トルコキャンプ7日目

チーム

今シーズン2試合目となった“実戦”も手応えを掴むゲームでした。
ブルガリアリーグで首位を走るCSKAソフィアとの一戦。
試合前にはミヒャエル・スキッべ監督が「ブルガリアリーグで首位に立つ強いチーム。みんなにとって良い経験になると思う」と選手へ伝えるなど、なかなかできない欧州の強豪との戦いは、まさに自分たちの現在地を知る試合となりました。

もっとも、前半はやや押される展開でした。
試合形式は45分×2本。
サンフレッチェは前半と後半でメンバーを総入れ替えした中、1本目は最終ラインを高く設定して全体をコンパクトにして戦ってきた相手の組織をなかなか攻略することができず、シュートまで持ち込めない展開に。
ハードなプレスにも苦しみ、途中でボールを奪われては、相手のスピーディーなカウンターやサイド攻撃を許して押し込まれる難しい戦いとなりました。
それでも最後の局面では最終ラインを中心に粘り強く対応し、無失点で凌いで前半は終了。
さすがブルガリアリーグで首位に立つ強さを感じました。

ただし、後半はサンフレッチェが一気に盛り返しました。
前線からのアグレッシブな守備が機能して序盤からゲームを支配。
相手にほとんどシュートまで持ち込ませない圧巻の内容でゲームは推移し、攻撃ではテンポの良いパス交換からチャンスを作り出していきます。
何度かゴールネットを揺らしながらも、チーム全体が頭を抱えるオフサイド判定に苦しめられましたが、焦れずに攻撃を繰り出し続けた成果が実ったのは88分でした。
ゴール前で東俊希選手のパスを受けた松本泰志選手が冷静に決めて決勝点。
今季2試合目で初勝利を挙げることができました。

トレーニングマッチとはいえ、ブルガリアの強豪相手に結果を出したスキッべ監督は、「自分たちのサッカーである早いパスを繋いでいく試合ができれば、十分にヨーロッパでもやれるというレベルを示せたと思う」とコメント。
確かに欧州のチーム相手でも広島の選手たちは気後れすることなく勇敢に戦い、自分たちの力を出すことに注力。
その結果、勝利を掴み、内容面でも「全体的に良いゲームができた」と指揮官も手応えを口にしました。
もちろん、まだまだ課題もありますが、着々とチーム作りが進んでいるのは確かなこと。

この経験も力に変え、今後さらに成長を目指していきます!

トルコキャンプ7日目


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