試合の見どころ
ルヴァンカップ優勝の流れを継続したい一戦だ。11月1日(土)の柏との決勝では、それまで苦しんでいた“得点力不足”を解消する3-1の完勝。相手を押し込んでゲームを展開する広島らしい戦い方ができていたことに加え、武器であるセットプレーも生かしてゴールを積み重ねられたのはチームにとって大きい。今回は決勝から中2日とハードな連戦となるが、柏を倒して得た勢いそのままに再び勝利を目指したいところだ。
今回も難敵との戦いとなる。昨季は日本でもお馴染みのユン・ジョンファン監督の下、K1リーグでクラブ史上最高成績となる2位の成績を収めてACLE初出場を果たした江原FC。元韓国代表ストライカーのチョン・ギョンホ監督を迎えた今季はACLE初参戦ながらも、ここまで2勝1敗でリーグステージ3位につけるなど、アジアでも高い実力を見せている。特に10月22日のMD3・神戸戦では、圧巻の攻撃力を発揮。前半に3得点を奪った江原FCは、後半になって同点に追い付かれたものの、最後の最後で勝ち越す粘り強さを見せた。蔚山HD同様、後方からのテンポの良いパスワークで鋭い攻撃を仕掛けてくるチームではあるが、韓国のクラブらしく全体的にフィジカルの強さもある。神戸戦の4得点はすべてセットプレー絡みと高さも備えるなど、オフェンスの力は確かである。
選手の質も高い。全体的に韓国の年代別代表経験のある選手を多く抱えている他、前線にはA代表経験もあり、札幌でプレーしていた187cmの大型ストライカーであるキム・ゴンヒが君臨。神戸戦の決勝点はCKから彼がもぎ取ったもの。アタッキングサードまでは韓国代表歴のあるボランチコンビ、キャプテンのイ・ユヒョンとソ・ミヌを中心に細かなパスを駆使して攻めてくる中、高さも生かしながら最後の最後で仕留めてくるのはキム・ゴンヒらである。特に前半は神戸も江原のパスワークには苦しめられており、広島としても武器であるハイプレスを生かしながらどう対応するかは一つのポイントだ。
広島はここまでACLEは1勝1分1敗。MD3・蔚山HD戦の敗戦で順位をラウンド16進出ギリギリとなる8位へ下げてしまった広島だが、まだリーグステージは今節を入れて5試合残っている。ホームで戦う江原FC戦は、何とか勝点3を奪って上位に食らい付いていきたいところ。アグレッシブなプレッシングスタイルで相手を上回り、勝利を目指す。
今回も難敵との戦いとなる。昨季は日本でもお馴染みのユン・ジョンファン監督の下、K1リーグでクラブ史上最高成績となる2位の成績を収めてACLE初出場を果たした江原FC。元韓国代表ストライカーのチョン・ギョンホ監督を迎えた今季はACLE初参戦ながらも、ここまで2勝1敗でリーグステージ3位につけるなど、アジアでも高い実力を見せている。特に10月22日のMD3・神戸戦では、圧巻の攻撃力を発揮。前半に3得点を奪った江原FCは、後半になって同点に追い付かれたものの、最後の最後で勝ち越す粘り強さを見せた。蔚山HD同様、後方からのテンポの良いパスワークで鋭い攻撃を仕掛けてくるチームではあるが、韓国のクラブらしく全体的にフィジカルの強さもある。神戸戦の4得点はすべてセットプレー絡みと高さも備えるなど、オフェンスの力は確かである。
選手の質も高い。全体的に韓国の年代別代表経験のある選手を多く抱えている他、前線にはA代表経験もあり、札幌でプレーしていた187cmの大型ストライカーであるキム・ゴンヒが君臨。神戸戦の決勝点はCKから彼がもぎ取ったもの。アタッキングサードまでは韓国代表歴のあるボランチコンビ、キャプテンのイ・ユヒョンとソ・ミヌを中心に細かなパスを駆使して攻めてくる中、高さも生かしながら最後の最後で仕留めてくるのはキム・ゴンヒらである。特に前半は神戸も江原のパスワークには苦しめられており、広島としても武器であるハイプレスを生かしながらどう対応するかは一つのポイントだ。
広島はここまでACLEは1勝1分1敗。MD3・蔚山HD戦の敗戦で順位をラウンド16進出ギリギリとなる8位へ下げてしまった広島だが、まだリーグステージは今節を入れて5試合残っている。ホームで戦う江原FC戦は、何とか勝点3を奪って上位に食らい付いていきたいところ。アグレッシブなプレッシングスタイルで相手を上回り、勝利を目指す。
