サンフレッチェ夢・チャレンジ大使に、JAXA「はやぶさ2プロジェクト」のマネージャーである津田雄一様が就任

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 世界で初めて小惑星内部の岩石の採取に成功したJAXA(宇宙航空研究開発機構)の探査機である『はやぶさ2』は、2020年12月に小惑星の岩石を格納したカプセルとともに地球に帰還し、日本中に大きな感動をもたらしました。

 その『はやぶさ2プロジェクト』のプロジェクトマネージャである津田雄一様が、このたび『サンフレッチェ夢・チャレンジ大使』に就任されましたのでお知らせいたします。

 『サンフレッチェ夢・チャレンジ大使』は、「夢を追いかけること」や「チャレンジすること」、そして「国際平和」の大切さをサンフレッチェ広島とともに発信していく大使です。

 安芸高田市のお生まれでサンフレッチェ広島とゆかりのある津田雄一様が、サンフレッチェ広島の目指すスポーツ振興を通した青少年育成及び国際親善や、サッカーにおける「挑戦」「努力」「チームワーク」「困難の克服」等の宇宙開発と共通の価値観に賛同されたことから、このたびの大使就任となりました。
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津田 雄一(つだ・ゆういち)様 プロフィール

■生年月日1975年6月26日
■出身地
神奈川県(広島県生まれ)

■所属
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 教授、はやぶさ2プロジェクト プロジェクトマネージャ

■略歴
2003年    東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 博士課程 修了
       同年、JAXA宇宙科学研究所 助教
2008-2009年  米国ミシガン大学およびコロラド大学ボールダー 客員研究員
2009-2013年  小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」サブチームリーダー
2014年     JAXA宇宙科学研究所 准教授
2015年~現在  はやぶさ2プロジェクトマネージャ
2020年~現在  JAXA宇宙科学研究所 教授

いまや世界中で作られている「キューブサット」と呼ばれる10cmサイズの超小型衛星を世界で初めて開発。はやぶさなどを打ち上げた「M-Vロケット」の開発、小惑星探査機「はやぶさ」の運用などに従事、また、ソーラーセイル宇宙船「イカロス」のサブチームリーダーとして、世界初のソーラーセイル技術の実現へと導いた。小惑星探査機「はやぶさ2」の開発にあたっては、プロジェクトエンジニアとして技術開発を指揮。2015年より、はやぶさ2のプロジェクトマネージャとして、小惑星のサンプル採取と地球帰還を成功させた。

■備考
「はやぶさ2プロジェクト」の詳細についてはJAXA様のホームページをご参照ください
https://www.hayabusa2.jaxa.jp/

本件について、津田 雄一様のコメント

 このたび『サンフレッチェ夢・チャレンジ大使』に就任しました、JAXAの津田雄一です。
 私は生まれが広島県の安芸高田市であるというご縁から、仙田社長より大使就任の依頼をいただきました。

 私自身は神奈川県育ちではありますが、親の実家が広島ですので、子供の頃には親の帰省でよく広島にも帰っており、自分の田舎は広島という感覚を持っております。そういった背景もあり、大使の依頼が届く前から、私はサンフレッチェ広島を応援しておりました。

 サンフレッチェ広島から大使就任の依頼を受けたときはうれしく思いましたし、仙田社長から広島のサッカーの歴史やサンフレッチェ広島が目指すものを手紙で熱くお伝えいただき、サンフレッチェ広島の目指すスポーツ振興を通した青少年教育及び国際親善や、サッカーにおける「挑戦」「努力」「チームワーク」「困難の克服」等の宇宙開発と共通の価値観に賛同しましたので『サンフレッチェ夢・チャレンジ大使』に就任させていただくこととしました。

 3年後には広島市中心部に新スタジアムが完成するとお伺いしました。これは、広島の復興、平和の象徴になることから、惑星探査そのものが目指す国際平和に通じるものだと思います。

 今後は大使として、サンフレッチェ広島の活動に協力し、夢を持つことやチャレンジすることの大切さを一緒に伝えていきたいと思っています。

 特に子供たちに、挑戦することの大切さを語りかけ、合わせて、サンフレッチェ広島さんのご存在を通して、宇宙を研究していくことの意義を広く、理解を深めていただけるようにしていきたいです。

本件について、仙田信吾代表取締役社長のコメント

 サンフレッチェ広島は、団結心、平和希求の観点で志を同じくできる方を必死で探し求めていました。
 津田雄一様は、「はやぶさ2プロジェクト」のプロジェクトマネージャとして、個々の力量を向上させたうえで、優れたコミュニケーションによって助け合い、チームワーク、団結心を醸成し、日本を惑星探査の世界トップに躍進させられました。 

 このプロジェクトでは、独仏のロボットも搭載して「りゅうぐう」に着陸させ、NASAはじめ世界が追尾に協力し、コロナ禍の豪州に着陸させました。まさに国際協調、協力の象徴であり、そのことは、新スタジアムに響く歓声に復興と平和の思いを希望するサンフレッチェ広島が目指す姿そのものです。

 そして、米中に比べて予算的に不利な日本が、このプロジェクトで世界一を極めたことが、育成型とは美辞麗句で実態は厳しい経営を強いられ、大いなる工夫でビッグクラブに伍している私たちそのものに思えます。

 津田雄一様こそが、団結心、平和希求の観点で、私たちと同じベクトルを向き、そのうえで、世界一を極めた方です。『サンフレッチェ夢・チャレンジ大使』へのご就任に心より感謝申し上げます。

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