同点に。その後は再び勝ち越そうと、広島が最後の猛攻を見せるも決めることはできず。シュート数は広島の20本に対し、上海海港はわずか5本。圧倒的に攻め込んだ広島だったが、悔しいドローに終わった。
監督 試合後コメント
■スキッベ監督
「今日の試合は、本当にアンラッキーな展開になってしまったと思っています。得点を奪えない、そして点をとらなければ、相手の一つの攻撃で同点にされてしまう今シーズンを象徴するような試合になってしまいました」
──途中出場で良いパフォーマンスをみせたトルガイ・アルスランについて
「戻ってきてくれたことを嬉しく思っています。チャンスクリエイト、技術、タフさ、素晴らしいクオリティを持っていて、これからどんどん出場時間を伸ばしていくと思います」
■荒木隼人
「ホームなのでやはり勝ちたかったです。得点が奪えず、また守り切れない難しい試合になってしまいました」
──ゴールシーンについて
「(東)俊希から非常に良いボールが来たので、自分自身は相手のマークを外して、強いボールをゴールへ入れることを意識するだけでした」
「今日の試合は、本当にアンラッキーな展開になってしまったと思っています。得点を奪えない、そして点をとらなければ、相手の一つの攻撃で同点にされてしまう今シーズンを象徴するような試合になってしまいました」
──途中出場で良いパフォーマンスをみせたトルガイ・アルスランについて
「戻ってきてくれたことを嬉しく思っています。チャンスクリエイト、技術、タフさ、素晴らしいクオリティを持っていて、これからどんどん出場時間を伸ばしていくと思います」
■荒木隼人
「ホームなのでやはり勝ちたかったです。得点が奪えず、また守り切れない難しい試合になってしまいました」
──ゴールシーンについて
「(東)俊希から非常に良いボールが来たので、自分自身は相手のマークを外して、強いボールをゴールへ入れることを意識するだけでした」
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PLAYER OF THE MATCH