監督 試合前日コメント
スキッベ監督
まずは11月1日にルヴァンカップのタイトルをとることができて、今日もモチベーション高くトレーニングができました。ACLEではここ2試合勝てていない試合が続いています。江原FCはフィジカルに優れたチームですが、そういった相手に良いサッカーを見せたいと思っています。ルヴァンカップとACLEは別物ですので、次のラウンドに進めるよう良い準備をしていきたいと思います。相手もそうですが、明日は我々も3ポイントが必要な試合になりますので、そこを目指していきたいです。また、セットプレーも得意なチームですので明日をお楽しみにしてもらえればと思います。
チョン ミンギ選手
蔚山HD戦に続いて、韓国のチームとの対戦になります。江原FCは昨年のKリーグでも対戦をしているチームですが、とても強力なチームです。明日は広島の代表として、広島のために一生懸命頑張りたいと思っています。江原FCの印象としては、セットプレーが強いですし、攻撃的な選手も多くいますので、しっかりと相手の映像を見ながら攻略できるようにしていきたいです。そして、チームメイトと意思疎通を図りながら勝利を目指して戦いたいと思います。
まずは11月1日にルヴァンカップのタイトルをとることができて、今日もモチベーション高くトレーニングができました。ACLEではここ2試合勝てていない試合が続いています。江原FCはフィジカルに優れたチームですが、そういった相手に良いサッカーを見せたいと思っています。ルヴァンカップとACLEは別物ですので、次のラウンドに進めるよう良い準備をしていきたいと思います。相手もそうですが、明日は我々も3ポイントが必要な試合になりますので、そこを目指していきたいです。また、セットプレーも得意なチームですので明日をお楽しみにしてもらえればと思います。
チョン ミンギ選手
蔚山HD戦に続いて、韓国のチームとの対戦になります。江原FCは昨年のKリーグでも対戦をしているチームですが、とても強力なチームです。明日は広島の代表として、広島のために一生懸命頑張りたいと思っています。江原FCの印象としては、セットプレーが強いですし、攻撃的な選手も多くいますので、しっかりと相手の映像を見ながら攻略できるようにしていきたいです。そして、チームメイトと意思疎通を図りながら勝利を目指して戦いたいと思います。
ゲームレポート
紫軍団がホームで意地を見せる結果となった。
ルヴァンカップ決勝から中2日。連戦による疲労からか前半の広島は江原FCの攻略に苦戦した。広島らしく相手を押し込んでサッカーを展開するも、なかなかペナルティーエリア内では崩すことができず我慢の展開に。前半の終盤になって川辺駿がミドルシュートを放てば、シャドーの加藤陸次樹や左サイド・菅大輝らが果敢にゴールを狙って行ったが、決定的なチャンスを作ることなく0-0でハーフタイムを迎えた。
すると、後半に向けてミヒャエル・スキッベ監督は大きく動いた。「簡単にボールを動かすこと。もっと前から行っていい。自信を持ってサッカーをやろう」と選手に指示を送った指揮官は、一気に3枚替えを敢行。菅、新井直人、前田直輝を下げて、中村草太、中野就斗、ジャーメイン良を入れて、勝負に出た。
後半開始直後には、そのジャーメインのパスに抜け出した加藤が決定機を迎えるも、左足で放ったシュートは惜しくも枠外。さらに攻撃に勢いを出そうと、58分にヴァレール・ジェルマンに代えて木下康介を投入して高さも加えた広島は、63分、ついに江原FCゴールをこじ開けた。相手DFのバックパスを拾った加藤のシュートは相手GKに防がれたが、2次攻撃からジャーメインのボレーのこぼれ球を再び加藤が詰めて先制。貴重なリードを奪うことに成功した。
だが、試合はそう簡単に進まなかった。69分、佐々木翔が2枚目のイエローカードを提示されて退場。10人となった広島は、最後の交代枠で加藤を下げて東俊希を入れ、佐々木のポジションの左CBを託した。
そこからは粘り強く耐え凌いだ。一人多い江原FCに押し込まれ続ける我慢の戦いとなったが、ゴール前では集中を切らさず奮闘。後半アディショナルタイムの江原FCの直接FKではクロスバーに直撃するあわやの場面があったものの、最後まで1点を守り切った広島がACLE初戦以来となる勝点3を奪った。
ルヴァンカップ決勝から中2日。連戦による疲労からか前半の広島は江原FCの攻略に苦戦した。広島らしく相手を押し込んでサッカーを展開するも、なかなかペナルティーエリア内では崩すことができず我慢の展開に。前半の終盤になって川辺駿がミドルシュートを放てば、シャドーの加藤陸次樹や左サイド・菅大輝らが果敢にゴールを狙って行ったが、決定的なチャンスを作ることなく0-0でハーフタイムを迎えた。
すると、後半に向けてミヒャエル・スキッベ監督は大きく動いた。「簡単にボールを動かすこと。もっと前から行っていい。自信を持ってサッカーをやろう」と選手に指示を送った指揮官は、一気に3枚替えを敢行。菅、新井直人、前田直輝を下げて、中村草太、中野就斗、ジャーメイン良を入れて、勝負に出た。
後半開始直後には、そのジャーメインのパスに抜け出した加藤が決定機を迎えるも、左足で放ったシュートは惜しくも枠外。さらに攻撃に勢いを出そうと、58分にヴァレール・ジェルマンに代えて木下康介を投入して高さも加えた広島は、63分、ついに江原FCゴールをこじ開けた。相手DFのバックパスを拾った加藤のシュートは相手GKに防がれたが、2次攻撃からジャーメインのボレーのこぼれ球を再び加藤が詰めて先制。貴重なリードを奪うことに成功した。
だが、試合はそう簡単に進まなかった。69分、佐々木翔が2枚目のイエローカードを提示されて退場。10人となった広島は、最後の交代枠で加藤を下げて東俊希を入れ、佐々木のポジションの左CBを託した。
そこからは粘り強く耐え凌いだ。一人多い江原FCに押し込まれ続ける我慢の戦いとなったが、ゴール前では集中を切らさず奮闘。後半アディショナルタイムの江原FCの直接FKではクロスバーに直撃するあわやの場面があったものの、最後まで1点を守り切った広島がACLE初戦以来となる勝点3を奪った。
監督 試合後コメント
■ミヒャエル・スキッベ監督
「前半は特に攻撃という点において、あまりいいできではありませんでした。後半は相手にプレッシャーをかけてたくさんチャンスを作ることができたと思います。ゴールも非常に嬉しかったです。
アンラッキーなイエローカードで 10 人になりましたが、我々がすごくファイトした良い試合だったと思います。今日の3ポイントは順位を上げる上で非常に大きかったです」
■加藤陸次樹
「ルヴァンカップの決勝から中2日でタフな試合になりました。前半、思うような流れにならないなか、前の選手が得点できると流れをガラッと変えられたと思うので、ゴールやアシストでチームを救えたら良かったなと思っています。
後半、少しずつ広島の流れになってきて、そのタイミングでゴールを決めることができました。少しでもチームに貢献できたことを嬉しく思います」
「前半は特に攻撃という点において、あまりいいできではありませんでした。後半は相手にプレッシャーをかけてたくさんチャンスを作ることができたと思います。ゴールも非常に嬉しかったです。
アンラッキーなイエローカードで 10 人になりましたが、我々がすごくファイトした良い試合だったと思います。今日の3ポイントは順位を上げる上で非常に大きかったです」
■加藤陸次樹
「ルヴァンカップの決勝から中2日でタフな試合になりました。前半、思うような流れにならないなか、前の選手が得点できると流れをガラッと変えられたと思うので、ゴールやアシストでチームを救えたら良かったなと思っています。
後半、少しずつ広島の流れになってきて、そのタイミングでゴールを決めることができました。少しでもチームに貢献できたことを嬉しく思います」
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